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 世の中のニュースへの意見や、サムライの仕事はどういうものかなど、自分の興味あるものについて書いてるよん。

 言い訳がましさ、

2018-09-13 |  サムライあれこれ、

 これまた他の士業のことで(笑)

 なかば同業者でもあったりそうでなかったり、いろんな士業と仕事をすると、そこもやはりいろんな個性が出る。

 特にひとつの会社やら案件やらについて一緒にやるとか情報を交換し合うとか、そういうことがある場合、それが「仕事」ゆえに、その責任やらそれぞれのやる分野、業務というものがあったりする。
 仕事の流れ自体については以前も書いたことがあるけど、そのやりとりの過程でもカチンとくることだったり(笑)、「お、融通きかしてやってくれるんだな」、「頭がきれる人だな」とうかがえたり、いろいろだ。

 そこで、そのやりとりの過程で、いかに自分に責任がないと主張したいとか、わからん方の立場にならず困ったようなことをストレートに言うやつがいる。

 たとえば、「そんなの聞いてなかった」、「いや、初めて聞いたんで・・」と、変にそのあたりを強調するやつ、とか。

 うん、そらそうやろう、こちらも初めて言ったんだから。
 そこをあえていちいち「聞いてない」、「初めて聞いた」と、言い訳がましいように、自分に責任かなんかがないようにまず言ってくる。

 というか、別にこちらも今初めて言ったことを、あえてこちらから「なんで知らんの?」なんてその相手にいちいち言うわけでもないんやから、そんな「聞いてない」とか「初めて聞いた」とかそんなことも言わんでよかろう。
 自分が聞いてなかったから責任はない、あらかじめの対応なんてできっこない、って変に強調して暗に言ってるようでこちらも耳に障る。

 俺が言いたいのはそんなこっちゃないし、そいつの思う内容や予想してたことだけですべての案件の情報を提供できるわけでもない。
 そういうのもよくあることで、それについていちいちそんな一言はいらん。

 別にそれでこちらは、その相手を責めるつもりもないしそいつに責任のことなどを言うつもりもない、とにかく現状の情報交換の意味合いで話してるだけだ、それなのに、そんな返し方をされると、なんかうっとうしくもなる。
 「そんなんいいから、俺が言ってること、わかったか?」と。
 「なんなら責任は俺がとるから、おまえはこの現状をふまえておまえの分野のことをやれるだけやってくれたらいいから」と。

 またたとえば、「今になって言われても」とか「あとになって言われても」とかで返してくるやつ。
 いつ言おうが、こちらは「今」言っとんねん、と。
 もっと言えば、俺もその案件のそういうことについてついこの間知ったことやねん、と。

 そいつの予期するタイミングであらかじめ伝えられることも完璧でないこともあろう。
 なんで相手にそう情報の完璧さを求めて、あとからわかったことで情報をシェアしてそう言われなあかんねん、と。

 いやね、「え、聞いてなかった、知らんわあ」とか、「え、そんなん、前もって言ってきてよー」とか、そういうことはあるにはある。
 内心そう思うことは確かにある。

 でも、それを露骨にそう言うかどうか、そしてその言い方や表現で、その人の仕事に対するスタンスとか相手のことまで考えての配慮とかがあるかがわかる。

 俺らのそんな話で、士業同士だからまだいい。
 それでも、お互いの分野が違えば素人同士でもある。
 どのタイミングでどの情報がどういるか、それが顧客なり紹介元なりからの情報の内容がそうなら、それはそれで対応して「仕事」にしていくのも俺らの「仕事」だ。
 それを、聞いて逐一そんな一言を言われるとメンドくさい。
 ただそう伝えた俺が悪いのか、と。
 まして、周りからのそういった情報は、そういう相手もわからんで言ってきたこと、「今さら」でもそのタイミングで知らせてきたことで、なんの情報をいつのタイミングでシェアしたらいいかなんてわからんこともあるし、それこそそういうので顧客から初めて聞くこともある。
 それをたまたま士業同士でシェアした時に、それでその伝えた相手からそう言われるのもなんかハラたつというか、ストレスになる。

 こちらが初めて言ったことでおまえに責任なすりつけるつもりもないし、対応が遅くなってもしゃーないってわかってるから、と。
 いちいち弁解やら言い訳なんかせんでいい、あとから聞いたことであれなんであれ、おまえができる範囲で対応してくれたらいいから、と。
 そういうことは俺らのやりとりだけではなくて普段からもあり得ることなんやから、と。

 どんだけビクビクして責任やら情報の完璧さを期待してんねん、と。
 そんなんですべてがうまいこと情報がそろって無難に仕事ができることばかりでもなかろうし。

 そもそも、そういう士業のやつは、自分の顧客にもそういうことを言ってるのか。
 潜在的にそういう意識なり感覚があるから、ふと一言そういうコトバもよく言ってるのかもしれん。
 それでも、そう言われた方は、変にそういうコトバでカチンときたり気分を害したりすることはないのか。
 でもそういうことを平気で、無意識で言うやつもいる。

 伝えるこちらサイドはまったくそんなつもりがなくても、そういう士業は、変に、屈折してそう受け取ってるとそんな返し方になる。
 士業同士だと、「もうコイツと仕事したくないわ」とも感じさせる。いつどんな情報を提供したらいいか、こっちがさらにその士業にも気を遣わなあかんようにもなる。
 
 ホント、他にも頼める士業はいる、同じことができる士業はいる、そんななかでせっかく声かけてもらい案件をもらってやっていく過程でそんな意識やらコトバやらでやってっても、一緒にやる側、情報を提供する側としても窮屈に感じてしゃーない。
 やりにくい。

 で、そう返してくる側は、当然「仕事を紹介してもらう」、「情報をシェアしてもらう」側だったりもする。
 だから、「仕事をいただいてる」立場ゆえ、自分の仕事や分野で「自分のせいではない」、「自分が悪いわけではない」、「だって、今聞いたんだから」、「それで自分の評価を下げたくない」ってな意識が伝わる。
 それでそんな一言につながる。

 いや、そうじゃない。
 問題はそんなことじゃない。

 誰もそんなことは意識してないし、そういうことを言いたいわけでもない。
 しゃーないもんはしゃーない、情報が遅れたりあとになって初めて言われることもあろう。
 でも大事なのは、そういう時の返し方や対応の仕方で「一緒に仕事して心地いいかどうか」だ。
 
 言い訳がましくあれこれ一言一言余計に言わんでもいい、できるのかできんのか、それならどう対応すべきなのか、そういう回答が欲しいだけだ。

 特に士業同士とかではなく顧客相手なら、手続きに素人の顧客からランダムに情報が来ることもある。
 そこでその顧客にそんなふうに露骨に言えるか、と。
 「いや、初めて聞いたんで」とか、「いやあ、あとから言われてもー」って。
 印象はよろしくないやろう。

 それを、もし、あとで言われたら困ることがあれば、あらかじめ自分から聞いておくのもひとつでもある。
 それも場数を踏んで経験を積んでないとそんな感覚もわからんかもしれん。

 ・・でも、そんな変な返し方をしてくるやつは、たいてい「余裕がない」とか「自信がない」ようにも映る。

 俺も、さっき書いたような、「知らんがな、聞いてないわ」とか「もっとはよ言ってよ」って思うことはある。
 でも内心そう思ってても、そこでの対応で、その相手にもうちょい印象を損ねんように返し方を考えられないものか、と。

 余裕がないから、自分のことばかりで、それでいて自分のせいではないって潜在意識も働いてそんな一言につながってるような気もする。

 そういうとこでも意識するとこ、気を遣うとこが間違ってる。

 初めて聞いた、ってことでも、それをいちいちコトバに出さんでもいいやんか、「え、そうなんですかー、それではこうしましょうかー」って、その情報に合わせて余裕をもって返せんものか。
 あとから言われた情報に対しても、それをいちいち「あとから言われてもなあ」みたいに言わんでも、「ありゃ、そうだったんすかー」って流して対応したらえーやん、と。

 なんにせよいちいち余計な一言で返されると、そう言ってしまったこちら方が悪いような、悪く言われてるような、そんな気分を害するような雰囲気にもなる。
 それなら「もうコイツとは絡みたくない」とも思う。
 一緒に仕事をする気にならん。

 俺はせめてそこは考えて対応したい。
 そもそも、それも、わざわざ口に出して言うことでもないのに。

 相手は悪気なくそのタイミングやそのネタを初めて言ってきただけなんだ。
 それぞれの分野ではお互いが素人でもある。
 そんな自分の思うようにいかないのも当たり前でもある。

 そんな時に、仕事のやり方や気持ちに余裕がないからそんなふうに自分に責任がないように暗にアピールしたり、自分の段取りが狂うから暗に相手を責めるような表現になったり、なんかそういうのが多い人はそんなことがうかがえもする。
 アホなやつは、そういうことでメールとか文章とかでもあえてそう書いてくる。

 それでいて、「自分に落ち度はない」と言いたい、イコール、「みなさんに自分をできないやつだ、なんて思われたくない」みたいな意識があって自己防衛(?)のそんな一言が出るのもあると思う。
 そういうのもいらんやろ、向ける意識の方向が間違ってる。

 友達同士とかやたら仲のいい仲間ならまだしも、そうではない、まして「仕事を紹介してもらって一緒にやる関係で」のそういう一言は印象を損ねるし、今後もやりづらくも感じさせる。
 でも、確かに今回俺が例としてあげたケースでの人は、仕事も気持ちも余裕がなくて、それでいて自分の印象を損ねないように、固く、まじめに丁寧にやろうとしてる。
 それでも、そこまで石橋をたたくように慎重にやりつつも、時間がかかったりリアクションが遅かったりもする。
 どないやねん、肝心なポイントは抜けててどこにどう意識を向けて仕事してるのか、と。
 そういう仕事がないとやっていけない士業の仕事でもある、相手あっての仕事でもある、俺もそうだしそれぞれそうでもある、それならせめてやりとりの過程ではお互い気持ちよくやっていきたいやろ、と。

 だがしかし、そういうやつはまず、ホント、気を遣うとこや神経遣うとこを間違ってるし、周りと噛み合ってない。
 そこまで違う方向で一応でも丁寧なように対応する感覚があるなら、そんな一言を減らせばいいのに。

 士業という以前に、仕事という以前に、「人」としての印象で、そんなやりとりから垣間見えることもあって、そこで「一緒にやるやりやすさ」が決まることもある。

 そこで、そんな返し方を逐一してくる相手と、頻繁にやりとりして情報交換しながら一緒に仕事をやっていけるか、と。

 俺個人も自分の仕事自体を、自分がストレスにならんようにうまいこと回していっても、周りとの絡みでそういうことでストレスになることもある。
 それでも、そういう案件を紹介するのも俺の裁量で決められるとこもある。
 それなら「もうコイツには頼むまい」と割り切るだけだ、それでソイツは困るかもしれんが俺は困らん。
 そういうしょーもない、余計なことで余計なストレスも感じたくない。

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