最近一気に寒くなってきた・・・夏は夏で暑くてイヤだけど、冬は冬でこれまた寒くてイヤだな~・・・。
さて、社労士はいろんな仕事ができるけど、そのうち、「助成金」についても相談に乗ったり申請したりできる。
書類を扱う仕事で、「助成金」の申請は、比較的重いというか難しいような部類の仕事だと俺は思うし、よく要件や要領をわかってないとつまづくこともある。
それがおもしろくもあり、怖くもある。
俺もいろんな助成金をやったわけではないし、申請する予定の顧客の(勝手な)対応が原因で申請までできなかったこともある。
でもだからこそ、助成金や奨励金が数十万円でもおりたらうれしいし、それで成功報酬で報酬をもらえるとこれまたうれしい。
報酬も、他の社保や労保の書類の仕事よりはもらえるし、まとまってそれだけの額を堂々と請求できるから気持ちもいい。顧客としても、助成金や奨励金で数十万円(時には百数十万円)入ってくるんだから、俺らから多少請求されても一応は払ってくれるし。
顧客から「支給決定通知書が来たよ~」と報告が入るとうれしい。うれしいというか、ホッとする。
そんななか、そういう手続きをしてた社労士が懲戒処分されたと最近来た会報に載ってた。
なんでも、助成金の支給決定通知書を偽造したらしく、不正が発覚したあともあれこれ言い訳したり虚偽の証言をしてさらに怒られたらしく。
以前も、だいぶ前だけど、行政書士が許可通知書を偽造したとか、そういうこともこのブログに書いたけど、俺もこういう仕事をしてて、まず、役所から出る書類は偽造したところでそのままいくわけがないと思う。
もちろん、“偽造”自体いけないことだけど、許可の通知書なら、その許可の番号はどうする?どっかで絶対支障が出る。
助成金の通知書なら、支給決定の通知書を偽造したって、実際に助成金がそれでおりるのか?
そういうあとさき考えずに目先のごまかしだけで偽造したっていいことない。
そんなん、わかりそうなもんだけどな~。
もちろん、再度書くけど、うまくいく、いかない以前に、そういうことはもともとするべきじゃないんだけどさ。
それでその社労士は、「1年の社労士業務の停止」だと。
割に合わん。
っていうか、そこまでしてごまかしたって、どうせバレるんだし、突っ込まれたら困るのは自分なんだからさ~。
グレーなとこはグレーなとこで、それでも適正に持ってってやんないと、結局“悪いこと”をしてごまかしていくことになる。
そういう小手先ではごまかしきれない。
まして本来役所から出る書類を自分で作るなんて、ホント、そんなヒマとか技術があるなら、まともに申請すればいいのに、とも思う。
いろいろできる権限があるだけに、悪いこともしやすいサムライ業。
それは社労士に限らず、行政書士でも司法書士でも、税理士でもそう。
まずはサムライ自身、ちゃんと法律やら常識やらを守ってやってく自覚が必要だな、と。
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