振り向けば大宮の夜が明ける。 少し変わった角度から眺めるの!

大宮在住。
伸び行く大宮市、
その時々の目に留まったことなどを楽しくユーモアも交えて
書きたいと思います。

ショーペンハウワーの幸福について

2019-06-27 12:41:44 | ブログ
現在こそ唯一の現実的で確実なものである、

それに反して未来はほとんど決まって我々が

想像していたのとは異なってくる。








それどころか過去だって我々の想像とは

異なっていた。


そして未来も過去も生涯を通して見れば、

見かけほどたいしたものではない事を夢

にも忘れないように。


肉眼で見ると実際には小さな対象なのに、

心の眼で見ると対象は大きくなってしまう。




真実なのは現実なのは、現在だけである。

現在こそは現実の充実した時であり、

我々の現実の生活はただ現実の今の中に

ある。










過去における希望の挫折や未来に対する憂

慮の為に、この現実の一時を気まずいもの

にしてはならない。




過ぎた事に腹を立てたり、未来の事を心配

してせっかくの楽しい現在の一時を退けた

り、この一時を台無しにするのは、全く愚か

な話である。



心配をする事はもちろん、悔恨に暮れるにも

、一定の時のみを充てるがいい。


ともかくある程度の一時が与えられれば、

意識的にこれを享楽するのが良いのだ❗








出来てしまった事は、

どんなに心が痛んでも、

今は過ぎた事としておこう。


どんなに辛くても、

はやる心を静めよう。


未来は神の御心にあるのだ❗








災厄というものは、ただ起きるかもしれない

がその数は非常に少ない。



起きる事は確実でも、起きる時期も不確実だ

が、いちいち相手になっていては、

心は一刻も休まらない。



だからこの不確実な事から生活の平和を

守る為には、災厄は絶対にそう直ぐには

やってこないと恐怖の念を取り去り心が休

まる事を思う習慣を身に付ける事が大切だ❗








今日という日はただ一度限りで二度とは

こない。


明日はまた明日で一度しか来ない別な一日

なのである。


一日一日が人生の主要な部分である。


という事を肝に銘じて、いつも意識して

いれば、より良く現在を評価し楽しめる。



旅人が丘の上にたどり着いて初めて、

今まで歩んできた曲がりくねった道全般に

見透しがつき認識ができる。


我々も生涯の終わりには、

全生涯の終わりのある時期には、自分の残し

た全実績の真の関係、その細かな一貫性や脈

絡、そしてその価値さえ認識するのである。









今の現在は過去の中へまさに移り行こうと

している。


神々しい過去の中へ繰り込まれた後には、

恒常不滅の光明に包まれて末永く記憶に

留められ、

苦難が来たときには、


その記憶があなたの大いなる神になるで

あろう❗









ここまでのお付き合い誠にありがとう

ございました。

ショーペンハウワーの[幸福について]

光明な癒しで包んでくださる猫ちゃんが

のぞき見を致しました。




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