「ハナミズキよ」
「ハナミズキですか? このお家の前だけ特に赤いですね。」
「そうか、ここは特に日当たりが良いのね。」
「写真撮りましょう」知らない方と二人でパチリパチりやっていました。
「あんなに真っ白い綺麗なお花をたくさん咲かせるハナミズキが秋には紅葉に
なるんですか?おまけに可愛らしい赤い実までつけて。」
「ね〜〜。」
「ね〜〜。」
と見ず知らぬ二人で妙に息が合い感心しながら大きな木を見上げていました。
ところは大宮の盆栽町、氷川神社ももうちょっとしてからね。
まだ紅葉さんが待機してるわ?
今年は暑かったからかしら?
久しぶりやなあ、中一年空けたから、2年ぶりやで、懐かしいがなこのカリン。
覚えていまっせ、もちろん!
もうなんで、おじさん言葉が出るん?
う、移ったわ。
一見梨に見えるけど、それはナシよ。
実が大きくなるのかしら、それともこのままの小さいサイズ?
それにしても、このカリンの木の葉はとても綺麗で強そうね。
家にもカリン果実の酢漬け、焼酎漬けがあるわ。
花梨・カリン
推定樹齢100年ってあるわ?
それなのになあに、この薄くて深さのない鉢は。
この木肌を見てよ、おサルさんも滑る木みたい。
硬そうね。
イチ、ニイ、サン、シッと? もうないかなあ。
なんでこんなに可愛いのかしら?
この果実の色がオレンジ色だったら、もうたまらないわね。
アッ、もう一つカリンの木がある。
でもこの木は実が全くなっていない、どうしたのかしら?
凄いこの心使い。
石というより岩の上に木製の敷物が敷いてあります。
根さんたちが凍えないように!
そうね、夏の間にたっぷりと太陽のお恵みを吸収しちゃって、
覆い茂っていることこの上ないわよ。
私の名前は、ヤバイです。
もう枯れて落ちていきます。
失礼を致しました、「野梅さん」
では大宮盆栽美術館の裏口から失礼を致しマッス。
もうちょっとかかるかな?