こんにちわ、おっかないおじさま、ショーペンハウワー氏の忠告が今回も行きますよ。
薬草は苦く、少しだと効き目は抜群よ❗
今回は文体が懐かしく面白いので原文のまま流します。
🔵若者は、深く検討もしないで、世界は享楽されるために存在するので、
世界は積極的肯定的な幸福の宿る所なので、その幸福を取り逃がす人は、
要にこれを物にすることの出来ない腕のない人なのだと考える。
若者はのこうした考えが小説や詩によって強められ、世間一般どこでも外見上の見せかけ
を利用して行われている偽善的粉飾によっても強められる。
(たこ壺の中に入りたい)
こうなってからの生き方は、積極的な享楽によって織り成されたものと考えられる積極的
な幸福をめざして多少とも思慮深く行われる追求の生活である。
身は危険に曝(さら)されるけれども、この危険を賭(と)してみなければわからない。
このありもしない獲物を目指す追求は、
極めて現実的、積極的な不幸を招くのが常である。こうした不幸が苦痛、苦悩、疾患、
損失、憂慮、貧困、恥辱、その他無数の敵となって現れる。
(ただ今全世界が悔恨していますう)
幻滅を感じるけれども、
時すでに遅し❗
🔵人は苦悩のない間は、平地に荒波を立てる欲望が全然ありもせぬ幸福の幻影を誠の
ようにひけらかして私達を誘惑し、そしてこれを追わせようとする。
そのために私達は否認する余地もなく現実的な苦痛を自ら(みずから)招き,
その結果、ふとした出来心で失った楽園のように、今は過去のものとなった苦痛のない状態
の喪失を痛み、昔に返す方法がないかなと思っても、早どうする事も出来ない。
まるでこれは、欲望の幻影を用いて、現実の状態である苦痛のない状態から絶えず私達を誘き
出そうとする悪魔がいるのではないかと思うくらいである。
楽天主義が手伝ってこの真理を見損なうのが、重ね重ねの不幸のもとである❗
一生の計画を立てる上で、現実的な目標とは、苦悩の回避、すなわち欠乏、疾患、
そのほかのあらゆる困難の除去を目標とすれば良い結果が得られる。
良薬は口に苦くても良く聴く効く。
服毒、いや服用いたしまする。
ショーペンハウワー
幸福について
橋本文夫訳
A 一般的な見解と忠告
エッ、航空代がダンピングになったらハワイへ行きたい。
楽園へ行きたい。
いいでしょ?マスクがあれば?😱