振り向けば大宮の夜が明ける。 少し変わった角度から眺めるの!

大宮在住。
伸び行く大宮市、
その時々の目に留まったことなどを楽しくユーモアも交えて
書きたいと思います。

鐘塚公園天の川イルミネーション準備中!

2018-06-06 15:38:54 | ブログ








こんにちわ、ここはソニックシティの東側に位置する鐘塚公園、大宮駅の直ぐ近くです。
これから天の川スカイイルミネーションの小さな電球がびっしりついた長い紐を木々に巻き付けていきます。

とても細かい手作業で作業員の忍耐強さには関心をさせられます。
木々の枝は綺麗にカットされています。

人間のハンドの器用さに、またその必要性にコンピューターでは為せない物がここにあるのね。






























昭和63年、忘れられていた「鐘塚」の名を公園につけたのは、
当時の大宮市長で、さいたま市の名誉市民である馬橋りゅう二氏。

(りゅうは、「隆」のつくりの「生」の上に「ー」が入る。)

「その地にまつわる幻想の世界を、揺りかごに揺られ、お母さんの昔話を

聞くように語り継ぐ場であってほしい。この願いを込めて、鐘塚公園と
名づけた。」と、馬橋市長は、当時の「市報おおみや」で語っています。





























作業車のタイヤを見てください。
浮いています。


























戦国時代この辺りは幾度か戦場になったが、
ある日、旭坊(※寺院内の僧の住む建物の名称)にあった大鐘を
戦争のために供出するようにという命令がきた。
坊の主は坊宝である大鐘を出すことはできないと断ったが、

再三の命令に業を煮やし、鐘に大穴をあけて土中に
埋めてしまった。
それが鐘塚だという。











戦争が終わってから、坊の主がそこを掘ったが、
どうしたことか鐘は跡形もなくなっていた。











月日は流れて、ある時一人の農夫が仕事をしていると、
山の中から鐘の音が聞こえてくるので、山の中に入っていくと、
その鐘の音は地中から響いてくるもののようであった。

そこで音をたよりに山を掘ってみると、鐘はなく
可愛い女の子が泣いていた。

その子は、
「私は鐘の精です。ここに埋められた鐘は天国に昇って行きましたが、
私は人間としてこの地上に降ろされ、土の中に生まれたのです。」と言った。











農夫は、驚き不思議に思いながら、ともかくその女の子を
わが家に連れ帰り、鐘姫と名づけて大切に育てた。

鐘姫は美しい姫に成長したが、ある月の美しい晩に、
農夫に別れを告げて月世界へ旅立って行ってしまった。


その別れに姫が詠んだ歌は、


いざさらば 月の世に住む身なれども 忘れがたなき鐘が宿かな

どこか、竹取物語を連想させる伝説ですね。











資料はさいたま市広報ホームページよりいただきました。
有難うございました。










何千という電球がもうすぐに鐘塚公園の広場を天の川スカイイルミネーションとなって渡ります。
とても楽しみですね。









鐘塚公園の300m程南にある庚申神社の御神体は、
鐘姫が歌を書いた板戸であると伝えられ、氷川神社の御手洗池の
中の島にある弁天社は、鐘姫の霊を祀ったものだともいわれている
そうです。





写真の写りがいまいちでした、アハッ。






ここまでのお付き合い有難うございました。
またね。




















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