11/28、長いことお世話になった環境から去る日となりました。
気が付けば、2年7ヵ月も居てあっという間の期間であったことも確かです。
今日は一つの事柄を終えたので反省がてら何故今ここにいるのかを書いてみようかしら。
いつも思うのが、
どの現場に行っても必ず学びがあります。
技術は当然のことながら、
人として成長させてくれるのが間違えなく長く居た現場だと思います。
この現場に於いては思い出がたくさん詰まってます。
「新しく立ち上げるから、ヘアメイクとして好きにやってごらん。」
と、社長に言われたところこらのスタートでした。
初めは本当に体力的にも精神的にもキツかったです。
昼間会社員してからの夜ヘアメイクの仕事をやって、マネジメントをして…
疲れ果てていつも帰りの電車では寝落ちていたくらいだった。
現場では、
「話しかけなくていいから。」
と、初対面で背中を向けられたり、
環境の変化について行けなかった子に泣かれたりもした。
ただスキルを提供するのではなくて、
ただ聞いてあげるだけでもなくて、
たった一言でいいから前向きな言葉をあげたかった。
そこに損得は無くて、
何を求めたわけでも無くて、
ただただ自らがしたいと思っただけです。
そしてそれらの積み重ねから私で良かったと言って貰えた時に初めて良い経歴を積めたと実感しました。
有難いですね。
私はどの現場に行っても、
topスタイリストでありたいと思ってます。
これは私の師匠譲りの考えです。
必ずその現場にプラスを出せる人材で在りたいと。
三年前に、師匠が名古屋にセットサロンを出すことになって付いて行く予定が変わったことで一つの挫折を味わった経験があります。
彼の人柄や作品に執着していた分、暫く何も出来なくなったこと。
二年やったら引退しようと思ったこと。
色々です。
四年目に入った今、何故まだやり続けるのか?
それはただその先を見てみたくなったからです。
ハッキリ言って、私の作品なんてまだまだ先生の足元にも及びません。
それより日に日に差を付けられていると彼の新作を見る度に思うのです。
あの繊細で生き生きとしたものはまだまだ越えられない。
でも、いつもヘラヘラしながらも全て師匠から言われた言葉を思い出しながら作ってるのです。
ただ書いていただけで、
この仕事がさらにそして無性に楽しみになってきた。
早くやりたいな。
次はどんな現場に出会えるかしら。