感じたい女であるけど(笑)

もう50才なのに「何やってんだよ」という生き方してます。変な女が変な男と会った出来事。

Kさんとの後日談

2019-10-27 21:21:28 | 日記
前回の夜の食事をした翌日 午前9時くらいにKさんからメールがくる

彼には昨夜「明日は公休なんです」と伝えていた。

「今日は予定あるの?なければ また会いませんか?」
私はのんびり読書して過ごそうと思ってただけだったので
Kさんのお誘いにOKの返事をした。

とある商業施設で待ち合わせをした。私の買い物に付き合ってくれて
ランチは施設内のラーメン店でホルモンとニラの入ったピリ辛ラーメンを
食べた。会話は弾んだ。
が・・・・・・。
Kさんは緊張してるのか私と心の距離を早く詰めたいのか
私をからかう事を言ってくる。
「え?バブルの時 ディスコも行ったんだ!ワンレンボディコンでブイブイいわせてた?」と・・・。ただのオッサンが言うようなセリフに私の気持ちはゾッとした。

前にKさんにメールで「女性のファッションはスカートとパンツ どちらが好きですか?」と聞いてたことがあった。「あ、そういえば 前に聞かれてたこと スカートが好きで、ほら あそこの席に座ってる人が履いてるみたいな・・・」とKさんが言うので私はどの人か分からずキョロキョロしていたら いきなりKさんが後ろから私の肩をつかみ その女性が見える位置まで私の身体を引っ張った。
まだ好きでもない男性に体を触られたことに ものすごく嫌悪感を感じた。

(私にはKさんは無理!!!なんなの?知り合ったばかりなのに デリカシーのない男 もうイヤ)と思ってしまった。

帰宅してKさんに思ったことをはっきり伝えて 「交際は終了とさせていただきたいです」とメールした。1日半 返信が来なかった。「たった3回会っただけで、そこまで言われるとは思いませんでした。分かりました。終了しましょう。」とやっと返信がきた。
40才過ぎの婚活なんて 男女とも難しいと実感した。





「歪んだ愛」 4話

2019-10-27 21:03:26 | 小説
新しい職場での慣れない仕事をこなす毎日。
とにかく総菜製造の作業はスピードを必要とする。
早朝に出勤し お昼休憩をとる時間にはもう身体が痛いし
呼吸が荒くなってる・・・。
人間関係は良かった。パート仲間は皆優しい。
日本語がたどたどしいベトナム人も働いてる。
ベトナム人は女性ばかり 20代から30代前半
なかなかプライドの高そうな子ばかりで
慣れない私に少し態度が冷たいように感じた。
「わたしがおしえます。こっちへきて」と私の手を引っ張り、にこやかに仕事を教えてくれるベトナム人もいた。

私の姿を見て和也は時々「仕事は慣れた?」「そろそろ休憩に行ってくれば?」
「今日もお疲れ様」と笑顔で声をかけてくれた。和也は時々仕事でミスすることもあるらしく女性社員とベテランパートさんに少しだけバカにされてるような一面もあった。本人はあまり気にしていないようだった。

食品会社に入社して半年後 季節は冬1月 ある出来事がきっかけで
和也と私の特別な関係ができてしまう・・・・。

続く



「歪んだ愛」 3話

2019-10-26 19:59:57 | 小説
私は20才から様々な仕事を経験した。
デパート販売員 営業 デイサービスの介護士 保険外交員
メンタルが弱いくせにメンタルが強くないと勤まらない仕事ばかり

今度こそ平和に仕事が出来る環境に身を置きたいと思った。
人と競争すること 成果主義も懲り懲りだった。

そこで食品会社のパート職の仕事を見つけた。
週に5日 日に6時間以上働けて 有給休暇もボーナスもあり
地元の求人情報誌で今の仕事を見つけた。
株式会社ミヤマートという地元優良企業のスーパー直営の
食品会社。
私は惣菜製造部門に配属となった。その部門で部門長をしていたのが
和也だった。
実年齢より5才は若く見える。男性にしては声も高い感じ
いつも営業スマイルを浮かべてパート従業員と接してる。

彼への第一印象は「明るいけど少しおっちょこちょいなトコもある人だな」
という印象だった。
彼のその明るさに若干不自然さを感じた。
私には彼が何かを取り繕うような明るさに見えた。

続く



「歪んだ愛」  2話

2019-10-26 09:48:34 | 小説
私は 生きることにずっと疲れていた。幼少期から今もずっと・・・。
もちろん楽しい思い出もある。

自分に自信のない性格だったから子供時代は友達はいたが
時々、仲がいいと思っていた友達にバカにされることもあり
泣きたくなる日もあった。
暗い性格ではなかったと思う。母に構ってもらえなかったので
無理に明るくおどけたり、自分から友達を作ることも出来た。

高校時代は田舎からマンモス校と呼ばれる生徒数の多い学校に進学してしまい、萎縮した。1年の時 同じクラスに同じ中学出身の友達が一人もいなかった。
一緒に受験した友達とは別のクラスになった。
どの学校にもいる日陰のような子としか友達になれなかった。
部活動に入部したので、放課後は楽しかった。

高3で進路を決める段階になり 行きたかった県外の専門学校を受験し
合格したが 母親に「いくら夜間の専門学校でも生活費を仕送りしないといけない。あまり金銭的余裕はないので 行かせない」と言われた。
私はそこであっさり諦めてしまった。

地元の調理学校に行ったが 飲食の仕事にあまり興味が持てず
1年で中退する。中退してすぐ自分で仕事を見つけた。
地元のデパート。中年女性相手に婦人服の販売をした。

気の強い女性ばかりの職場でストレスがたまり、うつ病になる。
入社して12年目で発病。半年間、心療内科にかかり
その後 退職。いろんな会社に転職すること6回目。
和也と出会うこととなる食品会社へ37歳で入社した。

続く 

小説 「歪んだ愛」

2019-10-25 11:45:59 | 小説
小説を書いてみたいと思います。
タイトルは「歪んだ愛」

主な登場人物
中原里美 38才 食品会社パート勤務
川村和也 42才 里美と同じ会社の社員

この小説は中原里美の目線で描きます。

「こんな事もできないの!」「本当にどんくさい子ね!」「あなたに出来るわけないでしょう!」感情的に怒鳴る母。私は幼少期から母におびえていた。私の家族は母と私と妹。妹とは1つ違い。
父親は私が3歳の時に事故死してしまった。母は喫茶店を営み、私と妹を育ててくれた。母のいとこの智恵子おばさんと二人で切り盛りしている。
時々、母に「たまには夜、飲みに行こうよ」と声をかける男性客もいた。子供心に嫌だった。
母のことは好きではないが、男が母に言い寄る姿に気味悪さを感じていた。
(あの男は、お母さんを連れ出してどうするつもりだろう?)
幼い時の記憶・・・・
まだ妹も私も保育園児の頃の話し。
「おじさんの車でドライブに行こう」
母と遠い親戚のおじさん、私と妹でドライブに出かけた。
可愛いお家のような建物の中に入り、そこで夕食を食べる。
その建物には、お風呂、トイレ、リビング、寝室がある。寝室のベッドはダブルベッドがひとつ。
私と妹はテレビでアニメ番組を見ていなさいと母に言われる。
テレビを見てると時々、聴き慣れない変な声がする。寝室はリビングから丸見え。うすいレースのような天幕で囲まれたベッド。母が裸になっていた。おじさんは寝ているのかリビングから姿が見えない。
大人は「このくらいの年齢なら分からない」と思っているのか?
私は、分かっていた。
ゾッとした。
気持ちが悪いのと怖いので、目線はテレビ画面を見ていたが心は震えていた。
この光景を見た事は、38才になった今でも母には言ってない。

続く