横浜ベイスターズ身売りか

今週だったかの週刊文春がすっぱ抜いた、横浜ベイスターズ売却報道は、各日刊紙が後追いした結果、どうやらガチネタだったようですな…。

横浜ベイスターズ売却を打診　ＴＢＳ、住生活Ｇ軸に(朝日新聞) - goo ニュース

プロ野球・横浜ベイスターズの親会社である東京放送（ＴＢＳ）ホールディングス（本社・東京、財津敬三社長）が球団の売却に向けて最終調整に入ったことが３０日わかった。譲渡先は、トステムやＩＮＡＸを傘下に置く住宅設備最大手の住生活グループ（東証１部）を軸に協議している。ＴＢＳは景気低迷で広告収入の落ち込みが続いており、球団売却で財務体質の強化を図るのが狙いとみられる。

　住生活グループは、トステムがＪリーグの鹿島アントラーズのオフィシャルスポンサーをつとめるなど、スポーツへの協賛に熱心なグループとして知られる。ＴＢＳは今春から、金融機関を通じるなどして複数の企業に球団の譲渡を打診。住生活グループは今年１月に立ち上げたグループブランド「ＬＩＸＩＬ（リクシル）」の知名度を高める狙いもあり、前向きに検討している。

※↑記事全文はリンク先をご覧下さい。

事態が動いたのは今日の午前０時過ぎだったろうか。
たまたまツイッターをもてあそんでいたら、共同通信の一報にぶち当たり、身売りの動きは間違いないものとの確証を得た。

47News - 「TBSの事情ある」と渡辺会長 横浜球団身売り報道で

プロ野球横浜の親会社ＴＢＳが球団の身売りを検討しているとの週刊誌「週刊文春」の報道について、巨人の渡辺恒雄球団会長は３０日、東京都内で「残念だけど、ＴＢＳの事情もあるし、こういう不況でしょうがない」との見解を示した。

　渡辺会長は「まともな企業が買ってくれる分には、しょうがない。フランチャイズをどうするか」とした上で、横浜市のみなとみらい地区に開閉式ドーム球場を建設する案があると指摘。球団の誘致を目指している新潟県については「立派な球場があるし、選択肢としてはいい。結構いいフランチャイズになるかもしれない」と語った。

ナベツネがここまで踏み込んだ発言を残した以上、保有株の譲渡先がどこになるかまでは未定なるも、そうした動きが行われていたというのは間違いなさそうで、文春の記事中にもチラリと触れていたけれど、準フランチャイズとしての新潟活用案も、同様に何らかの話が持たれているものと見るのが道理だろう。
引用した朝日新聞の記事で、具体的な企業名が出てきているという以上、もしかすると譲渡先に向けての調整は、既に最終段階に突入しているのかも知れない。

親会社のTBSが不調の極みということもあるのだろうけれど、どうも横浜は戦力補強にはあまり積極的になっていないフシがそこかしこに見えていたところへの、今回の身売り報道。
このご時世、プロ野球の球団を買い取ってくれる企業が現れるのは、横浜ファンにとってはいいことなのか、悪いことなのか…。
まあ、このご時世には、業績不振での身売りも致し方ないと思うのだが。
しっかりした企業に買い取ってもらえるといいのだが…。

ただ、仮に新潟の話も出ているとすると、球団がある横浜市側も黙ってはいないだろうし、この辺りの調整も水面下で動いているのだろうか。こうした話は、譲渡先が正式に決まったあとに出てくる話であろうし、秋に来年度の日程が決まるまでには、ある程度の形が見えてきていることだろう。
この話は、譲渡先なども含めて、話の先を気をつけて見守りたいと思います。