小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

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道央気まぐれない列車番外地 2 寝台特急カシオペアを遊び尽くす その1

2015-05-07 18:37:57 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
こちらの記事の続きであります。

そんなわけで、出立の時であります。

前回のいわゆる「しんこんりょこう」の時は、稲毛海岸から京葉線経由で東京へ出たのだけれど、今回の出発は、最寄バス停からバスで稲毛へ出て、総武快速のグリーン車。
ひとまずの目的地が上野であるだけに、京葉線へ回ると東京の乗り換え通路が面倒なこともあるし、旅の出発の列車と目的の列車が豪華寝台特急「カシオペア」である以上、旅立ちからなんとなく豪華っぽく演出してみたかったのだ。
だったらおまい稲毛駅までタクシーで出ろやとか、そんなせれぶりちーなことはおっしゃらないでくださいましよこんちきしょう(´・ω・`)
というより、最寄り駅それ自体は京葉線稲毛海岸なのだけれど、目的地が東京都内、有楽町、銀座あたりなら京葉線でいいし、穴なら自宅近所から高速バスという手もあるw高いけど(´・ω・`)
最寄バス停からは押しなべて10~12分ごとに稲毛駅行きのバスが出ているし、総武快速に乗ってしまったほうが、一部を除く都内各所へ出るのに便利なのは否めない。
京葉線を使うメリットがあるとすれば、都内お台場方向か先述の有楽町、銀座方面、それ以外となると、東武伊勢崎線北千住以遠なのかなあ…というところ。
伊勢崎線方面といえど、半蔵門線直通の急行で行ける範囲なら、錦糸町~押上間のメトロ運賃には目をつぶっても錦糸町乗換えということになるだろうが、北千住から特急や快速に乗り継いで遠方に出かけるなら、八丁堀から日比谷線に乗り継いだほうが「なんとなく」便利という気がする。実際の所要時間の比較はしたことはないけれどw

このところ、北日本地方の大荒れの天候を受けて、廃止直前の「トワイライトエクスプレス」などが大幅遅れで逆に乗車していたファンが狂喜乱舞するという、誠に奇天烈なニュースが連日伝えられており、出発前にあらかじめ「カシオペア」の沿線の天候調査を入れておいた。
どうやら今日も北日本各地の天候は荒れ模様で、北海道全体から東北地方にかけて強風が吹き荒れており、東北本線は福島以北で50分程度の遅れが発生しているという。
まあまあ、一旦動いてしまえばなんとかなるでしょ。
さすがに日程の都合上、このところの「トワイライトエクスプレス」で発生している12時間以上の遅れは勘弁して欲しいところだが、旅行前にも「びゅうプラザ」で確認したところ、「私どもの夜行列車は動かした以上はできるだけ終着まで運行します」と、ベテラン係員の強い言葉があったから、一旦動いてしまえばそれこそ後は野となれ山となれ、である。

総武快速で東京へ出て、まずは中央コンコースにある「祭」で非常食の駅弁の品定め。
ここでは両国国技館で売っている焼き鳥を仕入れたような気がするw
カシオペアに焼き鳥(・・;)
いやもう飲むんですから、いろいろと酒のアテやら非常食やらの買い込みには余念がございません。
山手線で上野へ出ると、まだまだ発車時間には1時間半ばかりの余裕が。
でも来ちゃったもん。

乗車券が東京都区内から有効なので、一計を案じ一旦下車し、出発駅上野の雰囲気をおおいに満喫する。
出口へ回ると、今年春の上野東京ライン開業へのお色直しが進行中。



改札を出て散歩をするとなんとなく小腹がすいたので、ガード下にあったカレー屋さんで遅い昼食。
どうせこの後散々飲み食いするのだから、ガッツリ食べなくとも小腹が満たされればそれでいいw

改めて駅へ戻り、スーパーで飲食物という飲食物を漁っておく。



発車にはまだ1時間以上あるけれど、出発案内には「カシオペア」の文字が。



改札内の売店で、僕は万が一の前途支障があった際の非常食の買い込み、嫁さんは更なる酒類の追加w
地平ホームに面した、駅弁屋さんの裏手にあるリカーショップにはいろいろなワインやビールなどが豊富に取り揃えられており、どれもこれも手にとってみたくなる。
ここでワインとワインオープナーを購入。
これが忘れきった頃に一波乱巻き起こすのであるw

上野から在来線列車で旅に出るのは、2008年8月の仙台遠征で乗った臨時特急「あいづ」以来。
やはり上野駅中央改札から旅に出るのは、他の旅行とは気分が違うねえ。
もちろん、西へ向かうのに上野駅中央改札を利用するのは現実的ではないけれど、上野から在来線で旅に出るんだと思うと、それだけで旅情が高まるというか、気分もまたひとしおなのである。
この15年くらいの間に、上野駅地平ホームを使用する列車の数が大きく減り、13番線ホームには、発車まであと1時間もあるというのにもう発車案内が出ている。



駅の柱には、列車撮影時のマナーに関する注意書きが、ごていねいにルビ入りで貼られている。
これはもはや、年少者に向けただけの案内ではないと思うのは、決してうがった見方ではあるまい。上野駅もここまで「やることをやっている」のである。



今宵を共にするのは4号車。



近接して、定期運行廃止がもうすぐの「北斗星」と、在来特急の乗車案内もぶら下がっている。



13番線ホーム中ほどには、手荷物を解いて一休みできる「五つ星広場」なるスペースが設けられている。
広場といってもベンチが並んでいるだけであるが、今日だけはこのスペースは大手を振って利用することが出来るw
行灯に貼られたシールが歴史を物語る、というか、もうこの夜行列車は帰ってこないのね…(´・ω・`)







まつことしばし。
15時30分を過ぎると、カシオペアの入線時刻が近付いてくるとあって、ホームがいっせいにざわつきだす。
今日は日曜日で子供たちもカシオペアを一目見ようとママやパパに連れられてホーム先端で待機している。
或いはカシオペアに熱心なのは、子供たちよりはママやパパなのかもしれない。いまや「ママ鉄」は立派に市民権を得ているw



カシオペアは発車45分前の15時35分ごろには、上野駅13番ホームに据えつけてくれる。
昔ながらの長距離列車の伝統を残す、もはや唯一といっていい存在であろう。
その昔、長距離列車華やかりし頃は、列車発車の20分~30分くらい前にはホームにすえつけてくれるのが当たり前で、それはそれで機関車を付け替えるいわゆる「機回し」などの準備があったり、いろいろな理由があってそれくらいの時間の据付になっているのだが、この列車はひところの夜行列車よりもたっぷりと、45分も上野駅ホームに据えつけてくれる。
その点、札幌駅の北斗星などは、入線が発車10分前で、席を探して荷物を解いて一息つけばもう発車という慌しさなのだが、あれはあれで札幌は北海道中心の都市であり、かつ都市近郊輸送の一大拠点になっており、据付時間を延長するなど叶わぬ希望であることは言うまでもない。

やがて、自動アナウンスがカシオペア入線を告げる。
こちらの気分も一気に高まる。
さあ、今宵を過ごす列車の入線だ。



ああ、できることなら展望スイートに乗ってみたかったなあ…。
「10時打ち」という時点で諦めたけどw
それに、いわゆる「10時打ち」に失敗したところで、別の日に休みを振り替えて次々トライできるほど、仕事に休みの余裕があるわけもなく(´・ω・`)



さあ、やってきた。



…ブレちゃった(´・ω・`)

まあしゃーない、しゃーない。

列車はホームにすえつけられたが、乗車はもうしばらくお待ちください、ですって。
ややあって乗車開始の案内。

いよいよ乗車の時。

(※以下続きます。)


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1 コメント

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Unknown (まっきー)
2015-05-10 11:03:25
はじめまして、ランキングから来ました!

カシオペア、いいですね!!
私もいつかは乗ってみたいなーと思っていたので、
こういう記事楽しいです( *´艸`)
次の記事も楽しみにしています♪

ランキング応援させて頂きますね♪
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