祝!ヤクルトスワローズ村上宗隆55号アーチ!
というわけで、村上選手が55号アーチをかけたならば、アジア記録に並ぶ56号、いやどうせバレンティンが持つ60号を目指して、村上駅周辺を歩いてみようじゃないかということで、東葉高速線東葉勝田台の一つ手前で、開業当初から「こんな駅誰が使うんだ選手権」みたいなものがあれば、たえず上位にランクインしていそうな、千葉県八千代市は東葉高速線の村上駅に行ってみようと思います。
まずは東葉高速線北習志野駅ですね。自宅のある稲毛海岸から東葉高速沿線に行こうとすると、おそらく選択肢は新京成乗り入れ時間中であれば、京成稲毛から北習志野が一番の近道でしょうねえ。
んでねえ、東葉高速鉄道と簡単に言ってるんですけど、とにかくもう本当に運賃が高い!!
こればっかりは千葉県が成田空港問題の関係で強制代執行などの措置がままならず、沿線の土地収得にものすごく時間が割かれた分、運賃が半端なく高くなっている影響。
それでもねえ、もと八千代市民から言わせていただければ、できてしまえば西船橋まで乗り換えなしでダイレクトとかめちゃくちゃ便利なんですよねえ。
北習志野駅から東葉勝田台行きに乗ります。
東葉高速なんてもう何年も乗ってないねえ。昔は仕事明けに中山競馬場へ行こうとして北習志野から西船橋まで行くこともあったし、八千代緑が丘で下車して東洋バスに乗り継いで八千代市内のかかりつけの内科に通っていた時期もあったんですが、船橋市東部から八千代市役所周辺に行くのに、東葉高速とバス代を合わせると500円飛ぶのはさすがに経済的にも成り立ちませんので、じきに通うことをやめちゃいましたねえ…。
八千代中央駅を発車してしばらくすると、車窓左手に野球グラウンドが見えてきました。八千代市営球場です。
10年ほど前までは夏の高校野球千葉大会の開催地としても使用されていましたが、折よく実家には近くても、その他のお客さんには最寄りの八千代中央からもゆうに15分、京成大和田駅から歩くと25分はゆうにかかる場所でアクセスも悪く、他の球場がきれいに整備されていくと、いつの間にか夏の千葉県大会からは使用されなくなりました。
ちなみに、八千代市営球場での伝説に残るプレーは、これです。
高校野球 2003夏 千葉県予選 京葉工業 vs 浦安南
確か2塁を駆け抜けてしまった彼はどこかの部活動から借りてきた選手で、ルールを知らなかったために起こったプレー、という話をどこかで聞いたことがございます。
右手には市営のグラウンド。週末になると子供たちがよくサッカーをしております。
実家で飼っていたイヌもここへよく遊びに来ていたんですが、ボール遊びをしてもなんにも興味がありゃしねえw
もうちと楽しそうに遊んでくれたっていいじゃないか。もうごはんのおかずあげたりしないからねw
さあ、というわけで。
東葉高速線村上駅に到着しました~。
去り行く上り列車もついでに拝見をしておきますw
村上駅からの運賃表。隣の東葉勝田台までは2キロもないのに210円。うん、高い。
でも後でご紹介するフルルガーデン八千代でいっぱい買い物をして持ちきれないと思ったら、こっちに乗っちゃうかな。高くても。
村上駅には東洋バスが1本だけ乗り入れてきます。村上団地発八千代中央駅行き。
なぜ存在するのかは、謎です。byラーメンズ
謎と一言で済ませてしまうのももと八千代市民としては面白くもなんともないので一言申し添えておきますと、もともと村上団地と京成八千代台駅を結ぶバスが、東葉高速鉄道開業前には2,3時間に1本くらいはあったのかな。僕が八千代東高校在学中でも「八千代台まで遊びに行こう」と言って何度かその便に乗ったことがあったけれど、東葉高速鉄道が開業すると、村上団地から八千代台へ行こうと思う客はみな一旦勝田台まで出るようになり、その後数十年の時を経て、いまや平日1日1本のみの運行という、いわゆる免許維持路線になってしまったわけです。
なので、なぜ存在するのかは、謎です。
ちなみにこの駅のロータリーには、タクシープールがあるんですが、タクシーが客付けで止まっていたのは、過去に1度しか見たことがありません。
そのタクシーに乗ったことがあるから言えるんですがw
なぜタクシーがこんな駅で客付けしていたのかは、謎です。
]
村上駅周辺をぐるりと1枚に。
すぐ西側に国道16号線がある好立地で、大型商業施設フルルガーデン八千代があり、それなりに盛況。
周囲も新興住宅地という趣。
というのはこのあたり、東葉高速鉄道開業の5、6年前までは、本当に何もない畑だらけで、東葉高速線開業に合わせて区画整理が行われ、大型商業施設も入った…という、1990年代中盤に開発された地域でもあります。
さて、村上駅すぐ西側を走る国道16号の交差点にやってきました。
このあたりはいつしか16号の渋滞名所になってしまい、ラジオの交通情報でも「国道16号線の内回りは八千代市村上団地入口を先頭に〇キロ」というワードが年がら年中流れていますが、それがこのあたり。
この辺も、東葉高速が開業するまではただの交差点で、ここで微妙に西側へ進路を取る旧道もあったのですが、それも区画整理で跡形もなく埋められてしまいました。
では、その旧道付近には何があるのか。
実は八千代市村上という地域はとても広いのです。
そしてもともとはこのあたりも村上という土地名だったのですが、区画整理で村上東、南などの方角名が付けられ、はれて村上地域から独立を果たしたというわけです。
実際に地図にすると、川を挟んだ西側にも村上という名がついた飛び地がありますね。
なぜ新川を挟んだ西側にも飛び地があるのかは、謎です。
おそらく新川が印旛沼放水路として後々になってから作られたはずなので、結果印旛沼放水路が完成したことによって飛び地になった…とうすうす感じることはありますが、詳細は、謎です。
というわけで、ここまで来たらもっと村上地域を歩いてみようじゃないかということで、16号を走る東洋バス米本団地行きがちょうど来たので、ひとまず乗ってみましょう。
そして無性に郷土資料館入口で降りてしまいましたw
バス停1つ分、だったら走れよという感じですがw
16号の横道を西側へ4、5分歩くと、いかにも八千代市を南北に貫いたという旧道が見えてきます。
この道を、先ほどの村上地区を描かれた地図の中心あたりまで歩いてみましょう。
上記の写真、写真右手にあるのはメガドン・キホーテの駐車場で、もともとは主に関西に出店しているスーパー「イズミヤ」があったところ。
イズミヤといえば関西では割と有名で、僕も兵庫県宝塚市から中学2年になるときに千葉県八千代市に引っ越してきたとき、へえ千葉にもイズミヤがあるんやなと感動した覚えがありますが、近隣にフルルガーデンに入っているイトーヨーカドーや、同じ八千代市の西の端に位置しているイオンモールができたことで客足が減少、イズミヤが撤退したのは2000年代あたりだったかと思います。
あ~この道覚えてる。高校の時マラソン大会でここ走ったわ。ここから新川まで平坦なのだけれど、このあたりは台地と台地の間の谷間で、高校を往復するまでに結構アップダウンがあるので実はかなりタフなコースw
谷間と谷間の間の坂を上がると、梨畑が見えてきました。
ここを訪問したのは2022年9月17日。まさに梨のシーズン真っ盛り。
さて、明らかに古くからある集落が見えてきました。
このあたりは宮内というバス停があり、一つの集落が形成されており、バス停もありますが、どうせならここで今回のもう一つの目的地、村上神社バス停まで歩いてみましょう。
このバス停が、ヤクルトファンはもとより、全野球ファンがヤクルトの村上宗隆のホームラン新記録を切に願いにやってくると僕が勝手に思っているだけの、村上神社バス停であります。
で、ではさっそく村上神社へお参りに…と周囲をいろいろ探すのですが、実はこれが衝撃の展開。
実はバス停こそ「村上神社」という名前がありますが、実は村上神社という神社は存在しないのです。
このあたりは古くからの集落で、七百餘所(しちひゃくよしょ)神社や子安神社など、神社が集まる場所。
すなわち村神様が集まる場所ともされております。
ここまで来て、村上の村神様にご挨拶をせずに素通りするのもいかがなものかということで、せっかくなので村上選手のホームラン新記録祈願のために、お参りしていきましょう。
この七百餘所神社は、地元村上地区を代表する神社で、毎年1月15日と10月9日に、神様をこの地にお招きし、「村神の神楽」の舞を披露するのだそうである、と神社の立て看板に書いてありましたw
もともと千葉県八千代市は首都圏の急激な人口増に伴って開発が急速に進み、一大住宅地、八千代台駅には「住宅団地発祥の地」の石碑もある通り、住宅街として有名な土地柄であり、村上には村上団地、北隣の米本には米本団地もある一大団地開発の地でもあったが、もともとの歴史は古く、このあたりは「下総国印旛郡村神郷」の地名からはじまっているのだそう。
その「村神郷」から村上に土地名が転じた後も「村神」という名前は後世にしっかり伝わっております。
それが、同じ八千代市村上、村上団地近隣の千葉県立八千代東高等学校の校歌に見ることができます。
千葉県立八千代東高等学校
(一部抜粋)
村上地区はまさしく、村神の集まる郷でもありました。
さて、村神の古き地区と新しい風の混ざり合う光景をご覧に入れましょう。
宮内の交差点を東側へ入り、交通量が相変わらず多い国道16号宮内交差点にやってきました。
上の写真を右に見ると千葉英和高校。最近では演歌の新星、新浜レオンさんが紅白歌合戦出場で大ブレイクの予感がいたします。
新浜レオンさんもまた千葉英和高校野球部のご出身だそうで、千葉英和高校野球部は、ドラゴンズからライオンズへ渡って活躍した左腕、小川龍也選手を輩出するなど、なにかいろいろとあるのかしらん?(・・;)
写真左手から奥が八千代松陰高校。
ヤクルトスワローズのサード村上宗隆のお隣のショートを守る、今や不動のショートのレギュラーを掴んだ長岡秀樹選手をはじめ、数多くの球団での活躍を果たした多田野数人投手、お笑いの世界では八千代台小学校出身のジャングルポケット斎藤さんなど、数多くの著名人を輩出しておりますな。
ちなみに長岡選手のユニフォームは、持ってますw
このあたりを地図で改めて見てみましょう。
歩道橋を降りたところに、東洋バスの千葉英和高校前バス停があります。
なんだか古くて貫禄があるなw
ここから横道へ歩くと、ものの数分で村上北小学校と、八千代東高校が出てきます。
おお、でてきたぞ八千代東高校。
この道は在学中に何度も歩いたことがあったんですが、卒業後30年近くたつと、記憶もいろいろと風化してしまうものなのかしら(・・;)
どうやら八千代東高校では文化祭が開催されていて、校内中から生徒たちの歓声が聞こえてきて、ああそういえば僕文化委員やったんですよ、30年前に。え、もう30年も前になるの…と考えてひとりガックリしております。
一部の方々には開放していたようですが、どうやら中学3年生限定の一般開放だったようで、さすがに訪問は遠慮。
学び舎と校門に一礼してそそくさと立ち去る。
校庭は相変わらず、サッカー部とラグビー部と野球部が強要しているのかしら。
3年間通った通学路。
おや??
村上団地が開発されたのが1976年。
老朽化が著しいのか、団地の人口そのものが落ち始めているのか、建て替え工事を実施しているようで、おそらく手前側にもう1棟あったはずで、もう1棟も今まさしく解体作業中。
この名前を見るのもまたずいぶん久しぶりで。
村上団地第一から勝田台駅北口行きに乗るなんて、何十年ぶりかしら。実家住まいだったころはほとんど車だったからなあ。
村上団地も老朽建て替えなんですなあ。
このあたりは台地と台地の間に大量の土砂をいれて造成したので水はけがとても悪く、一旦雨が降るとグラウンドが2、3日は水が引かなかったんですよねえ。
というわけでこの訪問の終点、勝田台駅北口に到着。
あれ?
昔は村上団地行き乗り場のターミナル風だった場所が、いつの間にかマンションが建ってる(・・;)
いかがでしたでしょうか。
村上駅聖地訪問。
これだけ歴史のある土地柄だとは、訪問し実際に歩いてみて、ようやく出身高校の歌詞の一部にある「村神」の単語の意味を知るというお粗末さでございました。
皆様も村上宗隆選手のホームラン祈願に、ぜひ八千代市村上地区へ訪れてみてはいかがでしょうか。
っていうことを、先に日刊スポーツが記事にしちゃってもう完全に抜かれましたわ(´;ω;`)
いやあ、同じことを考える記者さんって本当にいらっしゃったんですね。
先に越されたか、チッキショーby小梅太夫
(※取材日…2022年9月17日)
というわけで、村上選手が55号アーチをかけたならば、アジア記録に並ぶ56号、いやどうせバレンティンが持つ60号を目指して、村上駅周辺を歩いてみようじゃないかということで、東葉高速線東葉勝田台の一つ手前で、開業当初から「こんな駅誰が使うんだ選手権」みたいなものがあれば、たえず上位にランクインしていそうな、千葉県八千代市は東葉高速線の村上駅に行ってみようと思います。
まずは東葉高速線北習志野駅ですね。自宅のある稲毛海岸から東葉高速沿線に行こうとすると、おそらく選択肢は新京成乗り入れ時間中であれば、京成稲毛から北習志野が一番の近道でしょうねえ。
んでねえ、東葉高速鉄道と簡単に言ってるんですけど、とにかくもう本当に運賃が高い!!
こればっかりは千葉県が成田空港問題の関係で強制代執行などの措置がままならず、沿線の土地収得にものすごく時間が割かれた分、運賃が半端なく高くなっている影響。
それでもねえ、もと八千代市民から言わせていただければ、できてしまえば西船橋まで乗り換えなしでダイレクトとかめちゃくちゃ便利なんですよねえ。
北習志野駅から東葉勝田台行きに乗ります。
東葉高速なんてもう何年も乗ってないねえ。昔は仕事明けに中山競馬場へ行こうとして北習志野から西船橋まで行くこともあったし、八千代緑が丘で下車して東洋バスに乗り継いで八千代市内のかかりつけの内科に通っていた時期もあったんですが、船橋市東部から八千代市役所周辺に行くのに、東葉高速とバス代を合わせると500円飛ぶのはさすがに経済的にも成り立ちませんので、じきに通うことをやめちゃいましたねえ…。
八千代中央駅を発車してしばらくすると、車窓左手に野球グラウンドが見えてきました。八千代市営球場です。
10年ほど前までは夏の高校野球千葉大会の開催地としても使用されていましたが、折よく実家には近くても、その他のお客さんには最寄りの八千代中央からもゆうに15分、京成大和田駅から歩くと25分はゆうにかかる場所でアクセスも悪く、他の球場がきれいに整備されていくと、いつの間にか夏の千葉県大会からは使用されなくなりました。
ちなみに、八千代市営球場での伝説に残るプレーは、これです。
高校野球 2003夏 千葉県予選 京葉工業 vs 浦安南
確か2塁を駆け抜けてしまった彼はどこかの部活動から借りてきた選手で、ルールを知らなかったために起こったプレー、という話をどこかで聞いたことがございます。
右手には市営のグラウンド。週末になると子供たちがよくサッカーをしております。
実家で飼っていたイヌもここへよく遊びに来ていたんですが、ボール遊びをしてもなんにも興味がありゃしねえw
もうちと楽しそうに遊んでくれたっていいじゃないか。もうごはんのおかずあげたりしないからねw
さあ、というわけで。
東葉高速線村上駅に到着しました~。
去り行く上り列車もついでに拝見をしておきますw
村上駅からの運賃表。隣の東葉勝田台までは2キロもないのに210円。うん、高い。
でも後でご紹介するフルルガーデン八千代でいっぱい買い物をして持ちきれないと思ったら、こっちに乗っちゃうかな。高くても。
村上駅には東洋バスが1本だけ乗り入れてきます。村上団地発八千代中央駅行き。
なぜ存在するのかは、謎です。byラーメンズ
謎と一言で済ませてしまうのももと八千代市民としては面白くもなんともないので一言申し添えておきますと、もともと村上団地と京成八千代台駅を結ぶバスが、東葉高速鉄道開業前には2,3時間に1本くらいはあったのかな。僕が八千代東高校在学中でも「八千代台まで遊びに行こう」と言って何度かその便に乗ったことがあったけれど、東葉高速鉄道が開業すると、村上団地から八千代台へ行こうと思う客はみな一旦勝田台まで出るようになり、その後数十年の時を経て、いまや平日1日1本のみの運行という、いわゆる免許維持路線になってしまったわけです。
なので、なぜ存在するのかは、謎です。
ちなみにこの駅のロータリーには、タクシープールがあるんですが、タクシーが客付けで止まっていたのは、過去に1度しか見たことがありません。
そのタクシーに乗ったことがあるから言えるんですがw
なぜタクシーがこんな駅で客付けしていたのかは、謎です。
]
村上駅周辺をぐるりと1枚に。
すぐ西側に国道16号線がある好立地で、大型商業施設フルルガーデン八千代があり、それなりに盛況。
周囲も新興住宅地という趣。
というのはこのあたり、東葉高速鉄道開業の5、6年前までは、本当に何もない畑だらけで、東葉高速線開業に合わせて区画整理が行われ、大型商業施設も入った…という、1990年代中盤に開発された地域でもあります。
さて、村上駅すぐ西側を走る国道16号の交差点にやってきました。
このあたりはいつしか16号の渋滞名所になってしまい、ラジオの交通情報でも「国道16号線の内回りは八千代市村上団地入口を先頭に〇キロ」というワードが年がら年中流れていますが、それがこのあたり。
この辺も、東葉高速が開業するまではただの交差点で、ここで微妙に西側へ進路を取る旧道もあったのですが、それも区画整理で跡形もなく埋められてしまいました。
では、その旧道付近には何があるのか。
実は八千代市村上という地域はとても広いのです。
そしてもともとはこのあたりも村上という土地名だったのですが、区画整理で村上東、南などの方角名が付けられ、はれて村上地域から独立を果たしたというわけです。
実際に地図にすると、川を挟んだ西側にも村上という名がついた飛び地がありますね。
なぜ新川を挟んだ西側にも飛び地があるのかは、謎です。
おそらく新川が印旛沼放水路として後々になってから作られたはずなので、結果印旛沼放水路が完成したことによって飛び地になった…とうすうす感じることはありますが、詳細は、謎です。
というわけで、ここまで来たらもっと村上地域を歩いてみようじゃないかということで、16号を走る東洋バス米本団地行きがちょうど来たので、ひとまず乗ってみましょう。
そして無性に郷土資料館入口で降りてしまいましたw
バス停1つ分、だったら走れよという感じですがw
16号の横道を西側へ4、5分歩くと、いかにも八千代市を南北に貫いたという旧道が見えてきます。
この道を、先ほどの村上地区を描かれた地図の中心あたりまで歩いてみましょう。
上記の写真、写真右手にあるのはメガドン・キホーテの駐車場で、もともとは主に関西に出店しているスーパー「イズミヤ」があったところ。
イズミヤといえば関西では割と有名で、僕も兵庫県宝塚市から中学2年になるときに千葉県八千代市に引っ越してきたとき、へえ千葉にもイズミヤがあるんやなと感動した覚えがありますが、近隣にフルルガーデンに入っているイトーヨーカドーや、同じ八千代市の西の端に位置しているイオンモールができたことで客足が減少、イズミヤが撤退したのは2000年代あたりだったかと思います。
あ~この道覚えてる。高校の時マラソン大会でここ走ったわ。ここから新川まで平坦なのだけれど、このあたりは台地と台地の間の谷間で、高校を往復するまでに結構アップダウンがあるので実はかなりタフなコースw
谷間と谷間の間の坂を上がると、梨畑が見えてきました。
ここを訪問したのは2022年9月17日。まさに梨のシーズン真っ盛り。
さて、明らかに古くからある集落が見えてきました。
このあたりは宮内というバス停があり、一つの集落が形成されており、バス停もありますが、どうせならここで今回のもう一つの目的地、村上神社バス停まで歩いてみましょう。
このバス停が、ヤクルトファンはもとより、全野球ファンがヤクルトの村上宗隆のホームラン新記録を切に願いにやってくると僕が勝手に思っているだけの、村上神社バス停であります。
で、ではさっそく村上神社へお参りに…と周囲をいろいろ探すのですが、実はこれが衝撃の展開。
実はバス停こそ「村上神社」という名前がありますが、実は村上神社という神社は存在しないのです。
このあたりは古くからの集落で、七百餘所(しちひゃくよしょ)神社や子安神社など、神社が集まる場所。
すなわち村神様が集まる場所ともされております。
ここまで来て、村上の村神様にご挨拶をせずに素通りするのもいかがなものかということで、せっかくなので村上選手のホームラン新記録祈願のために、お参りしていきましょう。
この七百餘所神社は、地元村上地区を代表する神社で、毎年1月15日と10月9日に、神様をこの地にお招きし、「村神の神楽」の舞を披露するのだそうである、と神社の立て看板に書いてありましたw
もともと千葉県八千代市は首都圏の急激な人口増に伴って開発が急速に進み、一大住宅地、八千代台駅には「住宅団地発祥の地」の石碑もある通り、住宅街として有名な土地柄であり、村上には村上団地、北隣の米本には米本団地もある一大団地開発の地でもあったが、もともとの歴史は古く、このあたりは「下総国印旛郡村神郷」の地名からはじまっているのだそう。
その「村神郷」から村上に土地名が転じた後も「村神」という名前は後世にしっかり伝わっております。
それが、同じ八千代市村上、村上団地近隣の千葉県立八千代東高等学校の校歌に見ることができます。
千葉県立八千代東高等学校
(一部抜粋)
ひらけ行き 並ぶ家々
村神の古き 広野は
新しい 風にかがやくく
村上地区はまさしく、村神の集まる郷でもありました。
さて、村神の古き地区と新しい風の混ざり合う光景をご覧に入れましょう。
宮内の交差点を東側へ入り、交通量が相変わらず多い国道16号宮内交差点にやってきました。
上の写真を右に見ると千葉英和高校。最近では演歌の新星、新浜レオンさんが紅白歌合戦出場で大ブレイクの予感がいたします。
新浜レオンさんもまた千葉英和高校野球部のご出身だそうで、千葉英和高校野球部は、ドラゴンズからライオンズへ渡って活躍した左腕、小川龍也選手を輩出するなど、なにかいろいろとあるのかしらん?(・・;)
写真左手から奥が八千代松陰高校。
ヤクルトスワローズのサード村上宗隆のお隣のショートを守る、今や不動のショートのレギュラーを掴んだ長岡秀樹選手をはじめ、数多くの球団での活躍を果たした多田野数人投手、お笑いの世界では八千代台小学校出身のジャングルポケット斎藤さんなど、数多くの著名人を輩出しておりますな。
ちなみに長岡選手のユニフォームは、持ってますw
このあたりを地図で改めて見てみましょう。
歩道橋を降りたところに、東洋バスの千葉英和高校前バス停があります。
なんだか古くて貫禄があるなw
ここから横道へ歩くと、ものの数分で村上北小学校と、八千代東高校が出てきます。
おお、でてきたぞ八千代東高校。
この道は在学中に何度も歩いたことがあったんですが、卒業後30年近くたつと、記憶もいろいろと風化してしまうものなのかしら(・・;)
どうやら八千代東高校では文化祭が開催されていて、校内中から生徒たちの歓声が聞こえてきて、ああそういえば僕文化委員やったんですよ、30年前に。え、もう30年も前になるの…と考えてひとりガックリしております。
一部の方々には開放していたようですが、どうやら中学3年生限定の一般開放だったようで、さすがに訪問は遠慮。
学び舎と校門に一礼してそそくさと立ち去る。
校庭は相変わらず、サッカー部とラグビー部と野球部が強要しているのかしら。
3年間通った通学路。
おや??
村上団地が開発されたのが1976年。
老朽化が著しいのか、団地の人口そのものが落ち始めているのか、建て替え工事を実施しているようで、おそらく手前側にもう1棟あったはずで、もう1棟も今まさしく解体作業中。
この名前を見るのもまたずいぶん久しぶりで。
村上団地第一から勝田台駅北口行きに乗るなんて、何十年ぶりかしら。実家住まいだったころはほとんど車だったからなあ。
村上団地も老朽建て替えなんですなあ。
このあたりは台地と台地の間に大量の土砂をいれて造成したので水はけがとても悪く、一旦雨が降るとグラウンドが2、3日は水が引かなかったんですよねえ。
というわけでこの訪問の終点、勝田台駅北口に到着。
あれ?
昔は村上団地行き乗り場のターミナル風だった場所が、いつの間にかマンションが建ってる(・・;)
いかがでしたでしょうか。
村上駅聖地訪問。
これだけ歴史のある土地柄だとは、訪問し実際に歩いてみて、ようやく出身高校の歌詞の一部にある「村神」の単語の意味を知るというお粗末さでございました。
皆様も村上宗隆選手のホームラン祈願に、ぜひ八千代市村上地区へ訪れてみてはいかがでしょうか。
っていうことを、先に日刊スポーツが記事にしちゃってもう完全に抜かれましたわ(´;ω;`)
いやあ、同じことを考える記者さんって本当にいらっしゃったんですね。
先に越されたか、チッキショーby小梅太夫
(※取材日…2022年9月17日)
コメントありがとうございます。
ならびに返信が遅れましたことをお詫びいたします。
埼玉高速鉄道も高いですねえ。一度川口オートの帰りに南鳩ヶ谷(でしたっけ?)から乗ったことがありましたが、王子までいくらかかったかしら…(・・;)
東葉高速鉄道もあれこれと企画券を出しているので、積極的に利用する方がお得になりますね。
ただ、在宅勤務メインで、出社は、週に1回。鳩ヶ谷から飯田橋まで。そのときは、PASMOを使わず、「SR東京メトロパス」というのを使ったほうが、往復940円プラス、王子のかかりつけ医にも寄れると、オトクです。
混雑は、最近はタワマン住民なのか、相当利用者が多いので、6両ですと、夕方、飯田橋から川口元郷まで座れません…
朝は鳩ヶ谷始発で座れますが…
今年、やっと8両化されて、8両が来ればラッキーです