↑こちらの記事の続きであります。
さて、養老渓谷駅からは粟又行のバスが連絡しているので、そちらに乗り換えましょう。
小湊鐡道のお世話になります。これは大多喜営業所のクルマでいいのかしら。
くりまたじゃないですね。あわまたと書いて粟又の滝。
千葉県民でも屈指の知る人ぞ知る紅葉名所に、養老渓谷からバスで向かいます。
里山トロッコが11時08分に養老渓谷に到着。
もうばっちり、なにもする、させることがない12分連絡の11時20分に、粟又行きのバスが連絡しています。
バス車内は、コロナがなければもうちょっと人が乗っている…という状況だったのでしょう、平日ですが、千葉県内のJRや指定された路線バスが2日間乗り放題という、サンキューちばフリーパスというのが、2日間有効で3980円というのが売られていまして、そちらを使うお客さんが多かったのかなと。
というわけでバスで隘路を揺られて15分、粟又の滝最寄りの粟又へ到着いたしました。
バスはもう一つ先、「ごりやくの湯」という日帰り温泉施設があって、そちらが折り返し地点のようですが。
バスを降りればそこはもう秘境。
千葉県民知る人ぞ知る、行ったことはない人は全く行ったことがなく、恥ずかしながら千葉県民の僕も全く来たことがない養老温泉最寄りバス停にして、養老渓谷へは遊歩道を歩いて5分ほどにある養老渓谷はこちらでございます。
まずは遊歩道を下りましょう。結構坂が急で、腰が悪い人にはすぐに腰に来ること間違いなし。何の保証をしているんだおれは(・・;)
さあ、もうあとは思う存分に渓谷のマイナスイオンを吸い込んでリフレッシュしましょう。どうぞご覧ください。
はて、11月中旬の平日ではありましたが、ちょいと紅葉の絶好の見ごろ…というにはちょいと早かったかなあ…。
空は絶好の秋空。
遊歩道わきにちょいとベンチがあったので、よっこらしょと腰を下ろして、五井駅で買ってきた寿司弁当を広げれば、ちょいとしたハイキング気分であります。
ハイキング。昭和の死語と化しつつあります。ハイキング。
フジテレビでやっているお昼のバラエティー番組、それはバイキング。
ハイキングとバイキング。日本語は難しいですねw日本語じゃないしw
およそ1キロ半の散歩道をぶらぶらと歩いたら、バス通りへ出る遊歩道が出てきたので、バス通りへ戻ることに。
バス通りには大きな駐車場もあるので、土日のマイカー族にはうってつけといえばうってつけなんですが、老川から養老渓谷へいたる道は狭くて、特に紅葉シーズンは駐車場へ入るまでに、養老渓谷へいたるまでにすでに渋滞…なんてことも予想されますのでご注意のほどを。
バス通りという名の、歩道もない県道を1キロほど粟又へ戻れば、往復2キロ強の立派な散歩道。
粟又バス停周辺では一軒宿の養老温泉、お土産物屋さんもあるので、買い物には困りません。
運動の後は当然これw
おや、小湊鐡道バスがもう一台、味な方向幕装備でやってきました。
すぐ折り返してきたのですが、養老渓谷~上総中野間は災害復旧工事中なので、この中野駅行きには乗ってはいけません。
中92系統でもないのに中野駅行きとはこれいかに、なんて、バスファンでもなければ通じませんわいね氏(´・ω・`)
もちろんこれは、上総中野駅のこと。間違っても都内の中野駅ではございません。このバスに乗って都内の中野まで乗り通すのはある意味地獄ですw
ちょうど13時35分に、養老渓谷駅行きがあるのでこれに乗ってしまおう。
さっきと同じバスかしら。
これに乗って13時53分に養老渓谷駅に逆戻り。
するとまあ、10分連絡で里山トロッコに逆戻りですw
この後となると日も傾き始めた15時23分発。里山トロッコに乗れば、そのころにはもう上総牛久で五井行きが待っているパターンだから、そうしましょう。
なんだかんだでチケットを買ってトイレへ行って…となるともう発車時間。あわただしいというかなんというか、もうちょっと養老渓谷駅前をじっくり探検したいところではありましたが、バスの中から見ていても、どう考えても開いている商店も何もない(´・ω・`)
…というわけで、同じ里山トロッコ号で帰途につきます。
帰りは上総牛久から先発の五井行きディーゼルカーに乗り換えてもいいかな。っていうかせっかく小湊鐡道に来たんだからディーゼルカーに乗りたいw
お隣の上総大久保では、ちょうど光線状態がトロッコ列車とばっちりなのか、多くのファンが三脚を交えて、大久保の大イチョウとトロッコを撮影されておりました。
月崎駅。以前は小湊鐡道と月崎駅最寄りの千葉県民の森がタイアップして、イルミネーションを実施したこともありましたが、残念ながら今年はかような状況下でイルミネーションの声は全く聴かれず。
月崎駅の貨車。もう二度と使われることはありませんが、線路わきでじっと留置されております。
昔はおおいににぎわったんでしょう。
沿線の渓谷も、より一層色づき具合が増しているのは、おそらくは光線具合にもよるんでしょう。
これは上総久保駅のいちょうかな。
里山トロッコは1時間近くをかけて、15時01分に上総牛久に到着。
ここからは22分の待ち合わせで、15時23分に五井行きディーゼルカーが先発するというので、そちらに乗ってみることに。
里山トロッコに乗り続けてもいいけれど、日が傾いたとたんに寒くなってきたし、15時23分のディーゼルカーに乗れば五井には15時50分・。里山トロッコは15時34分に発車して五井到着が日もとっぷり暮れかけた16時20分。こう言っては頑張っている小湊鐡道にはかなり酷な言い方だが、トロッコ列車の車掌も「先発は3番線から15時23分」と連呼しているところからも、牛久から五井まではほぼ回送扱いで、乗客をほぼ想定していないということがわかる。
沿線の渓谷の観光案内は大いに結構ではあるけれど、たとえば車内でトロッコや小湊鐡道のグッズを売りつけに回るとか、もうちょっと商売欲があってもよさそうなものではある。その点大井川鉄道やJREなどの車内販売の商魂のたくましさと言ったら…。
というわけで、小湊鐡道フリーきっぷなのを幸い、上総牛久で途中下車して、しばしの駅前徘徊と案ずる。
駅前にはこれまた味のあるバスが止まっている。方向幕イコール味のあるバスですw
もうちょっと季節が良ければ、上総鶴舞にも途中下車して、存分にレトロな駅舎を堪能したいものではありますが…。
駅近くに酒屋さんを見つけて、半額の缶チューハイを所望したら、ちょうど時刻がトロッコ列車だったのか、レジのおばさまが「あら、トロッコ列車ですか?」と水を向けてくださりしばしの沿線談話。上総牛久の酒屋さんがこれだけ商売っ気を見せてくれているのだから、小湊鐡道も正直いろいろと考えてはくれまいかと願うや切。
15時15分ごろに駅舎に戻ると、目指す15時23分発五井行きディーゼルカーがすでに入線しておりました。
ガラガラな車内。ひたすらと平野を行く小湊鐡道。
車内には、上総牛久~上総中野間で喫煙ができたころの名残が少々残っておりました。
15時50分に五井に到着すれば、東口から見える五井の機関区はもう夕暮れ。
かくもあわただしい千葉県内のGoToトラベル、粟又の滝のマイナスイオンを楽しんだ日帰り旅でございました。
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