ドラフト会議あれこれ

以前にも書いた通り、例年だと、ドラフト会議にはそれほど興味を持ってこなかったおいらも、今年ばかりは事情が事情である故、結構な興味を持ってドラフトの行方を見守っておりました。

「西武でたくさん学びたい」菊池、歓喜の胴上げ(読売新聞) - goo ニュース

プロ野球ドラフト会議で６球団競合の末、西武が交渉権を獲得した岩手・花巻東高の菊池雄星投手（１８）は２９日、岩手県花巻市の同校で記者会見し、「勝つことはもちろんだけど、愛され、球界の顔になるような投手になりたい」と力強く語った。

なんだか西武は高校生の大物を引く力がありますな。松坂とか。
正直言って、良くも悪くも「マリーンズが引いちゃったらどうしよう」と思うところも多々あったのだけれど、蓋を開けてみたらマリーンズは菊池を指名せず。直前で複数の球団が回避に回ったので、今思えば、菊池も落ち着くべきところに落ち着いたのかな…という印象。
まあ、西武なら間違いないでしょう。
敵として、是非とも地団駄を踏んで貰う展開が来る日を、心から待ってますよ。

菊池指名を回避したマリーンズは、手堅くと言うべきか、あくまで育成は眼中の外と言うべきか、即戦力を重視した指名結果となったようで。

一巡目指名
荻野　貴司(おぎの たかし)
1985.10.21
外野手
トヨタ自動車
172cm 75kg
右投右打

二巡目指名
大谷 智久(おおたに ともひさ)
1985.2.14
投手
トヨタ自動車
176cm 82kg
右投右打

三巡目指名
大嶺 翔太(おおみね しょうた)
1991.9.17
内野手
八重山商工高
180cm 78kg
右投右打

四巡目指名
清田 育宏(きよた いくひろ)
1986.2.11
外野手
NTT東日本
180cm 85kg
右投右打

育成選手一巡目指名
山室 公志郎(やまむろ こうしろう)
1987.7.14
投手
青学大
183cm・82kg
右投左打

右投げ右打ちの外野手を二人も獲ってきたか…。
これでサブローも残留となると、去年までとは一転して、外野も守備位置争いは戦国ムードになりそう。
これが、外野全体の底上げになることを期待しておきましょうか。

さて、昨年「ＫＹ」でマリーンズが指名してしまい、更に人生を波瀾万丈にさせてしまったHondaの長野は、念願かなって、ようやく巨人入りの運びと相成りました。

夢かなえた長野、背番号「７」に…原監督が激励(読売新聞) - goo ニュース

巨人の原監督はまだドラフト会議が続いていた午後６時すぎ、ホンダ野球部合宿所（埼玉県狭山市）を電撃訪問し、 長野 ( ちょうの ) に自ら１位指名のあいさつを行った。

　監督は「ＣＨＯＮＯ」と縫い込まれた背番号「７」のユニホームを直接手渡し、「ともに戦おう」と激励した。巨人の新人が１けたの背番号を付けるのは１９９８年２位指名の二岡（現日本ハム）以来１１年ぶりで、巨人入りを熱望していた長野の思いに応えた。

　２度の指名拒否を経て、念願をかなえた長野は「小さいころからのあこがれだった巨人に指名され、本当に光栄。走塁、守備でもアピールし、開幕から試合に出たい」と目を輝かせた。原監督は「ライバルがおり、ハードルは高いが、レギュラーを取るつもりで先頭に立って、チームを引っ張れる選手になってほしい」と期待を寄せた。

巨人の背番号７ねえ…。

ケガだけは気をつけゲフンゲフン(´・ω・`)

そして今回のドラフト会議、「いいドラフトだった」と、プロ野球ファンに羨望の眼差しを送られているのが広島。
清峰・今村に中京大中京の堂林、法政大の武内、常葉橘の庄司まで獲得ですか…。

広島１位指名の今村、対戦希望は「城島さん」(読売新聞) - goo ニュース

広島１位指名の今村は対戦したい打者を聞かれ、「（阪神の）城島さんに投げたい」と、郷里の先輩の名を挙げた。

　中学２年の時、地元の長崎県佐世保市で城島が開いた野球教室に参加して以来、あこがれの存在だ。テレビで自分の名前が読み上げられると、「甲子園の決勝より緊張した。頭が真っ白になった」。今年の選抜大会の決勝で対戦した菊池については「個人として勝ったと思わない」とプロでの再戦を誓った。

いやあ、羨ましい…。
広島の練習はきついと思うけれど、ぜひとも将来花開いて欲しいですな。

千葉県絡みでは、地元千葉英和高校から、左腕小川龍也が中日から二巡目指名。
プロからも注目されていたのだけれど、夏の大会は５回戦で延長再試合の後に、木更津総合の軍門に下った小川。
しかも打てて足も速いから、どのように育っていくのか、ぜひとも注目したいところ。
地元話ついで…というわけではないけれど、母校八千代東高校と対戦し、「ミラクル八千東」の片棒を担いだ…と言っては失礼になるけれども、東海大望洋の真下は、４巡目で横浜が指名。
あとはプロでやっていくための身体作りをしていけば、近いうちに横浜球場で勇姿が見られそう。
そして、甲子園で当たった西条高校の秋山は、某関西多数派球団へ。

あうう…。

二人ともセリーグだ…。。。

活躍するところが見たくても、セリーグだからなかなか足を運べない…。
しかも秋山が指名した球団なんて日には…。うう。

それはともかく。
みんな、花開け。