英会話のNOVAに立ち入り検査 解約トラブルで経産省(朝日新聞) - goo ニュース
関連記事でもう一丁朝日新聞の記事を。
「返金少なすぎる」NOVA解約時の精算、受講者に不利(朝日新聞) - goo ニュース
一応解説しておくと、この記事は15日の朝刊一面で朝日がすっぱ抜いた、いわゆる「特ダネ」で、慌てた他社が追随して後追い記事を書くハメになっている。
しかしなあ…。
NOVAの受講料体系についてはかねがね疑問を持っており、昨年5月13日のエントリでも触れていたのだが、とうとうこうした事態になったか。
その時のエントリにも書いたのだが、「予定は未定」なものに、先払いで70万も払えるかと。英会話を習いだした2000年10月に、主だった英会話学校を回って資料を取り寄せたり直にマネージャーの話を聞きに行ったりして、受講料の比較などを行ったのだが、はっきり言って、NOVAだけがべらぼうに高かった。他の英会話教室では、レベルに応じて10万円台からのコースもあって、学費ローンも薦められたりして、月々の負担が少なくて済むようなシステムだったが、NOVAだけは違った。あそこだけは初回にがっつり払ってくれたらその分安くなるからまず金を出せときた。しかも最低納入金額も、平気で20万を超えてくると来たもんだ。当時はフリーター風情、ボーナス一括払いなんぞ出来るはずもないし、とにかくこちらは質よりはある程度の価格優先で教室を探していたから、何度NOVAから勧誘の封書が届こうと、全く持って無視。そりゃそうだ。フリーター風情には、10万円台で済むものと20万円台とでは、金額以上に越えられない、いや越えてはいけない壁があったのだ。
その頃、個人的にNOVAのマネージャーをやっていた奴とつきあいがあり、NOVAのシステムについて聞いてみようと思ったら、そいつは「まあそんなことはいいから云々」と、一言で話をはぐらかしやがったw 今思えば、そいつが話をはぐらかしたのは、おいらがフリーター風情で金を持っていなかったのもさることながら、おそらくそいつ自身が、NOVAの受講料システムに大きな疑問を持っていて、自分の友人たるおいらにまでNOVAの毒牙にかけたくなかったのだろう。そいつに送迎を頼まれて、氏の仕事場にもお邪魔したことがあったが、深夜12時近くだというのに、エリアを統括する本部のお偉いさんと、売り上げについて電話越しに怒鳴りあいをしていたのを、つい昨日のように思い出す。そいつはほどなくしてNOVAを退職、今では立派に音信不通ww まあ、どこかできっと成功しているだろう。
おいらが2004年7月に、某徳島系英会話教室を辞めた時は、ローンで支払いはしていたのだけれど、きっちり月割りで納得行く説明と共に返してくれたぞ。辞めたのは参照のエントリにもあるとおり、勤務時間が遅番か夜勤が中心になり、通学に支障をきたしていたためだったのだが、また英会話教室に行くとすれば、やはり某徳島系を選びたいもの。全く悪いイメージがないし。
思えばリストラだの、講師と生徒の交際で裁判沙汰だの、講師が大麻所持でタイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!!!だの、とにかくNOVAだけは話題には事欠かないこと。
テレビ電話レッスンが失敗して、焦っているのかな?
まあ、「予定は未定」というものに、大金を投じる事なかれ…ということですな。
70万なんて、多分おいらが某徳島系教室に通っていた4年分の学費に相当するからなあ…。
参考エントリ
2006年5月13日付「作ればいいってもんじゃないだろう」
2005年2月7日付「しけた英会話」
「駅前留学」などで知られる英会話スクール最大手「NOVA」(統括本部・大阪市)が、特定商取引法違反の疑いなどで経済産業省と東京都の立ち入り検査を受けていたことが分かった。解約時に高い精算金を要求したり、解約をめぐって事実と異なる説明をしたりしたとして、同法に抵触する可能性が浮かんでいる。経産省は検査で得た資料などを分析し、違反事実が固まれば新規契約の勧誘や受け付けなどの業務停止命令や改善指示といった行政処分に踏み切るとみられる。
立ち入り検査は14日に行われ、同社の本部とともに一部の教室も対象になった模様だ。
関係者によると、NOVAでは、受講者は事前に受講料を支払い、まとめて支払う金額が多ければ多いほど授業1回あたりの単価が安くなる。
しかし、受講者が中途解約を申し出ると、支払時とは別の料金体系で精算されて返還分が少なくなるため、トラブルが起きている。東京、名古屋、京都などで訴訟が起きたり、NPO法人が精算方法の見直しを求める活動をしたりしている。
NOVAを巡っては、一部の教室ではレッスンの予約がとりにくくなっているとの指摘があるほか、「突然、通っている教室が閉鎖された」といった苦情もあるという。
経産省なども、こうした経緯がある以上、受講者が解約に至るのはNOVA側にも責任があり、現行の精算方法では合理的ではない、とみている模様だ。
さらに、同社の解約に関する事項の説明が、特商法が禁じる「不実の告知」に当たる疑いも浮上している。
NOVAは新規の受講者を勧誘する際、まず住所、氏名などを登録。数日後に受講コースを振り分けるレベルチェックをし、契約内容を決めて正式な申し込みを受ける。
特商法は契約後、一定期間内なら無条件で解約できる「クーリングオフ」の制度を定めているが、受講者が解約を申し出ても、最初に氏名などを登録した日を「契約の起算日」などと主張。受講者とトラブルになる例があるという。
同省の諏訪園貞明・消費経済対策課長と都の担当者は「検査は事実だが、内容はコメントできない」と話している。
NOVAは81年創業。同社によると、教室数は05年度末には994で、同年9月現在の生徒数は48万人。
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「返金少なすぎる」NOVA解約時の精算、受講者に不利(朝日新聞) - goo ニュース
最大手の英会話スクール「NOVA」。「NOVAうさぎ」など親しみのあるキャラクターやユニークなCMが話題を集める一方、解約をめぐるトラブルは相次いでいる。「途中解約で戻ってくる受講料が少なすぎる」。精算方法をめぐって法廷で争った元受講者らは不信感をにじませる。
◇
東京都北区の女性(46)はNOVAへの怒りが収まらない。
入会から2年あまりたった01年12月、もっと通おうとレッスン600回分にあたる600ポイントを約72万円で買った。
解約を申し入れたのは03年7月。138ポイントを使っただけだった。50万円前後は返ってくると計算していたが、担当者が示した返金額は約26万円だった。
一部のポイントはレッスンを受けていなくても「有効期限」が切れたとされた。使用済みポイントは購入時とは違う高い単価で計算されて差し引かれた。
3カ月後、NOVAに損害賠償を求める訴訟を起こした。判決では、NOVA側が事前に約51万円を女性への支払いのために供託したことから請求そのものは棄却されたが、NOVAの計算方式は不当と認められた。
解約したのは、予約が取りにくくなったうえ、講師のやる気の差が大きくなっていくように思えたからだという。
精算の根拠について正式な書類を求めると、2週間待たされて渡されたのは「これ以上この件で請求しない」という文言への署名を求めた「同意書」だったという。
大津市の工務店役員安川支朗さん(41)は入会から2年後の02年3月、解約を申し出た。約76万円で買った600ポイントのうち、使ったのは54ポイント。示された返金額は約4万5000円だった。
安川さんは03年5月、実際に使ったポイントの分だけ、購入時の単価で精算するよう求めて提訴。半年後、安川さんが返金額として主張する約70万円をNOVAが支払うことで和解した。
安川さんによると、解約を申し出た際、教室の責任者に明細を出すよう求めたが、パソコンを見ながら「打ち出せない仕組みになっている」と拒まれたという。
京都市の司法書士、植松香さん(30)は04年10月、約30万円で買った150ポイントのうち36ポイントを使った時点で解約。返金額を約5万9000円とした精算書と「同意書」が送られてきた。現在、NOVAと最高裁で係争中だ。
植松さんは言う。「早く辞める人からもできるだけたくさんお金を取りたい。NOVAはそう考えているんでしょうか」
◇
NOVAの精算方法を問題視する声は、かねて消費者団体の間で上がっていた。
日本生協連合会などが母体のNPO「消費者機構日本」(COJ、根来泰周会長)は05年6月、各種学校をめぐる契約トラブルの電話相談を実施。予備校や塾などについての相談が62件寄せられた。NOVAの解約についての苦情も複数あったという。
COJは同年9月、契約時と違う単価で精算するのは特定商取引法に違反するなどとして、規定を改めるよう申し入れた。NOVAからは「広く認められた精算方法で、その内容は合理的」などと回答があった。
学者や弁護士らでつくるNPO「京都消費者契約ネットワーク」(理事長、長尾治助・立命館大名誉教授)が04年12月、同様の申し入れをした際には、「どのような法的根拠で申し入れをしているのか」という内容の回答だった。
国民生活センターによると、外国語・会話教室をめぐる相談件数は01~05年度の5年間で約1万7000件。うち約1万6000件は契約・解約のトラブルが含まれている事例だ。また、関係者によると、ここ数年、全国の消費生活センターに寄せられたNOVAについての苦情・相談は年間で1000件前後に上り、ほかの英会話スクールを引き離しているという。
◇
NOVAは猿橋望代表が海外生活の経験を生かして81年に大阪で創業。他社に比べて安い受講料や「駅前留学」をうたい文句にした広告キャンペーンで人気を集め、急速に業績を伸ばした。
教室数は93年に100店を達成。以降も新規出店を加速させ、05年度末には994店に達した。05年9月現在の生徒数は48万人で67%のシェアを誇る(同社調べ)。
しかし、入会者数が頭打ちとなった影響で06年3月期決算では96年のジャスダック上場以来初めて、最終損益が約30億円の赤字に転落した。
このため、同社は07年3月期は一転、80店以上を閉鎖するリストラ策に着手して来期以降の収益回復を計っている。
一応解説しておくと、この記事は15日の朝刊一面で朝日がすっぱ抜いた、いわゆる「特ダネ」で、慌てた他社が追随して後追い記事を書くハメになっている。
しかしなあ…。
NOVAの受講料体系についてはかねがね疑問を持っており、昨年5月13日のエントリでも触れていたのだが、とうとうこうした事態になったか。
その時のエントリにも書いたのだが、「予定は未定」なものに、先払いで70万も払えるかと。英会話を習いだした2000年10月に、主だった英会話学校を回って資料を取り寄せたり直にマネージャーの話を聞きに行ったりして、受講料の比較などを行ったのだが、はっきり言って、NOVAだけがべらぼうに高かった。他の英会話教室では、レベルに応じて10万円台からのコースもあって、学費ローンも薦められたりして、月々の負担が少なくて済むようなシステムだったが、NOVAだけは違った。あそこだけは初回にがっつり払ってくれたらその分安くなるからまず金を出せときた。しかも最低納入金額も、平気で20万を超えてくると来たもんだ。当時はフリーター風情、ボーナス一括払いなんぞ出来るはずもないし、とにかくこちらは質よりはある程度の価格優先で教室を探していたから、何度NOVAから勧誘の封書が届こうと、全く持って無視。そりゃそうだ。フリーター風情には、10万円台で済むものと20万円台とでは、金額以上に越えられない、いや越えてはいけない壁があったのだ。
その頃、個人的にNOVAのマネージャーをやっていた奴とつきあいがあり、NOVAのシステムについて聞いてみようと思ったら、そいつは「まあそんなことはいいから云々」と、一言で話をはぐらかしやがったw 今思えば、そいつが話をはぐらかしたのは、おいらがフリーター風情で金を持っていなかったのもさることながら、おそらくそいつ自身が、NOVAの受講料システムに大きな疑問を持っていて、自分の友人たるおいらにまでNOVAの毒牙にかけたくなかったのだろう。そいつに送迎を頼まれて、氏の仕事場にもお邪魔したことがあったが、深夜12時近くだというのに、エリアを統括する本部のお偉いさんと、売り上げについて電話越しに怒鳴りあいをしていたのを、つい昨日のように思い出す。そいつはほどなくしてNOVAを退職、今では立派に音信不通ww まあ、どこかできっと成功しているだろう。
おいらが2004年7月に、某徳島系英会話教室を辞めた時は、ローンで支払いはしていたのだけれど、きっちり月割りで納得行く説明と共に返してくれたぞ。辞めたのは参照のエントリにもあるとおり、勤務時間が遅番か夜勤が中心になり、通学に支障をきたしていたためだったのだが、また英会話教室に行くとすれば、やはり某徳島系を選びたいもの。全く悪いイメージがないし。
思えばリストラだの、講師と生徒の交際で裁判沙汰だの、講師が大麻所持でタイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!!!だの、とにかくNOVAだけは話題には事欠かないこと。
テレビ電話レッスンが失敗して、焦っているのかな?
まあ、「予定は未定」というものに、大金を投じる事なかれ…ということですな。
70万なんて、多分おいらが某徳島系教室に通っていた4年分の学費に相当するからなあ…。
参考エントリ
2006年5月13日付「作ればいいってもんじゃないだろう」
2005年2月7日付「しけた英会話」
かつてパソコンライターの林晴比古氏が「モータリ
ゼーションブームの頃の自動車教習所の教官はひどい
のが多かった。『免許を取らせる』というよりも『早
くいびって追い出して次のを入れよう』ではないかと
思える代物であった。少子化で免許を取ろうとする人
が減り自動車教習所自体が斜陽化すると今までの横暴
のツケを払う破目になっている。」と書いていまし
た。英会話産業もいずれそうなるのでしょうか。
コメントありがとうございます。
英会話産業が斜陽化することは、おそらくないとは思うのですが、仰るとおり、少子化の波はすでに現れていて、NOVA KIDSに代表されるとおり、少なくなった子供をも囲い込もうとしていますね。20年前には考えられなかった光景なのですが…。
ただ、親の世代の「私は英語で苦労したから、子供達には苦労させたくない…」という心理を、うますぎるほどついている商売だとは思います。
そういう意味では、斜陽化…するんでしょうかねえ…?
英会話を教える企業としての意識が、あのCMからは全く感じられなかった。
結局それで大衆ウケや客寄せには成功したけど、英会話を教える意識は、最初から薄かったんじゃないかいな?
ワタクシは高校時代にAE○N(ジャスコじゃないよ)にいってたけど、当時はコース単位の設定で、休んだ分はきっちり精算されていたはず(次のコースに繰り越しとか)。
何より、講師もスタッフもみんなフレンドリーで、雰囲気が良かった。
行かなくなってもう10数年も経ったので、当時の英語力は錆び付いてしまったけれど(--;)、また行くんならAE○Nやな・・・と思うね。
っていうか、話しは戻るけど、600回のレッスンて、どうやって消化すんねんな?
毎日通うたって3年くらいかかるよなぁ。
有り得ない・・・
しかし、600回の受講料を前払いとはね…。
しかも使用期限付きって…。
年金暮らしのリタイヤ世代でないと使い切れませんね。
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誤った情報もあるようですが、今にしてみれば、真に迫ったものもあります。