２０年ぶりのおつきあい

いやあ、まさかねえ…。

まさか、齢３１にもなって、ビックリマンチョコを買うことになるとは思わなんだよ。



ビックリマンチョコなんて、あたしゃ２０年ぶりに買いましたよ。

思い起こせば、ビックリマンチョコを買いあさり、やれ天使のシールだ悪魔のシールだなんだと一喜一憂していたのは小学校６年の頃、それが１９８６年だから、かれこれもう２０年も昔とな。
親からもらったはした金なけなしのお小遣いを握りしめて、宝塚市逆瀬川駅前のジャスコへ突撃、しかもちゃんと入荷日に出掛けたのに、誰かが今で言う「大人買い」をしてくれたので買えず、半ベソをかきながらとぼとぼと家に帰ったのは、ガキンチョの頃のげに懐かしき思い出よ。

今回、ビックリマンチョコを買ってしまったのはほかでもない。
「ビックリマンプロ野球チョコ」が発売されたので、話のネタにちょいと買ってみたというわけ。
元々自分には収拾癖などというものはほとんど無く、小学生の頃にビックリマンチョコをシール目当てで買いまくったことはあったけれど、それ以来、集めるために何かを買うという消費行為は、ほとんどしてこなかった。記念切手だって、ほぼ趣味と実益を兼ねていたような形だったから、シートごと保存するような事はせず、１枚か２枚を保存しておいて、あとは容赦なくどんどん使った。
プロ野球にしても、物を集めるということをしなかったから、選手へのサインもそれほど執着心がなかったし、ましてや選手カードを集めるために、大量にガムを買い込んだり、名前は言えないけれどごまかずさんのように、食いきれないほど大量に「プロ野球チップス」を買い込み、カードだけ抜き取ってはあとは相方を肥やすべく送りつけるようなあくどい真似も一切していない（笑）。

で、買い込むべく近所のスーパーに突撃。

…。
一個７８円って高くないっすか？
俺の知っているビックリマンチョコというのは、確か６０円台だったと思ったけどなあ…。
まさか、原油の高騰に便乗した値上げじゃないだろうな、Ｌ・Ｏ・ＴＴＥ　××××　ロッテさんよ？
昨今、こうしたお菓子に限らず、いわゆる「食玩」と言われるおまけつきのお菓子は、そのほとんどは大人をターゲットにしたもの。なるほど、食玩をあれこれ眺める限り、とても今時のお子様が理解できるような代物ではないのは確かである。昔の食玩といえば、子供達が織りなすムーブメントに便乗したものばかりで、たとえばスーパーカーであり、たとえばブルートレインであったり、たとえばビックワンガムだったり、そうでなくても子供向けにミニカーにお菓子をつけた食玩など、そのほとんどは子供向けだったが、今は時代が全然違うのね。だって、今の子供に「ビックワンガム」って言ったって、その良さが伝わるのは大人でしかないからね。
大人向けの商品であるならば、一個７８円のビックリマンチョコも、強ちぼったくりとも言えないよなあ…。
もうちょっと安ければ、大人買いしてきても良かったのだが、さすがにあの箱をまるまる抱えてレジまで持って行くのは気が引ける（笑）。というわけで、とりあえず５個を選んでレジに持って行くチキンなおいら。

家に帰って、早速封を解く。
出てきたのは…。

藤川球児
今江敏晃
金村暁
岩隈久志
松中信彦

２４選手中の５選手がだぶりもなく出てきたという事で、まずは幸先良し。
コンプリートできるかしらん…。

ちなみにこのビックリマンプロ野球チョコ、静岡県を含む首都圏地区の限定発売になっております。
他地域の方、残念でした。

※参考記事　冴島裕幸氏「Ridiclous thoughts」の「私の愛を、きっと貴方は理解できない」