昨日は朝からマリーンズに激震が走りまくり、そして超特大のトリのネタが………という展開で、しかもその3連発が朝から試合開始直前まで続いたものだから、昨日の試合にすんなり入り込めなかったファンも大勢いるのではないかと推測しますが…。
昨日流れた3つのニュースは、そのうちの1つをとってしても、同じマリーンズファン同士で1日酒を飲み交わしながら語ることが出来るほどの特大のネタだというのに、それが3つも続くのだからまあ恐ろしいこと。
こうなると恐ろしいのもで、人間は1つのネタに対してどれほど大きいニュースであるかという感覚が薄れていってしまう。
例えは悪いけれど、3月11日に発生した巨大地震以来、東北、関東地方がたびたび大きな余震に襲われ、いっときは朝方に緊急地震速報が4連発で流れるほど余震活動が活発だった頃の状態のような。
余震活動の前には、Mが6クラス、7クラス、或いはどこぞの地域で震度5以上を観測しても、さほど大きな関心を寄せなくなった時の感覚と、それとなく似ているような…。
時系列を追って、順に書いていきましょう。
朝。
今年はなかなか活躍できずに2軍生活を強いられている今岡が、来季はどうやらコーチ兼任になることが報道されてファン騒然。
打撃を評価…今岡、コーチ兼任で来季も現役続行へ - スポーツニッポン
う~ん。。。
これ藤岡対策なんかね。
そりゃあ東洋大の大先輩がいるチームなら、比較的狙いを絞って入団させやすい意図があるとは思うけれど…。
それらを抜きにして考えると、現段階では選手としての実績は伴ってはいないけれど、首位打者を獲った事のある男。
その実績を、どう後輩達に伝えていくのか。
今岡より年下でもいち早くコーチ業に転進した大塚は、元から兄貴分的なところもあったからいいけれど、今岡にその才は…あるのかしらん?いや、あって欲しいけれど。
今岡が選手兼任でコーチ入りすることが報じられて間もなく、高橋慶彦2軍監督が更迭されるというニュースが飛んできて更にファン騒然。
高橋慶彦2軍監督が退任!チーム若返りへ首脳陣大幅刷新…ロッテ - スポーツ報知
この話、「機関紙」スポニチからではなく、読売報知発なのが興味があるところ。
見出しでは断定しているけれど、記事中では「退任が濃厚」としか記されておらず、まだ正式に発表されたわけではないけれど、去年ファーム日本一に導いた指揮官を、1年の不調で更迭すると言うのも不思議と言えば不思議な話で、なにやらいろいろ考えさせられるなあ…というのが偽らざる話。
もし今年一年の成績の責任を問われての退任だとするのなら、1軍でけが人があれだけ多く発生して、主力選手は放出するか帰国を容認し(まあこれは致し方ない部分もあると思う)、不振の大砲を2軍に落としたままで、2軍で主力レベルとされていた人材をごっそり1軍にもっていかざるを得ないチーム状況では、いくら育成機関の2郡とはいえ、まともに勝負に持って行こうと思う方が土台無理な話であり、詰め腹だとするならちょっと違うんじゃないのかなあ…。
むしろ今年一年の成績で詰め腹というなら1軍の監督もゲフンゲフン(´・ω・`)
何かある。
でもそれが何なのか、外から見ている分には分かるはずもない。
これら2つの流れを持ってしても、すでにストーブリーグに突入したマリーンズの優勝が目に見えて妄想できるネタだと言うのに、お昼前になって、それらの流れをも凌駕する、超弩級の衝撃ニュースが飛び込んできたものだから、現地に出かけて連敗脱出を願っていたファンの試合への集中などどこ吹く風。
こんなニュースが、まだシーズンを1ヶ月近く残している試合前に入ってくるのだから、それ自体が尋常ではない事態。
この一報を最初に伝えたのは、読売報知の共同電。
ここでは共同電のニュースをソースとして貼り付けても仕方がないので、各スポーツ紙の見解を。
ロッテ球団トップ2辞任…生え抜き選手の放出で食い違い - スポーツニッポン
ロッテ瀬戸山球団社長辞任「くたびれた」 - 日刊スポーツ
ロッテ赤字削減も弱体化であつれき/解説 - 日刊スポーツ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
2009年の段階では、フロントとオーナーサイドは蜜月関係だと思っていたし、それは去年を見る限りも変わらないと思っていたのだが、そう思っていたのは我々ファンサイドだけの話で、いつしか両者にも亀裂が生じていたということなのだろうか。
正直な話、選手を戦力として、オーベルシュタイン並みの冷酷な目で分析することが出来る石川総統が、2008年ごろにマリーンズに来てから、一気におかしくなっていった。それがファンを巻き込んだ、前監督と現フロント陣の大きな政治闘争に発展し、あまりの騒動の大きさに、弁が立つ石川総統も瀬戸山社長もその口を塞がざるを得なくなり、結果「沈黙は金なり」を地で体現したフロント陣が圧勝した形に。
正直、石川総統がロッテに来てからいろいろとおかしくなったのはそうだとは思うけれど、その一方で、冷酷すぎるくらい冷静な目で戦力分析が出来る石川総統も、それなりの能力は持っているとおいらはかねがね書いているのは、長くご覧頂いている皆様には先刻御承知の通りで、それは今でも揺るぎはないとは思っている。
思ってはいるけれど、弁が立つのが決定的なマイナス要因で、言わなくてもいいことをベラベラしゃべってくれはるものだから、いらぬ波風を立たせる要因になったのは間違いないだろう。
まあ、1000000000000000000000歩くらい譲って、石川総統の発言だけを切り取って楽しめるほどの笑いのセンスがあったなら、その全ての言葉を笑いに昇華できたのかもしれないが、そのあたりはロッテファンの意地と申しますか、悲しい性と申しますか。
っていうか石川総統、いやさ石川さん。
ほとぼりがさめたらロフトプラスワンあたりで地下トークショーやって下さいよ。
やってくれたら、席料10000円でも俺、出すよww
「今明かされるあの日、あの時」なんて銘打ってやられたら、デートも仕事も放り出して新宿まで行っちゃいますぜ。
前監督が暴露本を出すか、石川総統がトークショウでしゃべっちゃうか。
どちらがビジネス的に早いかひじょーに興味があります。
ビジネスになんかなるかボケ?まあ確かにおっしゃるとおり(´・ω・`)
それはともかく。
経歴は功罪相半ばした瀬戸山社長。
2009年の春頃は敵対したことも思いっきり書いていたし、元はといえば2004年の球界再編問題時の、ロッテの合併画策のキーマンだったのが他ならぬ瀬戸山社長だったわけで、もし2004年の球界再編問題が、オーナーサイドの意向通り、瀬戸山社長の動き通りに物事が進んでいれば、「2004年でロッテとパリーグを壊した人」とだけ書いておればそれで済む話だったのかもしれないが…。
もちろん苦い思い出もあるけれど、私は瀬戸山社長は、結果的に千葉ロッテマリーンズに現在の繁栄(今は翳りが色濃いけれど)をもたらした功労者だと思っております。
そしてこれはみんな見くびっていると思うけれど、瀬戸山社長は良くも悪くも自分を殺して黒子に撤することが出来る人材。
瀬戸山社長がいなければ、千葉市長や千葉県知事を相手にしたビジネスの話など出来るわけもなかっただろう。
マリンの試合開催時に、球場正面に屋台村が出来てお祭りムードをかき立てているけれど、そうしたお祭り的な雰囲気を出せるようになったのも、瀬戸山社長の手腕の賜物である。
それ以前など、球場正面を車でさっと通りがかっても、場内のナイター照明が光っていなければ、試合が行われているかどうかすらも判然としなかったほど人がいなかったし、お祭りムードも全くなかった。
場内外で様々な催し物が行われるようになったのは、2004年に瀬戸山社長がロッテに来てからのことで、成田や茂原に後援会が出来たのも氏の手腕の一つ。
参考までに、2006年の記事で古いのは恐縮ですが、ヤフーにもリンクされていたこんな記事を。
千葉ロッテマリーンズ球団代表 瀬戸山隆三氏に聞く - 戦略経営者
もちろん100%氏を礼賛するつもりはないけれど、そうした実績を語らずして瀬戸山社長を語るのは、断じてフェアではないと思うのだ。
一言で語るなら、絶対に敵には回したくない人。それは2009年のお家騒動のときにも、折に触れて書いているはずである。
人は華麗な方向のみに目が行きがち。それが2009年で言えば当時の監督の言動であったり。
そうした中で、「黒子に徹することが出来る人は怖い」と書き続けていたのは、つまりはそういうことなんです。
100%真っ正面から行ったって、まともに勝てる相手ではない。
なにせナベツネの指令の下に黒子に徹することが出来る人材なのだから。
その瀬戸山社長が、言葉こそ「くたびれた」だが、おそらくはオーナーサイドとの軋轢が多々あっての辞任。
おそらく表に出る話、出ない話、スポーツ紙が取り上げる話、週刊誌が取り上げる話など、諸処あっての辞任であろうとは思う。
私は、瀬戸山社長ほどの人材を見たことはないと思っております。
正直言えば、石川総統は去っても、瀬戸山社長には残ってほしかった。
まあ、いろいろあったんでしょう。
タイミング的には7月には辞任を決めていたというので、形的には例のトレードショックと重なるけれど、それも理由の一つかもしれないが、おそらくは別に決定的な要因があるのかなと。それが何かは分からないけれど、オーナーサイドと決別する何かがあったのだろう。
ファン離れを起こすほどの強引なやり方だったとはいえ、オーナーサイドから厳命されていた赤字圧縮の目標に向かって驀進していた感はあるし、それを達成できずに詰め腹を切らされた、或いはファン離れを起こしたから罷免…という理由だけでは全く説明がつかないからだ。
そしてトレードショックの一件で、おいらは石川総統と監督は批判…というか非難をしたが、瀬戸山社長の名前はあの時は一切出していない。
それはなぜなのか。
両者の役割を考えていただければお分かりだと思う。
赤字圧縮という面から見れば、おそらく野球と両立できるのは、瀬戸山さんをおいて他には達成し得ない努力目標ではないかと思う。
正直、後任人事がとても怖い。
2003年以前の状態に戻ってしまうのでは…と考えるだにぞっとする。
そうならないような人材がいればよいのだが…。
しっかしこの話、べべた街道まっしぐらとはいえ、まだシーズンが1ヶ月近く残ってるんだよ…(・・;)
昨日流れた3つのニュースは、そのうちの1つをとってしても、同じマリーンズファン同士で1日酒を飲み交わしながら語ることが出来るほどの特大のネタだというのに、それが3つも続くのだからまあ恐ろしいこと。
こうなると恐ろしいのもで、人間は1つのネタに対してどれほど大きいニュースであるかという感覚が薄れていってしまう。
例えは悪いけれど、3月11日に発生した巨大地震以来、東北、関東地方がたびたび大きな余震に襲われ、いっときは朝方に緊急地震速報が4連発で流れるほど余震活動が活発だった頃の状態のような。
余震活動の前には、Mが6クラス、7クラス、或いはどこぞの地域で震度5以上を観測しても、さほど大きな関心を寄せなくなった時の感覚と、それとなく似ているような…。
時系列を追って、順に書いていきましょう。
朝。
今年はなかなか活躍できずに2軍生活を強いられている今岡が、来季はどうやらコーチ兼任になることが報道されてファン騒然。
打撃を評価…今岡、コーチ兼任で来季も現役続行へ - スポーツニッポン
ロッテが今岡誠内野手(37)に対して、来季は選手兼任のコーチ就任を要請していることが、17日分かった。球団では来季も引き続き指揮を執る西村監督の意向に従って、卓越した打撃技術を誇るチーム最年長野手に指導者の肩書を加えることになった。
09年オフに阪神を戦力外となった今岡は、昨春キャンプでテストを経てロッテ入り。今季は13試合で打率・130、1打点で6月から2軍降格しているが、技術だけでなく実績、野球へ真摯(しんし)に向き合う姿勢は首脳陣も信頼を寄せている。昨季日本一のチームは今季、最下位に低迷。岡田、伊志嶺ら若手が育っているとはいえ、来季に向けて打線の立て直しは急務となっている。球団関係者は来季で16年目を迎える今岡について「打撃に関してはまだまだ現役でやれる。若手の育成にも力を発揮してほしい」と評価。ベテランの持つ経験をチームに還元するため、兼任コーチとして現役続行を要請。選手として、指導者として今岡がチームの巻き返しを担う。
う~ん。。。
これ藤岡対策なんかね。
そりゃあ東洋大の大先輩がいるチームなら、比較的狙いを絞って入団させやすい意図があるとは思うけれど…。
それらを抜きにして考えると、現段階では選手としての実績は伴ってはいないけれど、首位打者を獲った事のある男。
その実績を、どう後輩達に伝えていくのか。
今岡より年下でもいち早くコーチ業に転進した大塚は、元から兄貴分的なところもあったからいいけれど、今岡にその才は…あるのかしらん?いや、あって欲しいけれど。
今岡が選手兼任でコーチ入りすることが報じられて間もなく、高橋慶彦2軍監督が更迭されるというニュースが飛んできて更にファン騒然。
高橋慶彦2軍監督が退任!チーム若返りへ首脳陣大幅刷新…ロッテ - スポーツ報知
ロッテの高橋慶彦2軍監督(54)が、今季限りで退任することが17日、分かった。最下位に沈むチームは、オリックスに敗れてリーグ優勝の可能性が完全に消滅。来季の巻き返しを図る上で、フロントは1、2軍を含めた首脳陣を大幅に刷新する方針を固めている。
現役時代、俊足好打のスイッチヒッターで鳴らした高橋2軍監督は、04年7月にロッテの1、2軍巡回コーチに就任。当時2年目だった西岡剛内野手(現ツインズ)のスイッチ転向を後押しし、素質を開花させるなど高い技術指導には定評があった。1軍打撃コーチなどを歴任した後、昨季から2軍監督として若手の底上げに力を入れた。
だが、球団はチームの若返りには首脳陣のテコ入れも必要と判断。高橋2軍監督の手腕を評価しつつも、球団は来季の契約を更新しない考えで、このまま退団となる可能性もある。後任の2軍監督候補には、青山道雄1軍総合コーチ(51)を起用する案などが検討されている。
また、フロントは打撃陣の不振を理由に金森栄治1軍打撃コーチ(54)と来季の契約を更新しない方針だ。リーグ3位から“下克上”で日本シリーズ制覇に輝いた昨季は、リーグトップのチーム708得点を挙げていたが、今季は17日までの120試合で356得点と、1試合平均3得点未満と大きく低下。最下位低迷の一因となった、攻撃陣の責任を取る形になる。
今季で2年契約を満了する西本聖2軍投手コーチ(55)に関しても、来季以降の契約は結ばない方向。昨季は1軍投手兼バッテリーコーチを務め、今年は2軍に配置転換されていた。熱血指導で投手陣の底上げに尽力したが、契約を終えての退団が濃厚とみられる。
この話、「機関紙」スポニチからではなく、読売報知発なのが興味があるところ。
見出しでは断定しているけれど、記事中では「退任が濃厚」としか記されておらず、まだ正式に発表されたわけではないけれど、去年ファーム日本一に導いた指揮官を、1年の不調で更迭すると言うのも不思議と言えば不思議な話で、なにやらいろいろ考えさせられるなあ…というのが偽らざる話。
もし今年一年の成績の責任を問われての退任だとするのなら、1軍でけが人があれだけ多く発生して、主力選手は放出するか帰国を容認し(まあこれは致し方ない部分もあると思う)、不振の大砲を2軍に落としたままで、2軍で主力レベルとされていた人材をごっそり1軍にもっていかざるを得ないチーム状況では、いくら育成機関の2郡とはいえ、まともに勝負に持って行こうと思う方が土台無理な話であり、詰め腹だとするならちょっと違うんじゃないのかなあ…。
何かある。
でもそれが何なのか、外から見ている分には分かるはずもない。
これら2つの流れを持ってしても、すでにストーブリーグに突入したマリーンズの優勝が目に見えて妄想できるネタだと言うのに、お昼前になって、それらの流れをも凌駕する、超弩級の衝撃ニュースが飛び込んできたものだから、現地に出かけて連敗脱出を願っていたファンの試合への集中などどこ吹く風。
こんなニュースが、まだシーズンを1ヶ月近く残している試合前に入ってくるのだから、それ自体が尋常ではない事態。
この一報を最初に伝えたのは、読売報知の共同電。
ここでは共同電のニュースをソースとして貼り付けても仕方がないので、各スポーツ紙の見解を。
ロッテ球団トップ2辞任…生え抜き選手の放出で食い違い - スポーツニッポン
最下位に沈むロッテに激震が走った。瀬戸山隆三球団社長(58)が18日、今季限りで辞任することを明らかにした。石川晃球団運営本部長(50)も辞任する。ともに後任は未定。リーグ3位から日本一に上り詰めた「史上最大の下克上」からわずか1年足らず。補強面で重光昭夫オーナー代行(56)サイドとの意見の食い違いなどから、球団トップ2が入れ替わる異例の事態となった。
オリックス戦前に会見した瀬戸山球団社長は西村監督の来季続投を正式発表した後、自らの去就について口を開いた。
「私は今季で退任します。8年もやったらくたびれる。去年は日本一になった。一回ゆっくりさせていただきたい」
瀬戸山社長はダイエー(現ソフトバンク)の球団代表を経て04年にロッテ球団代表に就任。06年から社長を務めてきた。05年、昨年と2度の日本一に輝き、経営面でも昨年は前年比13億円減の約20億円まで赤字を削減。また08年オフにダイエー時代からの腹心である石川本部長(当時球団副代表)を招くと、練習量不足で低迷していたバレンタイン体制を一掃し、二人三脚でチーム強化に努めてきた。日本一となった昨季から1年も経過しない時期に突然の辞任表明。背景には補強面で重光オーナー代行サイドとの意見の食い違いがあったと指摘する声がある。
事実上の現場トップである石川本部長は「チーム強化には血の入れ替えが必要」と積極的にトレードを行ってきた。久保や清水ら生え抜きの主力も放出。本社サイドから赤字削減を厳命されており、高額年俸のFA選手の引き留めにも消極的にならざるを得なかった。
昨オフは主力投手のトレード話を進める球団に選手が反発。今年6月には選手会長だったサブローが巨人にトレード移籍した。ある主力選手は「次は誰が出されるのか心配で仕方ない。みんなそう話している」という。選手間の不満の声はオーナーサイドの耳にも入った。加えて最下位低迷。球団経営をフロントに一任してきた重光オーナー代行も不信感を抱き、蜜月関係に亀裂が生じたようだ。
瀬戸山社長は「組閣に関しては白紙」としたが、西村監督の強い意向で日本ハムのヘッドコーチ・福良淳一氏の招へいは決定済み。また、金森打撃コーチ、高橋2軍監督、西本2軍投手コーチは退団する。昨季の日本一チームは嵐のオフに突入しそうだ。
ロッテ瀬戸山球団社長辞任「くたびれた」 - 日刊スポーツ
昨季の日本一ロッテのフロントが刷新される。ロッテ瀬戸山隆三球団社長(58)は18日、今季限りで辞任することを表明し、チーム編成の指揮を執ってきた石川晃球団運営本部長(50)も辞任することが発表された。後任は未定。18日現在、チームは首位から25ゲーム差離れた最下位に低迷する。コーチ人事を含めて、大幅テコ入れを強いられる。
オリックス戦前、異例とも言える球団トップ2人の辞任会見が行われた。瀬戸山社長は「球宴の時、オーナー代行と本社に話をし、意志が固いということを了解していただいた。8年もやってきて、くたびれた。少しゆっくりしたい」と、経緯を説明した。最下位に低迷する責任を取るものではなく、以前から腹は固まっていたとはいえ、試合前の時点で24試合も残す中での辞意表明は唐突な印象は否めない。「来季に向けての報道が先行する状況は、チームにとっても良くない」と説明した。自らの辞任表明で事態の沈静化を図る意図を明かしたが、最下位に迷走するチーム状況同様、ドタバタ感は否めなかった。瀬戸山社長に請われる形で08年に入団した石川本部長も「私と社長は二人三脚でやってきたから」と同じく辞任する。
瀬戸山社長はダイエーの球団代表を経て、04年にロッテの球団代表に就任。06年から社長を務め、05年と10年に日本一を達成した。そんな球団改革の功労者でもあるフロントトップとチーム編成の中心的存在だったNO・2の辞任という異例の事態にあって、来季も契約が残る西村監督の続投が改めて発表された。同社長は「9月10日に監督に続投のお話をさせていただき、了解をいただいている」と話した。水面下で進行している来季の組閣については「新体制がスタートしてから速やかに決める」と白紙を強調したが、金森打撃コーチら今季限りで契約が満了するコーチを中心に顔ぶれを一新する方向性に変わりはない。そのためにはフロントの再編成を迫られる。
ロッテ赤字削減も弱体化であつれき/解説 - 日刊スポーツ
昨季の日本一ロッテのフロントが刷新される。ロッテ瀬戸山隆三球団社長(58)は18日、今季限りで辞任することを表明し、チーム編成の指揮を執ってきた石川晃球団運営本部長(50)も辞任することが発表された。
突然の辞任が球団改革の難しさを改めて浮き彫りにした。瀬戸山社長は就任以来、チーム強化とともに、球団の赤字体質からの脱却を陣頭指揮してきた。就任時に37億円あった赤字も昨季は20億円まで軽減に成功し、石川本部長とのタッグで取り組んできた改革は順調と思われていた。
一方で「強化」と「赤字削減」という両立困難な命題の中で、壁にぶつかっていたのも事実だ。改革のためには荒療治も必要。行ってきたのが、経費を押し上げる要因となっていた高額年俸選手の放出だった。09年オフにはエース清水を横浜へ、昨オフは西岡(現ツインズ)のポスティングシステム(入札制度)行使を容認し、小林宏が阪神にFA移籍。今季はシーズン中に選手会長のサブローを巨人へトレードした。ビジネスに徹した手法が「生え抜き軽視」と批判を浴びることも少なくなく、周囲とのあつれきを生むこともあった。
チームが好成績を残している間は強引な手法でも不満が噴出することは少ないが、最下位に低迷する今季は、チーム関係者からも編成方針に対しての疑問の声が上がることもあった。同社長は「任期満了」の円満退社を強調していたが、今回の辞任劇にはそうではない一面も含んでいる。【ロッテ担当・鈴木良一】
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2009年の段階では、フロントとオーナーサイドは蜜月関係だと思っていたし、それは去年を見る限りも変わらないと思っていたのだが、そう思っていたのは我々ファンサイドだけの話で、いつしか両者にも亀裂が生じていたということなのだろうか。
正直な話、選手を戦力として、オーベルシュタイン並みの冷酷な目で分析することが出来る石川総統が、2008年ごろにマリーンズに来てから、一気におかしくなっていった。それがファンを巻き込んだ、前監督と現フロント陣の大きな政治闘争に発展し、あまりの騒動の大きさに、弁が立つ石川総統も瀬戸山社長もその口を塞がざるを得なくなり、結果「沈黙は金なり」を地で体現したフロント陣が圧勝した形に。
正直、石川総統がロッテに来てからいろいろとおかしくなったのはそうだとは思うけれど、その一方で、冷酷すぎるくらい冷静な目で戦力分析が出来る石川総統も、それなりの能力は持っているとおいらはかねがね書いているのは、長くご覧頂いている皆様には先刻御承知の通りで、それは今でも揺るぎはないとは思っている。
思ってはいるけれど、弁が立つのが決定的なマイナス要因で、言わなくてもいいことをベラベラしゃべってくれはるものだから、いらぬ波風を立たせる要因になったのは間違いないだろう。
まあ、1000000000000000000000歩くらい譲って、石川総統の発言だけを切り取って楽しめるほどの笑いのセンスがあったなら、その全ての言葉を笑いに昇華できたのかもしれないが、そのあたりはロッテファンの意地と申しますか、悲しい性と申しますか。
っていうか石川総統、いやさ石川さん。
ほとぼりがさめたらロフトプラスワンあたりで地下トークショーやって下さいよ。
やってくれたら、席料10000円でも俺、出すよww
「今明かされるあの日、あの時」なんて銘打ってやられたら、デートも仕事も放り出して新宿まで行っちゃいますぜ。
前監督が暴露本を出すか、石川総統がトークショウでしゃべっちゃうか。
どちらがビジネス的に早いかひじょーに興味があります。
ビジネスになんかなるかボケ?まあ確かにおっしゃるとおり(´・ω・`)
それはともかく。
経歴は功罪相半ばした瀬戸山社長。
2009年の春頃は敵対したことも思いっきり書いていたし、元はといえば2004年の球界再編問題時の、ロッテの合併画策のキーマンだったのが他ならぬ瀬戸山社長だったわけで、もし2004年の球界再編問題が、オーナーサイドの意向通り、瀬戸山社長の動き通りに物事が進んでいれば、「2004年でロッテとパリーグを壊した人」とだけ書いておればそれで済む話だったのかもしれないが…。
もちろん苦い思い出もあるけれど、私は瀬戸山社長は、結果的に千葉ロッテマリーンズに現在の繁栄(今は翳りが色濃いけれど)をもたらした功労者だと思っております。
そしてこれはみんな見くびっていると思うけれど、瀬戸山社長は良くも悪くも自分を殺して黒子に撤することが出来る人材。
瀬戸山社長がいなければ、千葉市長や千葉県知事を相手にしたビジネスの話など出来るわけもなかっただろう。
マリンの試合開催時に、球場正面に屋台村が出来てお祭りムードをかき立てているけれど、そうしたお祭り的な雰囲気を出せるようになったのも、瀬戸山社長の手腕の賜物である。
それ以前など、球場正面を車でさっと通りがかっても、場内のナイター照明が光っていなければ、試合が行われているかどうかすらも判然としなかったほど人がいなかったし、お祭りムードも全くなかった。
場内外で様々な催し物が行われるようになったのは、2004年に瀬戸山社長がロッテに来てからのことで、成田や茂原に後援会が出来たのも氏の手腕の一つ。
参考までに、2006年の記事で古いのは恐縮ですが、ヤフーにもリンクされていたこんな記事を。
千葉ロッテマリーンズ球団代表 瀬戸山隆三氏に聞く - 戦略経営者
もちろん100%氏を礼賛するつもりはないけれど、そうした実績を語らずして瀬戸山社長を語るのは、断じてフェアではないと思うのだ。
一言で語るなら、絶対に敵には回したくない人。それは2009年のお家騒動のときにも、折に触れて書いているはずである。
人は華麗な方向のみに目が行きがち。それが2009年で言えば当時の監督の言動であったり。
そうした中で、「黒子に徹することが出来る人は怖い」と書き続けていたのは、つまりはそういうことなんです。
100%真っ正面から行ったって、まともに勝てる相手ではない。
なにせナベツネの指令の下に黒子に徹することが出来る人材なのだから。
その瀬戸山社長が、言葉こそ「くたびれた」だが、おそらくはオーナーサイドとの軋轢が多々あっての辞任。
おそらく表に出る話、出ない話、スポーツ紙が取り上げる話、週刊誌が取り上げる話など、諸処あっての辞任であろうとは思う。
私は、瀬戸山社長ほどの人材を見たことはないと思っております。
正直言えば、石川総統は去っても、瀬戸山社長には残ってほしかった。
まあ、いろいろあったんでしょう。
タイミング的には7月には辞任を決めていたというので、形的には例のトレードショックと重なるけれど、それも理由の一つかもしれないが、おそらくは別に決定的な要因があるのかなと。それが何かは分からないけれど、オーナーサイドと決別する何かがあったのだろう。
ファン離れを起こすほどの強引なやり方だったとはいえ、オーナーサイドから厳命されていた赤字圧縮の目標に向かって驀進していた感はあるし、それを達成できずに詰め腹を切らされた、或いはファン離れを起こしたから罷免…という理由だけでは全く説明がつかないからだ。
そしてトレードショックの一件で、おいらは石川総統と監督は批判…というか非難をしたが、瀬戸山社長の名前はあの時は一切出していない。
それはなぜなのか。
両者の役割を考えていただければお分かりだと思う。
赤字圧縮という面から見れば、おそらく野球と両立できるのは、瀬戸山さんをおいて他には達成し得ない努力目標ではないかと思う。
正直、後任人事がとても怖い。
2003年以前の状態に戻ってしまうのでは…と考えるだにぞっとする。
そうならないような人材がいればよいのだが…。
しっかしこの話、べべた街道まっしぐらとはいえ、まだシーズンが1ヶ月近く残ってるんだよ…(・・;)
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