栄光の扉を開けるのはお前だ。

あの頃を思う身としては、このカテゴリは僕が死ぬまでの永久保存版として考えていたんですが、まさかこうして、このカテゴリでもう一度記事が書けることになるとは…。
いや本当に、素直に応援したいです。こればっかりは。
久々に「ミラクル八千東２００９」カテゴリの発動であります。

元ＢＣ左腕の夢　打撃投手でプロの世界へ…アリゾナで奮闘中（スポニチアネックス） - gooニュース

　アリゾナで勝負を懸けているのは選手だけではない。上條優太氏（２４）は打撃投手として、日本ハムのキャンプに招待参加している。「選手ではないけど、憧れのプロの世界。何とか頑張りたい」と契約へ向け、必死に投げ込む日々が続く。

　八千代東（千葉）の４番として０９年夏の甲子園初出場に貢献。千葉大会決勝の拓大紅陵戦では、今年の日本ハムのドラフト２位新人・加藤から決勝打を放った。その後、日大を中退してルートインＢＣリーグ・石川へ。最速１４５キロ左腕として活躍し、２年前にはソフトバンクの入団テストに呼ばれた経験もある。

　石川に１３、１４年に在籍していた木田優夫ＧＭ補佐に声を掛けられ「来年も現役で頑張ろうと思った時だったので、最初はちょっと残念だったけど、もう未練はない」。１７日に帰国した後も、沖縄・名護キャンプに参加する。　（柳原　直之）

いやあ…。
胸が熱くなります。
八千代東では４番でリリーフ投手も兼ねており、投打の活躍があったからこそのあの旋風が巻き起こったんで、彼が日大を休学（のち中退）してBCリーグ石川ミリオンスターズの世界へ飛び込んだときは、ものすごく意外な気がしたものです。
それでも、あえて腕一本の世界に、大学生という立場を投げ打って、首都圏を捨てて日本海側の百万石加賀の国の独立リーグの道を選んだのであり、いつかは応援に行かねば…と思っていたら、まさか今度は、限りなく「夢」に近い、NPB契約に向けて身を投じるとは…。
これ、もし上條くんが本当に、本当にNPB契約を勝ち取ったとするならば、もちろん八千代東高校からは初の出来事になります。
大学という退路を断って独立BCリーグ石川の門を叩き、そして今度はNPBの契約を視野にするとは…。
いいですね。
夢はどーんと大きく見るもんだ。
実現するために動いた分だけ、人間は大きくなる。
もし、もしもですよ。
この練習参加が契機となって日ハムと契約ともなったら、あたしゃもう鎌ヶ谷にも札幌にも通いますよ。
ただでさえ日ハムには、日大三高から慶應大学へ進んだドラフト6位、パンチ力が魅力でファンになった横尾俊建選手がいるんでねえ。

通う理由は十分だ。

( ´Д`)y━・~~ロッテさんには申し訳ないけども。

いやもう、それとこれとは別ですよそりゃあ。
卒業生みなの希望の星になろうとしているんですよ、彼は。
まあ、それは周囲の勝手な思い込みなんで、彼は彼の夢を、ひとつずつ実現していってほしいです。
だって、かっこいいじゃないっすか。
普通だったら、野球がやりたければそれなりの野球の強豪校へ行くのが王道なのに。
自転車で通える普通の高校へ進学して歴史を塗り替え、大学を中退してプロの道へ飛び込んでいく。
若いうちからこれだけさすらっているんだから、面白いじゃないですか。

「人間も、野球もそして人生も、さすらっていったほうが、おもろいんじゃ、ないんですか～～！！」
と、プロ野球応援歌の中でシャウトしたミュージシャンの方もいらっしゃったじゃないですか。
こんなに面白い話なんて、そうは転がってないですよ。

本当に応援したい。
狙え。上條。