こちらの記事の続きであります。
さて、滝川駅でブレイク中、効果がてきめんすぎる風邪薬の影響で道中ずっと寝てばかりいる嫁さんを待合室に残し、ちょいと駅前散策に出かけてみるw
駅舎は改修工事中で足場が組まれており、駅前ロータリーも工事でごみごみした印象。
駅前通りをちょいと歩いてみれば、大きな看板をはがした、撤退してどこもテナントが入っていない大型スーパーの跡が。
駅の東側にある、北海道中央バス滝川ターミナルを覗いてみる。
入口にでかでかと滝川付近のバス路線図が掲示されており、いまや終着駅には一日3本しか発着しなくなった、JR札沼線の新十津川駅が極めて近いことを、今更改めて思い出すなど(´・ω・`)
新十津川は、滝川駅の西側を流れる石狩川を挟んだ隣町で、新十津川駅のある、新十津川町中心部までタクシーで走っても、おそらくは2000円も出せば間違いなくおつりが来そうなほどで、時間や旅程に余裕があれば歩いて往復したって十分。
乗りつぶしを目指す向きには、札幌から新十津川を目指し、バスやタクシーで滝川へ出るのが王道というところだろうか。
或いは「札沼線」の名前の通り、1972年6月に廃止させた末端区間をしのぶべく、留萌本線石狩沼田駅まで出るだろうか。
どちらにせよ現在の時間は13時20分を回ったころ、新十津川からの上り列車は12時59分に石狩当別行きが発車しており、今度の列車は19時22分までない。
札沼線の一部区間を乗り残してもよいというのであれば、浦臼まで出れば16時01分の石狩当別行きがあるが、札沼線を乗りつぶしていない、或いは乗り潰しそれ自体を考えてない向き以外にはなかなかお勧めするのは難しいw
そうでなくとも、滝川からなら札幌まで特急なら1時間足らず、普通列車を乗り継いでも2時間ほどで行けるが、新十津川から札幌まで、石狩当別か北海道医療大学で乗り継いでも3時間以上かかる。
北海道独特のローカル線風情を楽しみたい方にはこちら…といったところか。
乗り場には行灯式の時刻表が掲示されている。
思えば行灯式時刻表も、いまやプリンタで大きく出力できる時代になり、だんだん見なくなってきている。
駅前散策をしていると、むしょうに小腹がすいてきた。
そういえば今日は7時過ぎの「ホテルまほろば」の朝食から、苫小牧行き普通列車の中でつまみを少々嗜んだ程度で、なにも口にしていない。
構内営業をしているそば屋があったので、天ぷらそばをたのむと、カップめんにのってきそうなさくさくの揚げ物がちょこんとのっている。
そば屋の主人としばし雑談。
折り返し滝川13時44分発になる、12時23分滝川着の快速「狩勝」が未着とのこと。
この列車は遠くから来るから、いったん遅れたら1時間程度の遅れはざらなのだとか。
改めて時刻表を眺めてみると、列車自体は帯広始発だが、帯広では列車番号が変わるのみで、車両は5時42分発の釧路から直通するという。
考えてみれば、今では日本最長距離鈍行列車となった、滝川9時36分発釧路行き普通列車2429Dの始発駅が、ここ滝川ではないか。
滝川から釧路までは営業キロで308キロ。距離自体は東京を基点に考えれば名古屋の遥か手前、豊橋あたりまでだが、列車に朝から夕方まで揺られることができるという、これまた夕方時間の過ごしかた、ではある。
滝川駅ではご多分にもれず列車別改札で、13時55分発岩見沢行き普通列車の改札案内が流れ出した頃、そば屋に面する1番線に、帯広からの快速「狩勝」が到着、慌しく折り返し準備のため、サボの抜き取りなどの昔懐かしい光景が繰り広げられる。
そば屋の主人との世間話もそこそこに、改札案内を機に切り上げてホームへ移動。
今度の岩見沢行き普通列車は、711系の折り返しかと思えばさにあらず、ディーゼル列車キハ40の2両編成。
車内はこれまた非冷房であります\(^O^)/
車内から眺める滝川駅本屋。
ホームの作りも、分岐駅らしい趣がありますな。
車内には「室蘭車両所」と書かれた路線図が貼ってあったけれど、どうやらこの車両は苫小牧運転所所属ということらしい。
苫小牧だろうと室蘭だろうと、おそらく使われる線区はさしたる変わりはないだろう。返しは岩見沢到着後、室蘭本線に入って…ということになるに違いない。
車内は各駅ごとに1人か2人程度の乗り降りが繰り返されるものの、車窓は先ほど見てきた通りの全くの折り返しであるため、電車が気動車になったこと以外は車窓の変化はなし。
一番日のさす時間が短い11月とあって、14時過ぎというのに関東より明らかに日の傾きが早いというところくらいだろうか。
そういえば滝川発車直後あたりに、車窓左手前方向に見えた、山の頂上辺りに見えた建物、或いはあれはお城っぽかっただろうか。
あの建物はいったいなんだったのだろう…?
さすがに電車列車と気動車列車とではダイヤの引かれ方が違うらしく、電車列車が41分で走破するところを、48分かけた14時43分、ばん馬像のお出迎えを受けながら岩見沢到着。
この岩見沢駅のばん馬像だけは、26年前に乗った急行「宗谷」の車窓から見ているので今でも強烈に覚えている。
本来なら写真つきでご紹介したいところだけれど、記念写真を撮りまくってしまってばん馬像だけの写真がないので割愛(´・ω・`)
室蘭本線苫小牧方面はこちらでお乗り換えでございます。
岩見沢からは22分の連絡で、手稲行き区間快速「いしかりライナー」がある。
もうちと接続がよければ、14時35分発の小樽直通「いしかりライナー」があったのだけれど、札幌近郊輸送の境界点が岩見沢になっているので、この連絡の悪さは致し方なし。
それほど少しでも札幌へお急ぎなら、14時55分発新千歳空港行き特急「スーパーカムイ24号」をご利用ください、というわけである。
岩見沢はいつの間にか駅舎が改築されており、改札が2階に設置されている。
手稲行きの発車までちょいと時間があるので途中下車。
ちなみにきっぷは滝川駅券売機で買った「滝川から小樽ゆき」という、近郊きっぷと同じサイズの小さい券で、途中下車するには若干心もとないが、「途中下車前途無効」の文字がない、立派に101キロ以上ある乗車券である。
さてさて。
駅舎見物というよりはトイレ休憩に回したのち、手稲行き区間快速に乗車。
こちらは721系。昨日新千歳空港から南千歳までのわずか3キロ足らずを乗ったに過ぎない車両だが、この旅2度目にして、北海道近郊輸送のエース。
岩見沢駅構内の片隅に、昼間に乗った711系の仲間が、パンタグラフを上げたまま長い昼寝をかこっている。
岩見沢も札幌も小樽も、同じ函館本線の仲間なのだが、途中にあるのが日本の代表都市札幌ということもあり、列車ダイヤは札幌を境にほぼ二分されている。
おそらくは旅客の流動も札幌を境に大きく入れ替わるのだろう。
同じ函館本線の「区間快速」であっても、その性質は札幌を境に西と東では大きく異なり、快速運転は江別~札幌間と札幌~手稲・小樽間とに分けられており、江別~手稲・小樽間を通して快速運転をする列車は、現在では全く設定がない。
この列車の快速運転区間は江別~札幌間。札幌からは「普通」と案内されるはずである。
15時05分岩見沢発。
さすが北海道の地。この時点で日がかなり傾いている。
15時23分発の江別では、江別始発の小樽行き普通列車が接続。
この小樽行きは札幌から快速運転になり、おそらく手稲で乗り換えるのはこの列車だろう。というか時刻表で見れば、今乗っている手稲行きの手稲着が16時05分、隣の小樽行きの手稲発が16時10分なのだからそうなのだが、かばんの中にしまっているはずの「道内時刻表」ですら見るのがめんどくさいw
苗穂あたりで、併走する千歳線から、同じ721系車両が併走してきた。
これは新千歳空港始発の札幌15時44分発小樽行き快速「エアポート151号」で、こちらは札幌駅2番線着のところ、あちらは違うホームの3番線着。
時刻表をちらりと見れば札幌着が15時40分とあり、少々遅れていたようだ。
しかし、同じ方向に列車が走るというのに、こちらの札幌到着が15時44分、あちらの札幌発が同じ15時44分で異ホーム発着では、全く乗り換えが考慮されていない…というところからも、江別方面と手稲方面の旅客の流動がさほどではないことが容易に伺える。
札幌でいったん車内はがららーがになった後、しばらくすると今度は発車時間に合わせて客がどしどしと乗ってきて、いつの間にか発車指示のホイッスルが構内に響き渡り発車する頃には、札幌はかなり日が傾いてきた。
桑園の手前では、おおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお札幌競馬場だあああああああああああああああああああああああああああああああ
車窓から見た札幌競馬場にどえらく興奮w
手稲で後続の江別始発の小樽行きに乗り換えると、立ちんぼう。
これも1駅、2駅と人が少なくなって座れるようになると、ようやく車窓を眺める気力がわいてきた。
列車は銭函を過ぎると、日本海沿岸を走る。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
すんごいなここ…。
車窓右向こうに見える町並みが小樽だろう。
その右手に見える刃、はるかまで日本海。
こりゃ昼間、明るいうちに通りたいもんですわ。
車窓に息を呑みすぎて、というより暗すぎて写真を撮る暇すらなく。
ちなみに嫁さんは、こんな絶景ポイントだというのに、強烈過ぎる風邪薬の影響でずっと寝たまま。もったいない。
16時39分に小樽に着いた頃には、すっかり夜の帳が下りたころ。
朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台の一つ、余市町は、小樽のお隣ということもあり、駅からバスターミナルから、「マッサン」のポスターがいたるところに貼り付けられております。
今宵の宿、「ホテルノルド小樽」は、小樽駅から直進し7、8分ほど歩いたところにある。
この「ホテルノルド小樽」の立地条件は、観光資源のひとつでもある小樽運河の目の前という、これ以上ないロケーションであります。
そんなわけで投宿。
カーテンを開ければ、そこは小樽運河と小樽港。
すばらしいナイトビュー。
そしてホテルでは欠かさず指差し確認!よし!
夕食は小樽の街中にくりだし、小樽運河から「北のウォール街」、「小樽大正硝子館」あたりをそぞろ歩き、小樽寿司屋通りにある日本橋で、回らない寿司を心行くまで堪能。
シャコが本州とは全くサイズが違って旨い旨い。
ちなみに、数ある小樽寿司屋通りのお店の中でここを選んだ理由はただ一つ。
旅行前にびゅうプラザで買っておいた、1枚500円で550円分使える「ツィンクルチケット」が利用可能な店舗だったから。
食事や買い物が高価になればなるほど、10パーセントオフといえども馬鹿にならない金額になるのである。
かくして、小樽の街と酒と海の幸にすっかりご機嫌になった我々は、ホテルに帰った後に、見るつもり満々だったHTBのローカル番組「おにぎりあたためますか」の放送時間の夜12時半を前にすっかり撃沈し、ローカル番組の現地視聴という、どーでもいい野望を果たせぬまま旅を進める事になったのであった(´・ω・`)
(※以下続きます。)
さて、滝川駅でブレイク中、効果がてきめんすぎる風邪薬の影響で道中ずっと寝てばかりいる嫁さんを待合室に残し、ちょいと駅前散策に出かけてみるw
駅舎は改修工事中で足場が組まれており、駅前ロータリーも工事でごみごみした印象。
駅前通りをちょいと歩いてみれば、大きな看板をはがした、撤退してどこもテナントが入っていない大型スーパーの跡が。
駅の東側にある、北海道中央バス滝川ターミナルを覗いてみる。
入口にでかでかと滝川付近のバス路線図が掲示されており、いまや終着駅には一日3本しか発着しなくなった、JR札沼線の新十津川駅が極めて近いことを、今更改めて思い出すなど(´・ω・`)
新十津川は、滝川駅の西側を流れる石狩川を挟んだ隣町で、新十津川駅のある、新十津川町中心部までタクシーで走っても、おそらくは2000円も出せば間違いなくおつりが来そうなほどで、時間や旅程に余裕があれば歩いて往復したって十分。
乗りつぶしを目指す向きには、札幌から新十津川を目指し、バスやタクシーで滝川へ出るのが王道というところだろうか。
或いは「札沼線」の名前の通り、1972年6月に廃止させた末端区間をしのぶべく、留萌本線石狩沼田駅まで出るだろうか。
どちらにせよ現在の時間は13時20分を回ったころ、新十津川からの上り列車は12時59分に石狩当別行きが発車しており、今度の列車は19時22分までない。
札沼線の一部区間を乗り残してもよいというのであれば、浦臼まで出れば16時01分の石狩当別行きがあるが、札沼線を乗りつぶしていない、或いは乗り潰しそれ自体を考えてない向き以外にはなかなかお勧めするのは難しいw
そうでなくとも、滝川からなら札幌まで特急なら1時間足らず、普通列車を乗り継いでも2時間ほどで行けるが、新十津川から札幌まで、石狩当別か北海道医療大学で乗り継いでも3時間以上かかる。
北海道独特のローカル線風情を楽しみたい方にはこちら…といったところか。
乗り場には行灯式の時刻表が掲示されている。
思えば行灯式時刻表も、いまやプリンタで大きく出力できる時代になり、だんだん見なくなってきている。
駅前散策をしていると、むしょうに小腹がすいてきた。
そういえば今日は7時過ぎの「ホテルまほろば」の朝食から、苫小牧行き普通列車の中でつまみを少々嗜んだ程度で、なにも口にしていない。
構内営業をしているそば屋があったので、天ぷらそばをたのむと、カップめんにのってきそうなさくさくの揚げ物がちょこんとのっている。
そば屋の主人としばし雑談。
折り返し滝川13時44分発になる、12時23分滝川着の快速「狩勝」が未着とのこと。
この列車は遠くから来るから、いったん遅れたら1時間程度の遅れはざらなのだとか。
改めて時刻表を眺めてみると、列車自体は帯広始発だが、帯広では列車番号が変わるのみで、車両は5時42分発の釧路から直通するという。
考えてみれば、今では日本最長距離鈍行列車となった、滝川9時36分発釧路行き普通列車2429Dの始発駅が、ここ滝川ではないか。
滝川から釧路までは営業キロで308キロ。距離自体は東京を基点に考えれば名古屋の遥か手前、豊橋あたりまでだが、列車に朝から夕方まで揺られることができるという、これまた夕方時間の過ごしかた、ではある。
滝川駅ではご多分にもれず列車別改札で、13時55分発岩見沢行き普通列車の改札案内が流れ出した頃、そば屋に面する1番線に、帯広からの快速「狩勝」が到着、慌しく折り返し準備のため、サボの抜き取りなどの昔懐かしい光景が繰り広げられる。
そば屋の主人との世間話もそこそこに、改札案内を機に切り上げてホームへ移動。
今度の岩見沢行き普通列車は、711系の折り返しかと思えばさにあらず、ディーゼル列車キハ40の2両編成。
車内はこれまた非冷房であります\(^O^)/
車内から眺める滝川駅本屋。
ホームの作りも、分岐駅らしい趣がありますな。
車内には「室蘭車両所」と書かれた路線図が貼ってあったけれど、どうやらこの車両は苫小牧運転所所属ということらしい。
苫小牧だろうと室蘭だろうと、おそらく使われる線区はさしたる変わりはないだろう。返しは岩見沢到着後、室蘭本線に入って…ということになるに違いない。
車内は各駅ごとに1人か2人程度の乗り降りが繰り返されるものの、車窓は先ほど見てきた通りの全くの折り返しであるため、電車が気動車になったこと以外は車窓の変化はなし。
一番日のさす時間が短い11月とあって、14時過ぎというのに関東より明らかに日の傾きが早いというところくらいだろうか。
そういえば滝川発車直後あたりに、車窓左手前方向に見えた、山の頂上辺りに見えた建物、或いはあれはお城っぽかっただろうか。
あの建物はいったいなんだったのだろう…?
さすがに電車列車と気動車列車とではダイヤの引かれ方が違うらしく、電車列車が41分で走破するところを、48分かけた14時43分、ばん馬像のお出迎えを受けながら岩見沢到着。
この岩見沢駅のばん馬像だけは、26年前に乗った急行「宗谷」の車窓から見ているので今でも強烈に覚えている。
本来なら写真つきでご紹介したいところだけれど、記念写真を撮りまくってしまってばん馬像だけの写真がないので割愛(´・ω・`)
室蘭本線苫小牧方面はこちらでお乗り換えでございます。
岩見沢からは22分の連絡で、手稲行き区間快速「いしかりライナー」がある。
もうちと接続がよければ、14時35分発の小樽直通「いしかりライナー」があったのだけれど、札幌近郊輸送の境界点が岩見沢になっているので、この連絡の悪さは致し方なし。
それほど少しでも札幌へお急ぎなら、14時55分発新千歳空港行き特急「スーパーカムイ24号」をご利用ください、というわけである。
岩見沢はいつの間にか駅舎が改築されており、改札が2階に設置されている。
手稲行きの発車までちょいと時間があるので途中下車。
ちなみにきっぷは滝川駅券売機で買った「滝川から小樽ゆき」という、近郊きっぷと同じサイズの小さい券で、途中下車するには若干心もとないが、「途中下車前途無効」の文字がない、立派に101キロ以上ある乗車券である。
さてさて。
駅舎見物というよりはトイレ休憩に回したのち、手稲行き区間快速に乗車。
こちらは721系。昨日新千歳空港から南千歳までのわずか3キロ足らずを乗ったに過ぎない車両だが、この旅2度目にして、北海道近郊輸送のエース。
岩見沢駅構内の片隅に、昼間に乗った711系の仲間が、パンタグラフを上げたまま長い昼寝をかこっている。
岩見沢も札幌も小樽も、同じ函館本線の仲間なのだが、途中にあるのが日本の代表都市札幌ということもあり、列車ダイヤは札幌を境にほぼ二分されている。
おそらくは旅客の流動も札幌を境に大きく入れ替わるのだろう。
同じ函館本線の「区間快速」であっても、その性質は札幌を境に西と東では大きく異なり、快速運転は江別~札幌間と札幌~手稲・小樽間とに分けられており、江別~手稲・小樽間を通して快速運転をする列車は、現在では全く設定がない。
この列車の快速運転区間は江別~札幌間。札幌からは「普通」と案内されるはずである。
15時05分岩見沢発。
さすが北海道の地。この時点で日がかなり傾いている。
15時23分発の江別では、江別始発の小樽行き普通列車が接続。
この小樽行きは札幌から快速運転になり、おそらく手稲で乗り換えるのはこの列車だろう。というか時刻表で見れば、今乗っている手稲行きの手稲着が16時05分、隣の小樽行きの手稲発が16時10分なのだからそうなのだが、かばんの中にしまっているはずの「道内時刻表」ですら見るのがめんどくさいw
苗穂あたりで、併走する千歳線から、同じ721系車両が併走してきた。
これは新千歳空港始発の札幌15時44分発小樽行き快速「エアポート151号」で、こちらは札幌駅2番線着のところ、あちらは違うホームの3番線着。
時刻表をちらりと見れば札幌着が15時40分とあり、少々遅れていたようだ。
しかし、同じ方向に列車が走るというのに、こちらの札幌到着が15時44分、あちらの札幌発が同じ15時44分で異ホーム発着では、全く乗り換えが考慮されていない…というところからも、江別方面と手稲方面の旅客の流動がさほどではないことが容易に伺える。
札幌でいったん車内はがららーがになった後、しばらくすると今度は発車時間に合わせて客がどしどしと乗ってきて、いつの間にか発車指示のホイッスルが構内に響き渡り発車する頃には、札幌はかなり日が傾いてきた。
桑園の手前では、おおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお札幌競馬場だあああああああああああああああああああああああああああああああ
車窓から見た札幌競馬場にどえらく興奮w
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これも1駅、2駅と人が少なくなって座れるようになると、ようやく車窓を眺める気力がわいてきた。
列車は銭函を過ぎると、日本海沿岸を走る。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
すんごいなここ…。
車窓右向こうに見える町並みが小樽だろう。
その右手に見える刃、はるかまで日本海。
こりゃ昼間、明るいうちに通りたいもんですわ。
車窓に息を呑みすぎて、というより暗すぎて写真を撮る暇すらなく。
ちなみに嫁さんは、こんな絶景ポイントだというのに、強烈過ぎる風邪薬の影響でずっと寝たまま。もったいない。
16時39分に小樽に着いた頃には、すっかり夜の帳が下りたころ。
朝の連続テレビ小説「マッサン」の舞台の一つ、余市町は、小樽のお隣ということもあり、駅からバスターミナルから、「マッサン」のポスターがいたるところに貼り付けられております。
今宵の宿、「ホテルノルド小樽」は、小樽駅から直進し7、8分ほど歩いたところにある。
この「ホテルノルド小樽」の立地条件は、観光資源のひとつでもある小樽運河の目の前という、これ以上ないロケーションであります。
そんなわけで投宿。
カーテンを開ければ、そこは小樽運河と小樽港。
すばらしいナイトビュー。
そしてホテルでは欠かさず指差し確認!よし!
夕食は小樽の街中にくりだし、小樽運河から「北のウォール街」、「小樽大正硝子館」あたりをそぞろ歩き、小樽寿司屋通りにある日本橋で、回らない寿司を心行くまで堪能。
シャコが本州とは全くサイズが違って旨い旨い。
ちなみに、数ある小樽寿司屋通りのお店の中でここを選んだ理由はただ一つ。
旅行前にびゅうプラザで買っておいた、1枚500円で550円分使える「ツィンクルチケット」が利用可能な店舗だったから。
食事や買い物が高価になればなるほど、10パーセントオフといえども馬鹿にならない金額になるのである。
かくして、小樽の街と酒と海の幸にすっかりご機嫌になった我々は、ホテルに帰った後に、見るつもり満々だったHTBのローカル番組「おにぎりあたためますか」の放送時間の夜12時半を前にすっかり撃沈し、ローカル番組の現地視聴という、どーでもいい野望を果たせぬまま旅を進める事になったのであった(´・ω・`)
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