フセイン元大統領の死刑執行 地元報道(gooニュース) - goo ニュース
死刑が確定してから4日で執行ですか…。
正直、アメリカはフセインを死刑にすることはできないと思っていただけに、いともあっさりというか、性急というか、年内に片づけちゃったのかな…という印象。
イラクの治安を考えると、フセインを死刑にしてしまえば、より治安が悪化するのは自明の理だと思うのだが…。
しかし、フセインの首を取ったところで、実際イラクは変わったのか。
より混迷の度を深めたとしか思えないのは、気のせいではあるまい。
アメリカ、そして日本が、本当にイラク戦争を正当化するのなら、一日も早くイラク国内の秩序を正常化すべきではないのか。「首を取ったから戦争を正当化」では、あまりにも本末転倒ではないだろうか。
英BBCや米CNNによると、イラクの地元テレビ局は30日午前、バグダッドで同日午前6時(日本時間同日正午)ごろ、サダム・フセイン元大統領の死刑が執行されたと伝えている。(gooニュース)
報道によると、米国系のテレビ局アル・フーラとアル・アラビーヤが元大統領の絞首刑執行を速報。米国出資で設立されたイラクの政府系テレビ、アルイラキーヤも約15分後に、死刑執行を報道したという。
CNNによると、元大統領の弁護士も死刑執行を確認。イラク政府関係者から、報告を受けたという。
執行の場所はまだ不明。イラク政府や法廷関係者、米軍関係者が立ち会ったという。
イラクなど多くのイスラム諸国では同日朝、巡礼明けのイード・アルアドハ(犠牲祭)が始まったばかり。
イラク政府とイラク駐留米軍は、フセイン元大統領処刑への報復攻撃や暴動を警戒し、イラク全土で厳戒態勢を敷いている。
米国主導のイラク戦争によって政権を追われたサダム・フセイン元大統領は03年12月13日、潜伏先で米軍に拘束された。05年7月にイラク特別法廷で、人道に対する罪で起訴された(イラン中部ドゥジャイル村で1982年に起きた暗殺未遂事件を機にしたシーア派住民148人の虐殺に関与した罪、およびクルド人18万人余を殺害した「アンファル作戦」を命令した罪)。
06年11月5日、特別法廷はサッダームをドゥジャイル虐殺について有罪と判断し(クルド人虐殺については審理中だった)、絞首刑による死刑判決を下した。翌月26日にイラク高等法廷が控訴を棄却したため、死刑が確定していた。
死刑が確定してから4日で執行ですか…。
正直、アメリカはフセインを死刑にすることはできないと思っていただけに、いともあっさりというか、性急というか、年内に片づけちゃったのかな…という印象。
イラクの治安を考えると、フセインを死刑にしてしまえば、より治安が悪化するのは自明の理だと思うのだが…。
しかし、フセインの首を取ったところで、実際イラクは変わったのか。
より混迷の度を深めたとしか思えないのは、気のせいではあるまい。
アメリカ、そして日本が、本当にイラク戦争を正当化するのなら、一日も早くイラク国内の秩序を正常化すべきではないのか。「首を取ったから戦争を正当化」では、あまりにも本末転倒ではないだろうか。
しかしイラクは泥沼状態ですねぇ。
フセイン政権が弾圧による統制をとっていたのですから当然かもしれません。
こうなると弾圧で平和を保つのがいいのか、内戦状態がいいのか、難しいところです。
しばらくは内戦状態が続くでしょう。宗教対立はなかなか決着がつかないですからね。
イラク国内のバランスを考えると、死刑執行が最善の手だとはとても思えなかったのです。
これでイラクもアメリカも、本当に引っ込みがつかなくなりました。こうした行動を取った以上、一日も早く治安の正常化を図っていただきたいものです。
しかし、宗教対立はなかなか…ですね。