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今日は、あれだけ窮地に立たされているマリーンズの応援にも後ろ髪を引かれつつ、やはり年3回のお楽しみの相撲観戦。
加えて今日は自分では初めての、特別二人枡を思いっきり奮発していたので、千葉マリンはいつでも行けるし、値段も高くないから、都合によってはいくらでもチケットを紙くずにすることもできるけれど、さすがに相撲のチケットだとそうもいかない。そうでなければ、桜の咲くころにわざわざ早起きして国技館までチケットの前売りを買うための整理券を入手してくる…なんて面倒な手はずは踏まない。
とはいっても、桝席のチケットを持っている身とはいえ、お目当てのお相撲さんは序二段から散らばっているから、やはり相撲観戦に行く日は早起きになってしまう。
家から両国の国技館へ行くには、京成を船橋でJRに乗り換え両国下車、或いは電車の具合によっては、羽田空港方面の快速が来れば、これで浅草橋まで乗りとおしてしまって総武線で両国まで一駅戻る…という方法もある。
ところが今日はちょいと気になるバスに乗ってみようと、手法を変えて両国入りしてみる。
仕事場が神田にあるということは前々から当ブログでは吹きまくっているのだが、中央通りを、時折妙ちきりんなバスが走っているのを見ることがある。
最初は新しい千代田区のコミュニティバスでも走り始めたのか…と思ったらそうではなく、前面の行先方向幕に「都営両国駅前」なんていう行先が掲示されているので、どうやら観光の路線バスらしい。
このバスは「S-1系統」という、れっきとした系統番号を持つ都営の路線バスで、通称「東京下町バス」と言うらしい。
観光路線バス「東京→夢の下町」デビュー!! - 東京都交通局
路線バスとはいうものの観光路線なので、実質急行バスみたいなもので、停車停留所を沿線の名所に絞り、ほかの路線バスと被るバス停は全て通過するドアクローズ方式。
東京駅丸の内北口を出発し、日本橋三越、須田町(日祝日の歩行者天国実施時は万世橋へ迂回)、上野公園山下と中央通りを北上の後浅草方面へ東進、菊屋橋、浅草雷門を経由し、厩橋で隅田川を渡り、国技館を横目に見て両国駅前を通り、江戸東京博物館がある都営両国駅前を結ぶ路線。
これが実は相撲観戦にはうってつけで、もちろんこの路線を開設した目的に、江戸東京博物館へ人を引っ張り込むという大義名分があるにせよ、実は両国から、大きく迂回するとはいえ、浅草、上野、東京駅を結ぶ、乗り換えなしの移動手段ができたというのは、観光客、とりわけ高齢者が多い相撲観戦のお客さんにはまさしくうってつけで、はとバスなんかに乗らなくても、200円払ってこのバスに乗れば、日本橋、秋葉原、上野から浅草という観光名所も周れるおまけがつくのだから、東京見物を兼ねて相撲観戦にやってきたという方は、このバスを逃す手はないと断言していい。浅草からなら、両国まで水上バスという手段もあるが、本数が限られるから、「東京下町バス」を使うのも大いにありだ。
このバスの出発地は、東京駅丸の内北口の「丸の内オアゾ」前。
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バス停は東43系統荒川土手、江北駅前行きと共通の停留所。
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バスは丸の内交差点を右折してJRのガードをくぐり、日本橋で中央通りを左折。
正面にはお江戸日本橋が見えてくる。
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その向こうには三越。
日本橋や銀座、或いは上野広小路のデパートもそうだけれど、外観はそのままに内部を徹底的にリニューアルする方法は、まず建物の見た目から重厚さと安らぎを醸し出していて、ぜひ今後も建物の外観が変わらぬように願いたいところ。
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三越前を過ぎて室町三丁目交差点。この交差点の直下は総武快速線の新日本橋駅。
これを過ぎると、おいらが道の端からいつも見ている神田駅前の光景が広がる。
いつも見慣れた光景を、東京のコンクリートジャングルという名の檻からバスを眺めているのか、バスという名の檻から東京を眺めているのか、今日のおいらはどちらだろう。やはり車から眺める日常の光景は、なぜか新鮮に写る。
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須田町のバス停は万世橋の橋の上に設けられている。
歩行者天国になる日曜、祝日は、中央通りがヲタで占められるので通行ができないため、ひとつ西寄りの昌平橋通りを迂回することになる。
上野広小路で春日通りと交わる。
この近辺の歩道橋から、上野公園方面を俯瞰した写真は、いつの世も、東京の街の世情を写した、撮影の定番スポットになっている。いつかの写真は都電が車に囲まれ、またいつかの写真は、天井をスモッグに覆われた写真。
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上野からは東へと向きを変え、浅草へと進んでいく。
折しも今日は浅草三社祭前日。
雷門前は法被姿のいなせな人が行き交い、いつも以上の混雑振りに、整理に当たる警官の声も自然と高くなる。
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浅草からは南に進路を変え、蔵前駅前で左折、厩橋を渡って清澄通りを右折。
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これが厩橋でなくて蔵前橋を渡ってくれたなら、在りし日の蔵前国技館跡地も車窓に見ることができたのに。
横網二丁目を右折して国技館、そして両国駅前へ。
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このバスの終点は、両国駅前からもう一度清澄通りに戻った、都営両国駅前だが、おいらの目的地は国技館なので、もちろんここで下車。
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両国駅前のマクドナルドは、テレビなどでも広く知れ渡るようになったが、本場書中は力士御用達。本場所中、取り組みで勝つと、ハンバーガーのセットだったかが無料になるそうで、場所中の店内には、力士の署名であふれかえる。ただになることなど関係なく何かを買っていく力士たちも大勢いる。
さあ、櫓から触れ太鼓が響き渡る中、国技館へ入ろう。
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おいらが着いたのは11時半過ぎ、ちょうど三段目下位の取り組みが始まったところ。
今日のお目当ては、阿武松部屋の力士だと、三段目の大和富士が出番、乾王も今日が出番。
まずは酒もそうだが、腹が減っては戦ができぬと、今日買い求めた弁当はこれ。
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屁のツッパリはいらんですよ。
今日は特別二人枡だから、席から土俵を見る目線は、コレ。
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ちなみにいす席から見た目線はコレだから、いす席と桝席では、いかに土俵を見る目線が違うかがお分かりいただけるかと。(撮影は2005年1月)
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11時半の時点では、客の入りもこんなもんだが、これが十両土俵入りになると、こうです。
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これが横綱土俵入りになると、1階も2階もこの有様。
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今日訪れたファンのお目当ては、稀勢の里の挑戦を受ける琴欧洲の取り組みだが、悪い予感は図らずも的中。
や っ ぱ り 変 わ り や が っ た か 。
琴欧洲って、前にも好取組で客の期待を集めながら変わる相撲をやらかした前科があったから、こんな相撲をとるのも予想できた範疇とはいえ、こんな相撲を取っていたら、いくら甘いマスクが人気とはいえ、ファンは離れていくぞ。
同じ相撲をもう一度取ったら、客から物が飛ぶぞ、これ。
この内容には時事通信さんも相当がっかりした様子で、散々の書きっぷり。
稀勢の里、痛恨の空振り=琴欧洲は変化、興ざめの一番…大相撲 - 時事通信
今日は、桝席のチケット代を払って、若荒雄関のサインと、
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片山関のサインをもらいに行ったような物だったから、好取組といわれた一番の内容はアレだったけれど、非常に楽しい一日を過ごすことができた。
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館内では初場所のときにお会いした、一家3代続けて好角家のマリーンズファンという方とも再会、こりゃもう国技館でも悪いことはできませんぜ。してないけど。
その方々とも、「今日は千葉マリンに行くべきだったんですが…」なんて気にしちゃうのもご同慶の至りですなあ。
若荒雄関のお母様とも再会したが、残念ながら中途半端な相撲になって負けちゃった。
まあ、まだまだ後半分あるんで、ひとつずつ取って行きましょうや。
皆様も、びんづけ油の匂いが漂う国技館へ、ぜひ一度足をお運びになってはいかがでしょうか。
面白さは、このおいらが保障します。責任は取らないけど(笑)。
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加えて今日は自分では初めての、特別二人枡を思いっきり奮発していたので、千葉マリンはいつでも行けるし、値段も高くないから、都合によってはいくらでもチケットを紙くずにすることもできるけれど、さすがに相撲のチケットだとそうもいかない。そうでなければ、桜の咲くころにわざわざ早起きして国技館までチケットの前売りを買うための整理券を入手してくる…なんて面倒な手はずは踏まない。
とはいっても、桝席のチケットを持っている身とはいえ、お目当てのお相撲さんは序二段から散らばっているから、やはり相撲観戦に行く日は早起きになってしまう。
家から両国の国技館へ行くには、京成を船橋でJRに乗り換え両国下車、或いは電車の具合によっては、羽田空港方面の快速が来れば、これで浅草橋まで乗りとおしてしまって総武線で両国まで一駅戻る…という方法もある。
ところが今日はちょいと気になるバスに乗ってみようと、手法を変えて両国入りしてみる。
仕事場が神田にあるということは前々から当ブログでは吹きまくっているのだが、中央通りを、時折妙ちきりんなバスが走っているのを見ることがある。
最初は新しい千代田区のコミュニティバスでも走り始めたのか…と思ったらそうではなく、前面の行先方向幕に「都営両国駅前」なんていう行先が掲示されているので、どうやら観光の路線バスらしい。
このバスは「S-1系統」という、れっきとした系統番号を持つ都営の路線バスで、通称「東京下町バス」と言うらしい。
観光路線バス「東京→夢の下町」デビュー!! - 東京都交通局
路線バスとはいうものの観光路線なので、実質急行バスみたいなもので、停車停留所を沿線の名所に絞り、ほかの路線バスと被るバス停は全て通過するドアクローズ方式。
東京駅丸の内北口を出発し、日本橋三越、須田町(日祝日の歩行者天国実施時は万世橋へ迂回)、上野公園山下と中央通りを北上の後浅草方面へ東進、菊屋橋、浅草雷門を経由し、厩橋で隅田川を渡り、国技館を横目に見て両国駅前を通り、江戸東京博物館がある都営両国駅前を結ぶ路線。
これが実は相撲観戦にはうってつけで、もちろんこの路線を開設した目的に、江戸東京博物館へ人を引っ張り込むという大義名分があるにせよ、実は両国から、大きく迂回するとはいえ、浅草、上野、東京駅を結ぶ、乗り換えなしの移動手段ができたというのは、観光客、とりわけ高齢者が多い相撲観戦のお客さんにはまさしくうってつけで、はとバスなんかに乗らなくても、200円払ってこのバスに乗れば、日本橋、秋葉原、上野から浅草という観光名所も周れるおまけがつくのだから、東京見物を兼ねて相撲観戦にやってきたという方は、このバスを逃す手はないと断言していい。浅草からなら、両国まで水上バスという手段もあるが、本数が限られるから、「東京下町バス」を使うのも大いにありだ。
このバスの出発地は、東京駅丸の内北口の「丸の内オアゾ」前。
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バス停は東43系統荒川土手、江北駅前行きと共通の停留所。
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バスは丸の内交差点を右折してJRのガードをくぐり、日本橋で中央通りを左折。
正面にはお江戸日本橋が見えてくる。
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その向こうには三越。
日本橋や銀座、或いは上野広小路のデパートもそうだけれど、外観はそのままに内部を徹底的にリニューアルする方法は、まず建物の見た目から重厚さと安らぎを醸し出していて、ぜひ今後も建物の外観が変わらぬように願いたいところ。
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三越前を過ぎて室町三丁目交差点。この交差点の直下は総武快速線の新日本橋駅。
これを過ぎると、おいらが道の端からいつも見ている神田駅前の光景が広がる。
いつも見慣れた光景を、東京のコンクリートジャングルという名の檻からバスを眺めているのか、バスという名の檻から東京を眺めているのか、今日のおいらはどちらだろう。やはり車から眺める日常の光景は、なぜか新鮮に写る。
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須田町のバス停は万世橋の橋の上に設けられている。
歩行者天国になる日曜、祝日は、
上野広小路で春日通りと交わる。
この近辺の歩道橋から、上野公園方面を俯瞰した写真は、いつの世も、東京の街の世情を写した、撮影の定番スポットになっている。いつかの写真は都電が車に囲まれ、またいつかの写真は、天井をスモッグに覆われた写真。
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上野からは東へと向きを変え、浅草へと進んでいく。
折しも今日は浅草三社祭前日。
雷門前は法被姿のいなせな人が行き交い、いつも以上の混雑振りに、整理に当たる警官の声も自然と高くなる。
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浅草からは南に進路を変え、蔵前駅前で左折、厩橋を渡って清澄通りを右折。
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これが厩橋でなくて蔵前橋を渡ってくれたなら、在りし日の蔵前国技館跡地も車窓に見ることができたのに。
横網二丁目を右折して国技館、そして両国駅前へ。
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このバスの終点は、両国駅前からもう一度清澄通りに戻った、都営両国駅前だが、おいらの目的地は国技館なので、もちろんここで下車。
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両国駅前のマクドナルドは、テレビなどでも広く知れ渡るようになったが、本場書中は力士御用達。本場所中、取り組みで勝つと、ハンバーガーのセットだったかが無料になるそうで、場所中の店内には、力士の署名であふれかえる。ただになることなど関係なく何かを買っていく力士たちも大勢いる。
さあ、櫓から触れ太鼓が響き渡る中、国技館へ入ろう。
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おいらが着いたのは11時半過ぎ、ちょうど三段目下位の取り組みが始まったところ。
今日のお目当ては、阿武松部屋の力士だと、三段目の大和富士が出番、乾王も今日が出番。
まずは酒もそうだが、腹が減っては戦ができぬと、今日買い求めた弁当はこれ。
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屁のツッパリはいらんですよ。
今日は特別二人枡だから、席から土俵を見る目線は、コレ。
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ちなみにいす席から見た目線はコレだから、いす席と桝席では、いかに土俵を見る目線が違うかがお分かりいただけるかと。(撮影は2005年1月)
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11時半の時点では、客の入りもこんなもんだが、これが十両土俵入りになると、こうです。
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これが横綱土俵入りになると、1階も2階もこの有様。
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今日訪れたファンのお目当ては、稀勢の里の挑戦を受ける琴欧洲の取り組みだが、悪い予感は図らずも的中。
や っ ぱ り 変 わ り や が っ た か 。
琴欧洲って、前にも好取組で客の期待を集めながら変わる相撲をやらかした前科があったから、こんな相撲をとるのも予想できた範疇とはいえ、こんな相撲を取っていたら、いくら甘いマスクが人気とはいえ、ファンは離れていくぞ。
同じ相撲をもう一度取ったら、客から物が飛ぶぞ、これ。
この内容には時事通信さんも相当がっかりした様子で、散々の書きっぷり。
稀勢の里、痛恨の空振り=琴欧洲は変化、興ざめの一番…大相撲 - 時事通信
稀勢の里の師匠、鳴戸親方(元横綱隆の里)は琴欧洲に挑むまな弟子に、こんな注文を出した。「全勝の大関に向かっていくんだから、男冥利(みょうり)に尽きる。精魂込めたものを出してもらいたい」。だが、大入りの館内からは落胆のため息。好取組が好勝負にならなかった。
右で張り差しを狙った。現役最長身、202センチの相手を張ろうとすれば腰が伸びる。上体が高い。しかも大関が左に変わり気味に立ったから、空振り。自らバランスを崩した。背中に回り込まれ土俵下に一直線。
短所も多い張り差しが、最近は癖のようになっている。「(相手の変化も)頭になかった。まさかされるとは思わなかった」と稀勢の里。体ごとぶつかる「精魂」が足りなかった。
勝った琴欧洲も声に勇ましさがない。相撲が変わりつつあると言われ始めたのに、褒められない勝ちっぷり。「張り手が目に入り、見えなくなって当たれなかった。気がついたら上手を取っていた」。7連勝にも、取り口を振り返る口調は弁明のようだった。(了)
今日は、桝席のチケット代を払って、若荒雄関のサインと、
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片山関のサインをもらいに行ったような物だったから、好取組といわれた一番の内容はアレだったけれど、非常に楽しい一日を過ごすことができた。
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館内では初場所のときにお会いした、一家3代続けて好角家のマリーンズファンという方とも再会、こりゃもう国技館でも悪いことはできませんぜ。してないけど。
その方々とも、「今日は千葉マリンに行くべきだったんですが…」なんて気にしちゃうのもご同慶の至りですなあ。
若荒雄関のお母様とも再会したが、残念ながら中途半端な相撲になって負けちゃった。
まあ、まだまだ後半分あるんで、ひとつずつ取って行きましょうや。
皆様も、びんづけ油の匂いが漂う国技館へ、ぜひ一度足をお運びになってはいかがでしょうか。
面白さは、このおいらが保障します。責任は取らないけど(笑)。
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