このところ連日お話ししているばんえい競馬存続問題だが…。
なんだか、最高のタイミングで、思わぬ伏兵登場というか、予想を遙かに超えた大物国会議員の一声がかかった。
この展開は、ひょっとするとひょっとするかもしれない。
ばんえい競馬 国に対応要請 - 中川・自民政調会長 MSN毎日インタラクティブ
ばんえい競馬が今年度限りで廃止されることについて、地元出身の中川昭一・自民党政調会長は1日、帯広市で開かれた道議・市長村議との勉強会で、ばんえい競馬を所管する農水省と総務省に対し、「十勝で残したいという意思があり、ある程度の対応を取ったなら、(国として何らかの対応ができないかどうか)検討してもらいたい」と伝えたことを明らかにした。
勉強会で中川政調会長は「いろんな形の知恵がある。十勝全体で残したいという強い意思があれば、帯広市長にムチを打って障害を乗り越えてもらいたい」と強調。さらに、東京や大阪のばんえい競馬ファンから存続を求めるメールが多数届いていると紹介し、「帯広市の財政の問題だけでなく、北海道の文化の問題だ」と訴えた。【仲田力行】
中川昭一キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
中川昭一と言えば、地元出身にして前農林水産大臣。まさに帯広の雄。
この御仁が介入してきたとあれば、もしかしたら山は動くかもしれない。
ましてや、2001年4月の中津競馬廃止以降、数多くの競馬場が廃止されていったが、地元選出国会議員が廃止問題に口を出してきた事例は初めてだ。
国会議員、ましてや地元選出で前農林水産大臣のこうした発言は、それ一つだけを取ってしても、市長クラスとは全く異なる重みを帯びてくる。となれば、農水省から帯広市に、なにかしらのアクションが起こされるのは間違いないだろう。
まあ普通なら、選挙のこともあるし、地元でばんえい存続の機運が高まってきたから、なにかしらでリップサービスしておけば…という程度でしか捉えられないところだが、地元出身の大臣クラスの発言とあれば、なんらかの動きが起こされるのは間違いないだろう。選挙を見据えての発言なら、「やっぱり赤字額はどうにもなりませんから廃止します」では、地元に顔向けできないだろうし。
とはいっても、赤字額は膨大な物なので、どうにも動かないということを前提として捉えるべきであろう。前大臣が発言したところで、赤字が減らされなければどうしようもないのだから。
地元では、平日にもかかわらず、昨日の署名活動で1300人の署名が集まったそうだ。署名活動の有効性については疑問視せざるを得ないのだが、帯広クラスの地方都市で、平日の昼間に1300人の署名を集めたのは、ある意味驚異に値する数字であろう。
山は動くか。
山は来週からの帯広市議会である。
↑万に一つの可能性にかけて、戦わねばならない時がある。
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