張 豊猷八段、ボクシングのおかげで果たした名人戦リーグ入り
2014.03.30
屈託のない笑顔で棋士仲間の人望が厚い張豊猷(チョウ・リユウ)八段。
囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」のコーチも務める。
趣味は棋士では珍しいボクシング。
取材の日も関節が赤くなったこぶしを見せてくれた。
張/始めたのは5年以上前です。
家の近くにボクシングジムがあって、気になる存在だったんですね。
でも地下だったので、こわいイメージがあって入りにくかった(笑)。
たまたまその日は自分の誕生日で、新しいことをやろうかなと大きな気持ちにもなって、突入!という感じでした。
そうしたらけっこう楽しかった。
ボール競技が好きだったので、自分でも意外でしたね。
それから、週に1回ぐらいのペースで通うようになりました。
例えばテニスだと、コートもないとだめだし、相手がいないと面白くないでしょう?
でも、ボクシングは一人で体力作りができるのがいいなという思いもありました。
それでもいちばん好きなトレーニングは、トレーナーさんに相手をしてもらうミット打ちです。
「ワンツー」のような短いものもありますが、パンチだけではなく、よけたりガードしたりと組み合わせると、一回のパックが長いんです。
間違えると途中で終わっちゃうので、頭も使うんですね。
それで、もう終わりにしたいと自分からは言いたくないので言わないと、トレーナーさんはやめてくれないので、歯を食いしばって延々と続けるわけです。
極限のその上まで。やりきった感、達成感がありますね。
囲碁でも、もうだめだと思った先があるかもしれない。
気合いが入るようになり、ボクシングを始めてすぐに、名人戦のリーグにも入れました。
最近は時間がなかなか取れなかったんですけど、久々に昨日やってきました。(談)
■『NHK囲碁講座』2014年3月号より
2014.03.30
屈託のない笑顔で棋士仲間の人望が厚い張豊猷(チョウ・リユウ)八段。
囲碁ナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」のコーチも務める。
趣味は棋士では珍しいボクシング。
取材の日も関節が赤くなったこぶしを見せてくれた。
張/始めたのは5年以上前です。
家の近くにボクシングジムがあって、気になる存在だったんですね。
でも地下だったので、こわいイメージがあって入りにくかった(笑)。
たまたまその日は自分の誕生日で、新しいことをやろうかなと大きな気持ちにもなって、突入!という感じでした。
そうしたらけっこう楽しかった。
ボール競技が好きだったので、自分でも意外でしたね。
それから、週に1回ぐらいのペースで通うようになりました。
例えばテニスだと、コートもないとだめだし、相手がいないと面白くないでしょう?
でも、ボクシングは一人で体力作りができるのがいいなという思いもありました。
それでもいちばん好きなトレーニングは、トレーナーさんに相手をしてもらうミット打ちです。
「ワンツー」のような短いものもありますが、パンチだけではなく、よけたりガードしたりと組み合わせると、一回のパックが長いんです。
間違えると途中で終わっちゃうので、頭も使うんですね。
それで、もう終わりにしたいと自分からは言いたくないので言わないと、トレーナーさんはやめてくれないので、歯を食いしばって延々と続けるわけです。
極限のその上まで。やりきった感、達成感がありますね。
囲碁でも、もうだめだと思った先があるかもしれない。
気合いが入るようになり、ボクシングを始めてすぐに、名人戦のリーグにも入れました。
最近は時間がなかなか取れなかったんですけど、久々に昨日やってきました。(談)
■『NHK囲碁講座』2014年3月号より