KERC活動日誌

柏アーリー・リコーダー・コンソート
古楽リコーダーアンサンブルの日々あれこれ

2016新春フーガ合宿 報告記

2016-01-22 06:40:33 | 合宿レポート 
まだまだ正月気分の余韻が残る1/9(土)~11(月祝)、
KERCのアンサンブルをご指導いただいている高橋明日香先生主催の新春フーガ合宿が行われました。
参加者は先生以下、総勢16名。
KERCからはガンバさんとワタクシが参加いたしましたので、その模様を報告いたします。

最初の2日間で、バッハの《フーガの技法》から1人最低2曲、
それに全体合奏として《フーガの技法》1番、およびBWV849 フーガ4番の2曲をみっちりと吹き込み
最終日には立派なホールでその成果をお披露目するというこの合宿企画。

会場は、相模湖に程近い神奈川県立藤野芸術の家。
 
JR中央本線藤野駅からバスで10分足らず、文字通り山懐に抱かれて音楽や工芸などアートの喜びを満喫できる環境。
新年の冷涼な山の空気に活を注入され
もう、まさに「リコーダーを吹く しか ない ^^;」という絶好の環境でした。

初日は13:00に現地集合するや、荷を解く間もあらばこそ、そそと練習スタジオ入り。
明日香先生のレッスン受講部屋、その直前練習専用部屋、自由練習に宛てられた大部屋、の3部屋に分かれ
熱いメンバーに急き立てられるように、さっそくそれぞれの課題と向かい合うこととなったのであります。

ガンバさんは2番のソプラノと9番のバス(Vdg)、ワタクシは4番のバスおよび12番aのソプラノとbのCバス、そして17番カノンのバスを担当。
曲によってメンバーが入れ替わります。
レッスン・練習のコマは1枠40分単位で構成されておりました。

 

《フーガの技法》は指回り的には一部を除いて超絶難しいということもなく
(いや、そういう曲を避けているだけですが汗)
細かいことを除けばそれなりに吹き通せるもの。
しかしこれが4人で合わせると、あ~ら不思議、微妙な呼吸のズレや吹き直しでガクガクの腰砕け、フーガがふがふがに。
いや~、キメるのは難しいですね~(汗)

夕食1時間をはさんで、今度は全体合奏の指導を1時間みっちり受け、初日のレッスンは終了。
1日お疲れへろへろ~な足取りでひとっ風呂浴びた後は、お定まりの宴会になだれ込み。
全員参加の満員御礼にて、さっきまでのヘタリ具合はなんだったの、なハイテンションな懇親会が深更まで続いたのでありました。

合宿2日目も、9時からの全体合奏指導を皮切りに、怒涛のフーガ三昧な1日。そして、再び宴会。
みなさん、非常にタフであります。
しかし、タフと言えば、わずかな休憩で1日中ご指導くださり、宴会最後までお付き合いくださる明日香先生。
まったく頭が下がるのでございます。ありがたや、ありがたや。

と呑み疲れて眠り目覚めれば、合宿は最終日に。
「あれ、これは昨日も……?」とデジャブーなメニューのブレックファーストをいただき、気合を入れつつ発表会へ。

段々な客席、せり上がりのひな壇、舞台ライクな照明に少しくビビリます。

明日香先生による美しい入場のための臨時講習の後、10:30、発表会スタート。
1番の全体合奏を皮切りに、2番、3番……と粛々と演奏は進みました。



 

しかし、さすがに本番。緊張やら寝不足やらで、迷子者が続出。

先生の「悔しい思いをされた方もいらっしゃると思いますから、またやりたいと思います」の言葉を〆に
充実の合宿は幕を閉じたのでありました。




〈記:ワタナベ〉
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