こんばんは。
本日は何の脈絡もなく、貝界ではメジャー中のメジャーである「あさり」の制作過程を紹介したいと思います(突然作りたくなったから)。
今回は5年ほど前に自作した原型から型取りした物を利用します。
当時、雑貨店での企画展用に魚介類をモチーフにした作品をたくさん作りましたが、売上げが芳しくなかった事が蘇ってきて悲しい気持ちになったので供養のために作品の写真を貼っておきます。
タコとチンアナゴだけは評判が良かったです。
それでは気を取り直して、あさり制作に入ります。
まず、5年ほど前に制作した型を見つけ出すところから始まりました。
ホコリまみれでしたが無事でした(洗いました)。
こちらは「おゆまる」という名の通りお湯で柔らかくなるプラスチック粘土製です。そこまで精巧な物でなければこれで十分綺麗に型取りできます。100均でも買えますよ。
クリームっぽい色を練り込んだ粘土を型に詰めます。しっかり上から粘土を押し付けないと綺麗に型取りが出来ないので注意。
半日ほど乾かして型から外しました。
主張が激し過ぎるバリを切り取ります。
デザインナイフとヤスリで綺麗に整えました。
両面仕上げました。
ここからは着色に入ります。
極細筆で放射状に細い線を描いていきます。色は一定ではなく濃淡をつけた方がリアルに仕上がります。
描き込みを増やして着色完了。
両面を同じように着色し、貼り合わせます。
完成!リアルあさりの殻と一緒に記念撮影。
大きさは大体指先に収まるくらいです。
あさりは微妙にシンメトリーではないので両面の型が必要なのが少しだけ面倒ですが、あの窄まってる部分のくびれが肝なので端折るのは許されざる行為です(あくまで私の中でです)。
今回もザックリとした制作過程でしたが、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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