各社の4‐6期の決算が出始めております。Covid-19の勝ち組Luminex社を紹介したいと思います。
7/8のプレスリリースより
・分子診断(PCR関連)の売り上げが前年同期比二倍の$65M USD
Luminexの試薬(MDxアッセイ)の売り上げが大きく増加
170台のARISEシステムを販売
・ライセンスビジネス(xMAP関連)が35M USDで5%の低下
LUMINEXを聞いたことがある人がいたら、PCRよりもたんぱく質のマルチプレックス測定を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか? このビジネスは、xMAPビジネスとして他メーカーにライセンスしており、現在ではライセンスビジネスとして取り扱われているようです。これは古くからある測定装置(プラットフォーム)のですが、今でも人気のある装置です。
複数のタンパク質を一度に測定したい(マルチプレックス測定をしたい)という研究者にとっては、いまだに第一選択の技術なのではないのでしょうか。
xMAPの普及度
・17,000台以上の装置が普及宇
・50,000報の査読付き論文
・65のパートナーから1,300以上のキットが発売されている。
しかしながら、COVID -19の影響でアカデミアの研究需要が低下し、ビジネスでは5%の減収となってしまったようです。
一方で、コロナのチャンスをxMAPビジネスにも活かそうとしています。
https://finance.yahoo.com/news/luminex-boosts-product-portfolio-xmap-132801060.html
xMAPにCovid-19の抗体検査を開発して、抗体検査の承認を取ろうとしているようです。
マルチプレックスでのFDA承認というのはいまだないと思いますが(あったらすみません)、実績から考えてもLuminexであれば妥当な気がします。
*表題の画像は、Luminexのホームページより引用。
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