Covid-19の新規感染者がまた増えてきました。感染者数が増えてくると、やはり治療法が気になってきます。
そこで、ワクチン、特効薬とは異なるアプローチで治療する血漿療法とその注目企業を紹介したいと思います。
血漿療法というのは感染症では古くから治療法です。感染から回復した人の血液を重症患者に注射(輸血)すれば、
ウイルス・細菌と戦えるというものです。これは、漫画・アニメでもよくあるコンセプトです。
実用化するにはいろいろとクリアしなければ課題が多そうな技術というのも、コンセプトからしてうかがいいしれます。
まず初めに、この血漿療法に取り組んでいる、ADMA biologics社の5/21のプレスリリースを紹介します。
"本日、ADMA biocenter にて、Covid-19から回復した患者から血漿の採取を開始します。ADMA biologicsはヒトの血漿から免疫不全患者に必要な製剤を開発・生産する企業です。このような(COVID-19のような)非常事態において、ADMA biologicsはこのパンデミックに立ち向かう、新たなチャレンジを開始します。"
治療法は多ければ多いほどいいわけで、回復した人の血液から素晴らしい製剤が開発できたら、これは素晴らしいことです。また、この企業はNASDAQに上場もしております。株も上がるのではないかというスケベ心もでてきます。以下が、最近の売り上げと利益のグラフとなります。
(yahoo finance より)
すごいですね。売上が30億円相当に対して、営業利益ー50億円相当となっております。30円売り上げを上げるのに80円使っているということで、まっとうな企業ではありません。
当然、リスクはありますので、以下の記事がYahoo financeに掲載されていました
Is ADMA Biologics (NASDAQ:ADMA) A Risky Investment?
https://finance.yahoo.com/news/adma-biologics-nasdaq-adma-risky-141312512.html
当然、普通に利益を上げている会社と比べればリスクが低いわけはありませんが、手元にキャッシュを五億円ほどもっていて、当分は(どれだけ持つかはわかりませんが)大丈夫そうとのことです。
7月6日には新しい施設のオープンもアナウンスしています。
これから利益が倍々ゲームで増えていけばいいのでしょうが、、、、。
株を買うのが難しい企業であるのは間違いありません。
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