旅する骨董屋 喜八

チベット圏を中心にアンティークや古民芸・装飾品を旅をしながら売買する喜八の、世界の様々な物や人その文化を巡る旅のブログ。

ジョージアの蚤の市と市場散策

2019年12月09日 | 仕入れ旅


さて、
お仕事しなくちゃね。

その前に〜、
どーやら宿から歩ける距離に
ステーション・スクエアという大きな駅があり、
その周りに古着の市場や、
野菜市場があるらしい。

ローカルの匂いがする場所は、
超好みであるので、
早速、行ってみようではないか。







駅の周辺にあった野菜市場。
結構、大きな市場である。

野菜市場に隣接して
古着が大量にある洋服の市場へ。







因に、トビリシには小さな古着屋が多い。
めっちゃ多い。

旧ソビエト圏ならではの
面白い古着はないかのー、と色々探したが、
あんま見つからなかった。
もっと時間が必要だろう。
何故か、ユニクロの古着もあった。




パン屋と両替屋。
USドルのレートが良い、とゆーか、
怪しい。
中心部の街中には両替屋は多く、レートは総じて良い。
しかも、レートに大差はない。
微々たる差なので、
あえて怪しい両替屋で両替はする必要はないように思える。

因に、円での両替もできるトコもあるにはあるが、
レートは、腰が抜ける程、悪い。

なので、USドルかユーロ、または、クレジットカードを用いるのが良い。

余談だが、
俺がいつも行く、
チベット圏奥地やネパールではクレジットが使えないので、
あー、文明国って、こりゃ、便利だ、と感じるのだ。

で、
古い物を見たろ。

旧市街あたりを流す。




キリム屋。
数自体は大量にあるが、好みの物は皆無。
ウズベクのスザニも年代が若く、普通のクオリティ。
こーゆー感じ、欧米人は好きだろうが、
俺が注目するような物はなかった。

街中にもアンティーク・ショップは沢山あり、
気をつけてないと見逃してしまう佇まいであったりもするが、
意外な程、数は多い。
古い物を大切にするお国柄だからだろうか。
しかし、
その多くは、旧ソビエト圏の陶器や絵画だったりするので、
俺好みではない。


そこで、
蚤の市へ行ってみる。







ふむふむ

流石、旧ソビエト圏である。
古いシルバーカトラリーや、
謎の道具など色々ある。

俺が探している、
グルジアン・カーペットも変わったのもありそうだ。



売主や品物によって値段の幅があり、
古道具だかゴミだか判断ができない物は、
めちゃくちゃ安いが、
いざ、
モノホンのアンティーク、となると、
普通に高い。
1000USドルとかの物すらある。

この国、平均月収3万円なんでっせ。

アンティーク業界って、
今や世界中、その価値を認められて、
高いんですよね。

トビリシのアンティーク・ショップは
10軒以上も回ったが、
俺が気に入る物はなさそうなので、
蚤の市に集中する事にし、
トビリシ滞在中にほぼ毎日、蚤の市に通う。

そして、街中には古本屋も多く、
グルジア語の聖書を探しているので、
古本屋なら何か見つかるだろう。



夜のマルジャニシビリ駅周辺。
治安は良く思える。

後日、クラブ帰りの深夜4時位に
裏路地を歩いて帰ったが、
フルスモーク張りのベンツにゆっくり尾行されたぐらいで、
特段、問題はなかった。


個人的に、
なにより感動するのは、
車が、歩行者の横断を
当たり前の様に待つのである。

チベット圏や中国、ネパール、インドでは
あり得ない光景である。

繰り返すようだが、
文明国(近代の中国を文明国とするかはマナーの捉え方で)って、
素晴らしい。




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2 コメント

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市場 (ことじ)
2019-12-09 20:37:15
蚤の市楽しそうですね。
集中して回ると面白いものと出合えそうですね。
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Unknown (喜八)
2019-12-09 20:51:11
ことじ様へ
コメントありがとうございます。
蚤の市では、ジョージアならではのモノもあり面白いものとも出会えました。
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