Labyrinthe

& Le Charme

世界一ってやっぱりパワーだよね

2011-01-30 16:18:26 | 音楽
先日久しぶりに遊びコンサートに行ってきました。
国内にはファンも多いN響の定期。
以前見逃した若手ナンバーワンフルーティストがゲスト出演するやつを今回はしっかり押さえました。
定期にしてはやっぱり人がよく入っている。
10年前よりはクラシックも客層が増えてきたんですね。
今回は前半はモーツァルトはともかく、オネゲルとブゾーニは初めて聴く方もいるかもと言う曲選。
ベートーベンの英雄は唯一の日本人馴染みのシンフォニーですね。
指揮は元ベルリンフィルの第一オーボエ奏者でなんと今回「吹き振り」に挑戦。
吹き振りって・・・(笑)
どうするんでしょう?
イングリッシュホルンを振り回すのかしら、ってそれはそれは楽しみなショーでしたよ。
というのは、二曲目のオネゲルはフルートとコールアングレ(イングリッシュホルンね)の協奏曲でソロを指揮者自らなさるのです。
ちなみにパユはシェレンベルガーが在籍中もお隣でファーストフルートだったのでよく知っている仲間です。
フルートとオーボエはよく掛け合いをするからね。
息がぴったりなのはお約束でしょう。
ちなみにオーボエもイングリッシュホルンもダブルリードなので、吹き方は変わりません。
ただ音域がオーボエの方が高いだけ。
一緒に行った人はクラシックは好きだけど、これまでの経験で一般的な曲が好きだったので英雄でつったのですが、終わってみると、
「前半最高だった。世界一二人ってすごい。」
とのこと。
N響も伴奏に聞こえてしまうベルリンフィルの木管ダブルトップでした。
オネゲルの協奏曲はきれいな旋律で、ブゾーニはディヴェルティメントというにはとてもドラマチックな曲調です。
でも、それだけに、実力の無い人が聞かせると平面的でただの伴奏音楽に終わってしまう事も確か。
パユはソロ活動もばりばりながら、ベルリンフィルに戻ってきた、今、乗りに乗っている若手です。
日本人だと樫本大進とかのレベルですね。
とにかく、世界一てこのレベルなんだー、すっごい観客を楽のしませてくれるなー、って思った、S席¥6,000以上の収穫はあったコンサートでした。
あっ、そういえば吹き振りってどうやってやるのかと思ったら、吹いていない時にちょこっと指揮をするという普通の結論でした。
でも、フルートもコールアングレもどっちも指揮をしていたという(お互い時間の空いている時に)協力プレイでしたが。
では、語り始めると更に長くなってしまうのでこの辺で。
またお会いしましょう。