最近は、様々なスマホトラブルが報告されますが
中でも私が注目しているのは、裸等の性的な写真を自撮りしてそれを送信して……というトラブルです。
そのようなトラブルの被害者は、女子が多いですね。
でも、大人からしたら、何でそんなことするんだ!?って思いますよね。
子どもがそのような写真を撮り、他者に送信する理由は、様々です。
1つは、お金ほしさ。
例えば、裸の写真を送ってくれたら、お金をあげるよ、と持ちかけられて
お金ほしさに送ってしまう児童生徒もいるのです。
え、子どもは口座も持ってないのに、どうやって!?と思ったそこのあなた
もしあなたが子持ちで、子どもにスマホを与えていて、そんなことを思っていたら、勉強不足です。
このような場合に用いられる送金方法は、プリペイドカードのコードです。
少年少女の写真が欲しい者は、写真の代価として、コンビニで売られている、googleやiTunesのプリペイドカードを購入し
それを有効化するためのコードを無料通話アプリやSNSのDM機能等を使って送るのです。
子どもは、写真を送ったら、そのコードを用いてゲームをしたり音楽を買ったりすることができるわけです。
「私は我が子のメールボックスをチェックしているから大丈夫」
そんなことを思っているそこのあなた
もしかしたらあなたの子どもも、そんな方法で金券を得ていて、その代わりにいかがわしい写真を送信しているかも知れません。
2つめは、承認欲求を満たすため。
嫌われたくないから、とか、みんなに注目されたいから、とかですね。
みんなに注目されたいがために自らやる場合は、顔とかが写らないように写真を撮ります。
しかし、撮った本人は「これなら私とわからない」というつもりで公開しても
背景に写ったものとかで特定をされる可能性があります。
嫌われたくないから、の場合は、彼氏に頼み込まれて……とかですね。
その他、自分の裸を見られることで興奮する性癖、などという可能性もあります。
そんなに多数だとは思えませんが。
どのような理由にせよ、一度でも他者にそのような写真を送信してしまったら、ネットの世界に流出する懸念が生じます。
ネットの世界に流出してしまったら最後、転載に転載が繰り返され、すべてを消し去ることは不可能になるでしょう。
ですから、大人であれば、そのような写真を自分から送ると言うことは、基本的にはしないと思います。
もしかしたら、リスクを承知で自分の裸の写真を送る人もいるかも知れません。
しかし、大人がリスクを理解した上で自由意志でやるなら、第三者が口出しすることでは無いと思うのです。
子どもは違います。
先日もニュースで、お金ほしさに裸の写真を男に送信してしまい、それを利用され脅され……という案件を耳にしました。
もちろん悪いのはその男でしょうが
そもそもその子が裸の写真を送信する事によって生じるリスクを理解していれば、防げたかも知れません。
では、子どもはなぜそのようなリスクを予想できないのでしょうか。
理由は簡単です。
子どもだから、です。
子どもってのは、大人が想像できないようなうっかりをしたり、忘れ物をしたりしますよね。
子どもの脳ってその程度なんですよ。
そして、そんな子どもに、あんな高度な道具を持たせて、自分で危険を予知しなさいというのは無理です。
自動車の運転免許を取ったときのことを思い出して下さい。
まずは、ある年齢にならないと免許を取得することは不可能ですよね。
ある程度の判断力を有すると思われる年齢になる必要があります。
加えて、面倒な授業をたくさん受けますよね。
あれで交通事故の様々な事例などを学び、危険を予知する能力を身につけるわけです。
そうしてやっと、車の運転ができるようになります。
一方でスマホは、そんなプロセスが無くても、親が与えさえすれば子どもでも使えてしまいます。
これがどんなに大きなリスクか、考えたことはありますか?
まずは、親がしっかりスマホを管理・監督するべきでしょう。
「子どもが何と言おうと、高校生になるまではスマホは与えない」という親は今でも多いです。
立派だと思います。
それに対して、早々にスマホを与えた挙げ句、トラブったら教師に解決するよう求める親の何とだらしないこと。
しかし、ここまでスマホが普及し、かつ多様化・複雑化したら、それだけでは足りない。
残念ながら、現在の義務教育課程では、スマホの授業などというものは存在しません。
技術の授業で少しやるか、担任裁量で道徳の時間の一環としてわずかにやるか、程度です。
または、たまに送られてくるリーフレットを配布するくらいです。
これでは足りません。
プログラミングや英語なんてやるヒマがあったら、「情報技術とのつきあい方」という授業をやるべきです。
単純に、「こういうことをしたらこんなことになるかもよ」という事例を紹介するだけでも有効ですし
クラスメイトに「裸の写真を送って」と頼まれた場合、どう断るかのロールプレイなんかもやっても良いと思います。
(喫煙や未成年飲酒については、昔から行われている事です。それを少し拡大するだけですからできるはずです。)
と、たかがヒラ教師が騒いでも、文科省の役人は聞く耳を持ちませんので
私に賛同していただける方がいらっしゃいましたら、是非SNS等で騒いで下さい。
よろしくお願いします。
中でも私が注目しているのは、裸等の性的な写真を自撮りしてそれを送信して……というトラブルです。
そのようなトラブルの被害者は、女子が多いですね。
でも、大人からしたら、何でそんなことするんだ!?って思いますよね。
子どもがそのような写真を撮り、他者に送信する理由は、様々です。
1つは、お金ほしさ。
例えば、裸の写真を送ってくれたら、お金をあげるよ、と持ちかけられて
お金ほしさに送ってしまう児童生徒もいるのです。
え、子どもは口座も持ってないのに、どうやって!?と思ったそこのあなた
もしあなたが子持ちで、子どもにスマホを与えていて、そんなことを思っていたら、勉強不足です。
このような場合に用いられる送金方法は、プリペイドカードのコードです。
少年少女の写真が欲しい者は、写真の代価として、コンビニで売られている、googleやiTunesのプリペイドカードを購入し
それを有効化するためのコードを無料通話アプリやSNSのDM機能等を使って送るのです。
子どもは、写真を送ったら、そのコードを用いてゲームをしたり音楽を買ったりすることができるわけです。
「私は我が子のメールボックスをチェックしているから大丈夫」
そんなことを思っているそこのあなた
もしかしたらあなたの子どもも、そんな方法で金券を得ていて、その代わりにいかがわしい写真を送信しているかも知れません。
2つめは、承認欲求を満たすため。
嫌われたくないから、とか、みんなに注目されたいから、とかですね。
みんなに注目されたいがために自らやる場合は、顔とかが写らないように写真を撮ります。
しかし、撮った本人は「これなら私とわからない」というつもりで公開しても
背景に写ったものとかで特定をされる可能性があります。
嫌われたくないから、の場合は、彼氏に頼み込まれて……とかですね。
その他、自分の裸を見られることで興奮する性癖、などという可能性もあります。
そんなに多数だとは思えませんが。
どのような理由にせよ、一度でも他者にそのような写真を送信してしまったら、ネットの世界に流出する懸念が生じます。
ネットの世界に流出してしまったら最後、転載に転載が繰り返され、すべてを消し去ることは不可能になるでしょう。
ですから、大人であれば、そのような写真を自分から送ると言うことは、基本的にはしないと思います。
もしかしたら、リスクを承知で自分の裸の写真を送る人もいるかも知れません。
しかし、大人がリスクを理解した上で自由意志でやるなら、第三者が口出しすることでは無いと思うのです。
子どもは違います。
先日もニュースで、お金ほしさに裸の写真を男に送信してしまい、それを利用され脅され……という案件を耳にしました。
もちろん悪いのはその男でしょうが
そもそもその子が裸の写真を送信する事によって生じるリスクを理解していれば、防げたかも知れません。
では、子どもはなぜそのようなリスクを予想できないのでしょうか。
理由は簡単です。
子どもだから、です。
子どもってのは、大人が想像できないようなうっかりをしたり、忘れ物をしたりしますよね。
子どもの脳ってその程度なんですよ。
そして、そんな子どもに、あんな高度な道具を持たせて、自分で危険を予知しなさいというのは無理です。
自動車の運転免許を取ったときのことを思い出して下さい。
まずは、ある年齢にならないと免許を取得することは不可能ですよね。
ある程度の判断力を有すると思われる年齢になる必要があります。
加えて、面倒な授業をたくさん受けますよね。
あれで交通事故の様々な事例などを学び、危険を予知する能力を身につけるわけです。
そうしてやっと、車の運転ができるようになります。
一方でスマホは、そんなプロセスが無くても、親が与えさえすれば子どもでも使えてしまいます。
これがどんなに大きなリスクか、考えたことはありますか?
まずは、親がしっかりスマホを管理・監督するべきでしょう。
「子どもが何と言おうと、高校生になるまではスマホは与えない」という親は今でも多いです。
立派だと思います。
しかし、ここまでスマホが普及し、かつ多様化・複雑化したら、それだけでは足りない。
残念ながら、現在の義務教育課程では、スマホの授業などというものは存在しません。
技術の授業で少しやるか、担任裁量で道徳の時間の一環としてわずかにやるか、程度です。
または、たまに送られてくるリーフレットを配布するくらいです。
これでは足りません。
プログラミングや英語なんてやるヒマがあったら、「情報技術とのつきあい方」という授業をやるべきです。
単純に、「こういうことをしたらこんなことになるかもよ」という事例を紹介するだけでも有効ですし
クラスメイトに「裸の写真を送って」と頼まれた場合、どう断るかのロールプレイなんかもやっても良いと思います。
(喫煙や未成年飲酒については、昔から行われている事です。それを少し拡大するだけですからできるはずです。)
と、たかがヒラ教師が騒いでも、文科省の役人は聞く耳を持ちませんので
私に賛同していただける方がいらっしゃいましたら、是非SNS等で騒いで下さい。
よろしくお願いします。