Happy☆

医療事務またはじめました。たまに司書、そして子供のことを徒然と…

希望をありがとう!

2005-05-20 15:29:10 | 医療のお仕事♪
先月、咽頭癌で手術をする為に病院へ送った患者さんがいました。(70代男性)

その患者さんの癌は病院の検査で発見されたのですが咽頭癌でも浸潤が深く、声帯を取る(声が出なくなる)しか生きるための手段がない言われ、手術を行う事になりました。

今日、手術・入院を終えて当診療所に来院してきました。
首にはガーゼをしていて、ちょっとだけ痩せちゃったかな?という感じも見受けられました。
夫婦揃って見えたのですが、表情は明るく、確かに声は出ませんが、身振り手振りで先生に言いたい事を伝えていました。その患者さんの奥様も口出しせず、温かく見守ってる感じでがして、受付から見ている私の方が涙が出そうになりました。

身振り手振りで伝えられない事は、ホワイトボードを持ってきててペンで書いて説明をしていました。元々、話し好きでよく受付でも他愛もない話してくれていた患者さんだったので少し寂しい気もしますが、最後に私がその患者さんと話した声は忘れていません。

きっと、本人も声で伝えられないのはもどかしい時もあると思いますが、身振り手振りで必死に伝えようとしてる姿が泣けてきそうになってしまいました・・・(なんて涙もろい私、きっと看護師なんて出来ないわ)
そして、事務側に向かって笑顔で「声が出なくなっちゃったの!」みたいな感じをジャスチャーでしてくれて・・・そんなお茶目な姿も見れました。


今日はこの患者さんから努力と希望を教えたれた気がします