
踏絵して母に抱きつき泣く子かな

踏みゆけば破れてゐたる踏絵かな

踏絵せし足腫れあがれ腐れゆけ

覚悟決め思ひとどまる踏絵かな

ロザリオを手に偲びたる絵踏かな

鬼となり腹の児のため絵踏せし
昨日の「日曜俳句」の季題は「絵踏」でした。
始めて知った次第です。歳時記を見てても、これまで目にも留めず見落としてたようです。

江戸時代に、幕府によって行われていたキリシタン弾圧です。毎年、正月から三月頃まで行われていたようです。キリストやマリアの絵を紙や木に描いたものを踏ませていたそうです。住民みんな全員に踏ませるので、破れない真鍮に彫ったものになって行ったそうです。何と、二百三十年間も続いたんですね。長崎など信者が多かったから大勢の信者が捕らえられて無残な目にあったのでしょう。悲惨な歴史です。


踏絵の資料などはあるけど、こういう季語には現場主義派もさすがにお手上げでしょう。想像して詠むしかあらへん。





