今日も焼けるように暑い。
北鎌倉駅に降りて歩く前にこまきさんで一服してから徒歩徒歩と巨福呂坂のトンネルを通って神奈川県立近代美術館鎌倉別館へ。







神奈川県立近代美術館鎌倉別館「吉村弘 風景の音 音の風景」。
会期は4月29日~9月3日。
展示室の撮影は禁止。
でも素晴らしい図録がいただける。




吉村弘(1940~2003)は1970年代初めから環境音楽の先駆けとして活躍した。
吉村はドビュッシーやラヴェル他多数の音楽家に影響を与えた音楽界の異端児エリック・サティ(1866~1925)の楽譜に魅せられて独学で音楽を学んだ。
いわゆる音楽の枠にとらわれずに、音を描くドローイング(絵楽譜)・メールアート・サウンドパフォーマンス・サウンドオブジェ(音具)などを創案し、雑誌への寄稿や単行本の執筆、音響デザインなどを手掛けた。
1982年にリリースされた「Music For Nine Post Cards」「環境音楽」という言葉を日本に広め、自身の活動を世界へ広げるきっかけともなった。
館内には心地良い吉村サウンドが響く。
手に持って逆さにすれば水が奏でるサウンド・チューブ。



近づくと水飛沫が動く。


吉村は自然現象や宇宙現象を音で表現しようしていたのだった。





風景の音。
音の風景。


もし吉村が存命ならこの沸騰する地球をどんな風に表現するんだろな。。

FEEL