今日は図書館へ。
大倉山精神文化研究所附属図書館の次は横浜市立図書館の中央図書館。
今にも雨が降りそうで降らない野毛坂を上っていたら、ふと、外国人観光客受入れ再開というニュースを思い出した。
図書館へ行く前にちょこっと横浜道へ。
横浜道は、幕末の横浜開港にあたって東海道と横浜港を結ぶために造られた道。
桜木町駅から野毛坂を上っていけば野毛坂交差点。
交差点の角の石積みは、横浜市認定歴史的建造物の「野毛山住宅亀甲積擁壁」。
野毛坂切通。
野毛坂切通は、明治6年(1873年)に英国人技師・デービスの指揮で切り下げ工事が行われ、更に昭和3年に市電の拡幅のために切り下げられられ、擁壁が築かれた。
構造概要:割石練積
設計者:復興局
建設時期:昭和3年(1928年)
「石積み」は、急こう配に対応した施工方法。
「練積」は、石と石の間にモルタルやコンクリートを流して接合して積み上げる方法。
昭和3年からここにずっとあるってすごいことだと思う。
案内板の野毛坂切通の写真をマジマジとみてみる。
横浜にもかなり積雪がある時代だったんだとわかる。
この擁壁は資料によって若干の齟齬がある。ちゃんと調べたいと思う。
でも、時代の大波を様々にかぶりながらもこうやって存在してる擁壁の石があるだけでも気持ちが落ち着く。
私は中央図書館の白いアジサイを毎年楽しみにしている。
だんだんと真っ白な手毬のようになってきた。