今日は寒い。
すっかりと返却期限が過ぎてしまった本を返しに大倉山の図書館へ。


お・・・
大倉山公園の紅葉も五島美術館のお庭と同じだ。
まだ紅葉しているカエデがある。



今頃のミツマタってこんな感じだったかな?


大倉山公園は横浜の梅の名所のひとつだ。
早いのは年明ければ蕾が膨らむ。

なんかヤドリギだけが冬っぽい気がする。

師走の風景ってどんな風景だったんだっけ?
花が散って紅葉が終わって常緑ではない木という木は枝だけになって草も枯れて色彩が乏しくなって。
だから正月は人工的な色がより一層に映えたような気もする。
あれ?今日は借りない?と館員さんに驚かれながら、本年もありがとうごさいました。良いお年を!とご挨拶して出た。
挨拶だけは師走。
食後のお茶を飲みながら、豆本を広げる。
芸艸堂の葛飾北斎筆の富嶽百景。

日本のアーティストの中で世界で一番人気があるのは北斎。二番目が草間彌生。
小布施に来る外人さんの目当ては北斎。
けっして栗ではない。
北斎の作品は、アダチの見事な作品から塗り絵や各種グッズまで、これでもかというほどに色々な形で様々に出ている。
だけど、なんだろ、着色してないしかも小さなこの豆本がものすごく好ましく思える。
眺めていると風景が動き始める。音が聞え始める。
私は鳥越の不二と来朝の不二と竹林の不二が好きだ。
