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売れ残りの素揚げ用のサワガニたちだったから、顧客様を含め皆様が、え~!?!まだ生きてるんすか!??と一様に驚くんだから、まぁ妥当な寿命なんであろうなぁ・・・さみしいはさみしいが。
それにしても、そう、何匹も見送っていて、ふと気が付いたことがあった。
金魚鉢の中は一応凹凸をつけてある。わざと水から出している石もある。
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その石の上でじっとしていると、お迎えが近い。
なぜだかわからぬが、全部そうだった。
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そして、じっとみてる方向は、空。皆、空だった。
サワガニの生態に詳しい方なら違う見かたもあると思う。
が、私には・・・
インディアンのように、今日は死ぬにはいい日だと空を見つめているようにも見えた。
アボリジニのように、ドリームタイムを見つめているようにも見えた。
私には、それは堂々との帰還を待つ姿に見えた。
確かにサワガニたちは、微動だにせず悠々とその時を待っていた。
サワガニたちは、とても洗練された生き物だと思った。
人間は、実に野卑で惨めな生き物に見えた。
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