国立新美術館と文京区教育センターでみたかった展覧会をみてこの日最後に向かったのはトーハク。チケットがあったのだった。
平成館の企画展はいつも行列。でも閉館間際ならさすがに空いてくる。
10月14日~11月24日まで「御即位記念特別展・正倉院の世界ー皇室がまもり伝えた美ー」展。
奈良・平安時代の官庁や大寺には重要物品を納める正倉が設けられていた。正倉が複数あったのが正倉院。現在にまで残ったのは、東大寺の正倉院の中の一棟のみ。
この一棟は朝廷の監督下で東大寺が管理してきたけど、明治8年に明治政府の管理下となり宮内庁へと引き継がれた。
国際色豊かな古代日本の文化を伝える数々。
いつものようにハニーたちにご挨拶して帰ろう。
ふと、そういえば今の正倉院って各地の博物館や美術館などの文化施設なんじゃないかと思った。
今は博物館や美術館などの文化施設を様々に活用する動きが活発だ。
横浜市なんぞはイベント貸切ばかりで事実上一般公開できない施設すらある。
トーハクもいつだったか表慶館の階段に真っ赤な絨毯が敷かれ何かと思ったら、かのおとぎの国のイベントであった。さすがに着ぐるみが庭に出てくるようなことはなかったけど。
でもどんな文化でもその時代の人々を魅了してきたことは事実。
果たして千年後は何が至宝で何がその至宝を今に伝える正倉院となっているのかな?