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今日のころころこころ

2021・8・6 半天妖と中谷宇吉郎「雪を作る話」な熱帯夜

今日は暑さにめげて、名入れをお願いしてあった空手着をとりにいって夕飯の食材の買い足しに外に出ただけだった。
夕方にザザっと夕立でも来れば少しは涼しくなるのかな?
少しばかりの期待は空振り。

今宵もエアコンをとめることはできそうもない。
食後のお茶は中国茶の青茶にした。半天妖。半天妖は武夷岩茶のひとつ。武夷山の茶の栽培されてる谷の天辺にある。
蓋碗で淹れることにする。



武夷岩茶はどれも素晴らしい香り。
どの武夷岩茶も何煎も飲めるのだけど、半天妖は一煎ごとに微妙に風味が変化するのが楽しい。

今日は読書三昧。
中谷宇吉郎「雪を作る話」を読み始めた。

平凡社スタンダードブックスは、理系のお話しでも私のような情けないオツムでも理解できるような編纂でぐいぐいと引きこまれる。
熱帯夜に読む中谷博士の雪のお話し。
雪の結晶は顕微鏡でなくともコートの袖に降ってきた雪をよくよくみれば肉眼で見えるというお話しには、納得。
今の長野盆地はなかなか雪が降らない。滞在中に遭遇できることは希なのだけど、寒い寒い早朝に一度だけ車のサイドミラーに結晶が張り付いているのを見たことがある。
それはそれは素晴らしい完璧な造形で、写真撮ろうと思ったら気温が低すぎてカメラが作動しなかった。
なるほどなぁ。
科学だからって御大層に構えることなんかないんだ。日常生活の中で目を凝らすことなんだ。そして粘り強い継続。。

ページをめくる手がふと止まった。
-科学の進歩が、原子爆弾を作ることだけに役立つものならば、科学はむしろ進歩しない方がよいかもしれない。-
今日は広島に原爆が投下された日だった。
ん・・・
もし中谷博士が疫病に席捲される今を生きておられたらなんとおっしゃるんだろう?
そろそろ半天妖が出涸らしになってきたかな。








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