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母 ・・・244. : しつける ・・・ 言説(おこない)

2011-01-19 05:08:02 | Weblog
人間の生まれながらの美醜はどうなのか。

釈尊は教えます。


「 髪に非ず 肩に非ず 腹に非ず 背に非ず 臀に非ず 胸に非ず

  陰部(しも)に非ず 会合(あいおう)に非ず 手に非ず

  足に非ず 指に非ず また爪に非ず 脛に非ず 股に非ず

  色に非ず または音声に非ず
 
  他の生類(しょうるい)にある如き特色は

    決して人々のなかに於いてあることなし。

  人の中に於いては

    自身の中にこの差別相存在せず。

  ただ人中に約束せる言説にて差別を説く 」



・・・ じつに鋭い教えです。


釈尊は

どんな人間だって

いったい身体のどこに「特別の相(すがた)」があるのだ

  ・・・ どこ調べたって 「別相」はないじゃないか。


昆虫や生物にはいろんな特徴があるが 人間にはそれがない。

差別するよりどころは何もないのだ。


あるとすれば ・・・

  その人間の「中」にある。

  行為にある。

  言動にあるのだ。

出生・母胎・職業・身分 そんなものは人間のねうちに関係ない。



人間は平等であり 差別はその人の言説(おこない)にある。


・・・ 釈尊は明快に きびしく教えています。




* 2010.11  東ブータンで




  

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