むかし 松田道雄さんが色盲親子の話を書いていました。
ある日 子どもから
「ぼく色盲だって校医さんにいわれたよ」と聞かされた父が
ショックをうけながらも
昂然として人生を闊歩する人間の姿を息子にみせつづけた
・・・ という話です。
色盲は男性系統を通じて遺伝することを
そのお父さんは承知していたから 悩みもし苦しみもしました。
しかし
自分は ある種の色の見わけがつかなくても
少しも困らない職業をえらんでりっぱに生活している。
それを堂々と息子に見せてやることが
子どもへの最大のはなむけだ と父親は決心したのです。
「人生は 赤と緑との区別にくらべれば無限に広いのです」
松田さんは そう書いています。
これが父の心です。
ショックをはねのけて 背筋をのばして進む。
威風あたりを払って歩む。
父性は威厳をもってはじめて花を開き
・・・ 次代を継ぐ子供に剛毅 ・ 独立心の実を結ぶのです。
* 2010.11 東ブータンで
ある日 子どもから
「ぼく色盲だって校医さんにいわれたよ」と聞かされた父が
ショックをうけながらも
昂然として人生を闊歩する人間の姿を息子にみせつづけた
・・・ という話です。
色盲は男性系統を通じて遺伝することを
そのお父さんは承知していたから 悩みもし苦しみもしました。
しかし
自分は ある種の色の見わけがつかなくても
少しも困らない職業をえらんでりっぱに生活している。
それを堂々と息子に見せてやることが
子どもへの最大のはなむけだ と父親は決心したのです。
「人生は 赤と緑との区別にくらべれば無限に広いのです」
松田さんは そう書いています。
これが父の心です。
ショックをはねのけて 背筋をのばして進む。
威風あたりを払って歩む。
父性は威厳をもってはじめて花を開き
・・・ 次代を継ぐ子供に剛毅 ・ 独立心の実を結ぶのです。
* 2010.11 東ブータンで