本日、大洗リゾートアウトレットがオープンしました。
早速見学に行ってきましたのでレポートします。
●町内の雰囲気
今回はお昼頃(12:30~13:30)の時間帯に行きました。さすがにオープンの日だけあって、モール周辺がやや混雑しておりましたが、車の渋滞は発生していませんでした。現在15時の時点でも当館からの観測に限れば宮下の海岸道路は渋滞していません。
ついでに宮下町、曲がり松、通町、永町の商店街の様子も確認しました。アウトレットの開業の影響があったかどうか分かりませんが、本日の町内商店街における飲食店の昼食入込状況は観梅シーズンであるにもかかわらず、どの地区もあまり良いとは言えない状況に見えました。
●来場者の居住地は?
大洗駅から徒歩10分でアウトレットに行けるという看板がありますが、大洗駅からアウトレットまでの道を歩いている観光客は僅かで、圧倒的に車でのご来場が多かったようでした。それも当然で、駐車場で車ナンバーをチェックしてみると、定量観測ではないですが、およそ7割ぐらいが水戸ナンバー、2割が土浦ナンバーで、残りの1割を県外(春日部、横浜など)であるという来場者の居住プロフィールでした。本日に限って言えば圧倒的に近隣地域客が多いということです。
●建物のデザイン
アウトレットの中に入ってみると、さすがに混雑しています。お昼時で飲食店は行列ができていました。建物のレイアウトは土地が狭いこともあり、八ヶ岳とは異なり、2階建になっています。中庭の噴水空間を囲むようにテナントが内側向きに構成され、アトリウム形式の百貨店のような配置となっています。そのため、敷地外部からはアウトレット場内の様子はあまり見えないようになっています。つまり敷地内に入れば、アウトレット外部が見えないので、買い物に集中できる環境になっており、八ヶ岳より密度の濃いゾーンを実現しています。実際、大洗の住民ならば「ここは本当に大洗?」と思うぐらい、買い物に篭れる雰囲気があります。
建物のイメージは、オレンジ瓦、噴水、川など、南フランス思わせる爽やかなトーンでまとめています。近隣のショッピングセンターの開業が相次いでいる中では大洗の海環境の雰囲気を場内空間に取り入れているので、高級感はさほどでもないですが、清涼感あふれるイメージでまとめています。テナントの品揃えが良ければリピート率は高そうです。
●来場者の年齢層・キャラクター
来場者の構成は、あくまで見掛け年齢での確認ですが、10~20代カップルと幼児連れの団塊ジュニア世代以下の年齢層のご夫婦が同じぐらい最も目立っていました。次いで団塊世代のお客様もなかなか多く、昭和ヒト桁世代の方も少数ですがいました。今までの大洗にはあまり見られなかったような、お洒落な男性や洗練された女性も多いのが特徴で、やっぱりファッションに関心の高い人々が来ているんだなあと実感しました。そのため私のようにファッションに無頓着な人間からすれば、あまり居心地がいいわけでもないんですが。。。ついでにペットOKなので、犬連れの方もいました。
●海賊の館
アウトレットの海側向かいに「海賊の館」なる巨大テントがあります。本日は目玉の「海賊船」が就航できなかったようですが、巨大テントの中では大洗の海産物やお土産がたくさん販売されていました。何故か今日は客数が少なかったです。今後、海賊船がうまく就航すれば安定した客数を確保できるのでうまくいくような気もしますが。。。