里海邸の立つ海岸の山の上に大洗磯前神社がありますが、神社施設の中に「大洗霊泉」という水があります。
この水を求めて各地からお越しになるお客様がおられます。
開運になるという「お水取り」として汲みに来られているようです。
パワースポットブームで、神磯とともに、注目を集めているのかもしれません。
お水取りで遠方からご宿泊にされたお客様に里海邸のお風呂をご説明すると、とても喜んで下さいます。
それは、里海邸の大浴場やお部屋のお風呂の湯が、大洗磯前神社の湧水を汲み上げているからです。
大洗海岸の旅館街では、神社の鎮守の森の奥まったところの湧水を、昔からこの地域の生活用水として使用してきた歴史があったようです。
昔の大洗海岸の絵を見ると、神社からの水が滝のようになって海に注がれているような絵がありました。
今もかなりの水量ですがが、それだけ水が豊富なところだったのでしょう。
3.11の震災の時も、この豊富な神社の水は大変役に立ちました。
この豊富な水を、宿、飲食店、住宅で生活用水の一部として少し頂戴し、残りの湧水は自然のまま海に向かって放流されています。
この森のミネラルを含んだ淡水が、大洗海岸の磯に溶け込み、海藻や海生生物を育んで牡蠣などを育てるのでしょう。
大洗の岩牡蠣、大きくて美味しいです。