一目で君に恋をした
バスに揺られて 君の髪がキラキラと輝くのを見ていた
初めてあなたに出会ったあの日
瞳の奥の孤独に 心が揺さぶられた
「大丈夫」と抱きしめたくなった
2人で落ち葉を燃やしたあの日
遠い目で思い出を語る君の
思い出の中に忍びこみたくなった
夕陽を浴びて 僕らの世界が黄金色に輝いた
2人で落ち葉を燃やしたあの日
ハシバミの香りがわたしたちを包んだ
あなたの制服から 父と同じ匂いが立ち上って
懐かしい気持ちにさせた
二人で塀を乗り越えた日
2人だけの 秘密が生まれた
君の柔らかな感触に 全身が恋をした
二人で塀を乗り越えた日
あなたと少しだけ心が通じた
力強い腕の感触に
高鳴りが身体を駆け抜けた
君にピアノを弾いたあの日
君のために捧げる曲
100の言葉よりも雄弁に愛を紡いだ
僕だけの君にしたくて君を連れ去った
あなたがピアノを弾いてくれたあの日
あなたの指先や眼差しに恋に落ちた
永遠に感じた時間(とき)
あなただけの私になりたくて学校を抜け出した
君を探して山を彷徨った日
空に瞬くポラリスに
二度と君を離さないと誓った
わたしが山で迷ったあの日
2人で見たポラリスに
あなたのそばにいたいと
永遠を願った
初雪が降ったあの日
続く未来に ずっと君がいることを祈った
繋いだ手の温もりが 僕の心を暖めた
初雪が降ったあの日
これからの「初めて」を
あなたと刻みたいと願った
唇から伝わる優しさが 私の心を包んだ
あれから何度も冬が来た
私たちは離れてしまったけれど
あの冬を忘れない
輝く笑顔も
流した涙も
真剣な眼差しも
突然の別れも
決して忘れない
私たちはいつかまた出会うだろう
違う街にいても
違う国にいても
たとえ生まれ変わっても
必ず見つけ出す
そして 何度でも恋に落ちるから
今度出会ったら
永遠に離さない 離れない
あの日伝えられなかった言葉や想いを込めて
私たちは出会うだろう
ポラリスに導かれて