2008年10月13日のブログ記事一覧-ギャラリー貴祥庵 ―《貴志 理の 日々の思いついたままのイメージ絵画、心に残る言葉、歳時の記録を綴る》―


秋に思う13

 

雑草伸びたままの紅葉となっている
 
雑草はうつくしい淡雪

<人生とは何か、それは持って生まれたものを打ち出すことだと思います。その人のみが持つもの、その人のみが出しうるものを表現することだと信じます。私は私を全的に純真に打ち出し表現する。ここに、ここにのみ、私の生きていく道があります><風もわるくない。もう木枯らしらしい風が吹いている。寝覚めの一人をめぐって、風はどこから来て、どこへ行くのか。さみしいといへば人間そのものがさみしいのだ。さみしがらせようとうたった詩人もあるではないか。私はさみしさがなくなることを求めない。むしろ、さみしいからこそ生きている。生きていられるのである>

 

― 種田山頭火 ―

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )