秋に思う13
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雑草伸びたままの紅葉となっている
雑草はうつくしい淡雪
<人生とは何か、それは持って生まれたものを打ち出すことだと思います。その人のみが持つもの、その人のみが出しうるものを表現することだと信じます。私は私を全的に純真に打ち出し表現する。ここに、ここにのみ、私の生きていく道があります><風もわるくない。もう木枯らしらしい風が吹いている。寝覚めの一人をめぐって、風はどこから来て、どこへ行くのか。さみしいといへば人間そのものがさみしいのだ。さみしがらせようとうたった詩人もあるではないか。私はさみしさがなくなることを求めない。むしろ、さみしいからこそ生きている。生きていられるのである>
― 種田山頭火 ―
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