十勝岳連峰、美瑛富士避難小屋の傍で撮ったものです。
登山道から見下ろす沢に向かってたくさん咲いていました。
夏の山は疲れて歩いていても、このような場所を見つけると不思議と元気が出て来ます。
お花を愛でながらゆっくり歩くのも登山の楽しみの一つです。
バラ科 チングルマ属
本州中部以北、北海道、千島、樺太、アリューシャンに
かけて分布する矮小灌木です。
緯度が高くなる(北に行く)ほどに低地にも生育してい
ますが、基本はやや湿った草原に生える高山植物です。
主幹から地を這うように次々と枝を出してマット状に広
がります。雪解けとともに芽出しが始まり、細かく切れ
込んだつやのある羽状複葉を広げます。夏も近づくころ
には芽の中心から花芽を伸ばして、黄色い葯の目立つ白
いウメの花に似た5弁花を開きます。花が終わるとやがて
長い毛のあるタネが実ります。この長く伸びた毛が風に
そよぐさまを稚児の風車に見立ててチングルマと名づけ
られたといわれています。
(NHKみんなの趣味の園芸HPより)
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