北の風音

北海道から季節の話題や風景を綴ります。

黒岳野営場にて

2018年07月30日 | 山歩き

30年前のこの場所、長男(4歳)と一緒に登ったときのものです。

このとき以来、長男は登山嫌いになりました。

 

こんなに前からお世話になっています。

30年前の道のりを一人で歩きました。

 

昨日の黒岳野営場(桂月岳より)です。テントがカラフルです。

 

稜雲岳のてっぺんに沈む夕日(まだ太陽が高すぎて焼けてません)ダイヤモンド!

左は北鎮岳の有名な白鳥と千鳥の雪渓です。

 

1㎞くらい離れた所にクマが出現!

野営場では大騒ぎでしたが、クマは知らん顔!

1時間くらいのんびり植物の根を食べたり、寝転がって遊んだりしてました。

そのうちにいなくなりました。

 

焼けてきました。

この時の自分は、もう既に出来上がっていました。

 

朝4時、恒例の「桂月岳からのご来光」と言いたかったけど、雲が多く太陽の姿は

見えませんでした。 残念!

天塩岳方面の朝焼けです。

 

標高1,900mの野営場、とにかく暑くて、持って行ったビール2缶はすぐに飲み干し、

小屋の売店から高価なビール(雪渓ビール:良く冷えていて美味しかった)を購入!

それでも足りず、お隣のテントの人のウィスキーを頂き自分が殆ど飲んでしまいました。

ご馳走様でした。

 

野営場での一コマでした。

 


大雪山の遅い夏

2018年07月29日 | 山歩き

昨日と今日、テントを担いで大雪山、旭岳から黒岳までお花畑の中を

のんびり歩いて来ました。

本来なら7月中旬、海の日の頃が一番の花の見頃ですが、今年は雪解け

も遅く、この週末が一番の見頃ではないかと思います。

今日の気温は標高1,600〜1,800m付近で23℃もあったそうです。

風が止まると、汗が一気に吹き出てきました。

ちなみに地元の町、東川町は35.8℃の猛暑日でした。

9月中頃には「日本一早い紅葉」が始まり末には初雪の便りが届きます。

大雪山の短い夏を多いに楽しんだ山旅でした。

 

行き5.5時間、帰り5時間、肩に食い込むザックの感覚は久しぶりでした。

日焼けと肩こりと筋肉痛で体のあちらこちらが痛くて、少しの間大変かも

しれません。

今回は順光と逆光の両方で撮ってみました。

 

 

チングルマと旭岳

 

エゾコザクラの群生

 

エゾイワツメクサ

 

裾合平のチングルマ

 

エゾノツカザクラ

 

ミツバウォーレンとアオノツガザクラ


ナッキー

2018年07月25日 | 山歩き

小動物と出会うのも山歩きの楽しみです。

場所は限られますが、ナッキー(エゾナキウサギ)は特に愛らしくて癒されます。

鳴き声は聞こえてもなかなか姿を見せませんが、良く探すと案外見つける事ができます。

この写真は9月のニペソツ山で撮ったものです。

大きな望遠レンズを構え何時間も待たないと撮れないと思っている方もいらっしゃるようですが、

これは手持ちの標準〜中望遠ズームで歩いている最中に撮ってます。

7月の子育ての時期と9月の越冬用の餌集めの時期は、頻繁に出歩いて良く見かけます。

何年も歩いていると「数撃ちゃ当たる」でこんな愛らしい姿を捉える時もあります。







エゾナキウサギ

(蝦夷鳴兎、Ochotona hyperborea yesoensis )は、ウサギ目ナキウサギ科に属する小型哺乳類。

ユーラシア大陸北部に広く分布するキタナキウサギ亜種である。北海道の北見山地大雪山系

夕張山地日高山脈など、主に800m以上高山帯のガレ場に生息する。岩のすき間で生活する。

食性は植物食で、葉や茎、花、実などを食べる。冬眠はしないが、からにかけて葉などを岩の間に

ため込み、冬の保存食を作る。「なきうさぎ」という名前の通り、甲高い鳴き声でよく鳴く。

オスメスとでは鳴き声が異なる。オスは「キィッ」または「キチィ」という音を発声する。この鳴き

声を3月から10月にかけての時期は1度に4 - 16音発声し、それ以外の時期は1音のみの発声が多い。

メスは「ピュー」「ピィーッ」などの伸びのある発声と、「ピィツィ」「ピキィ」などの短い発声をする。

3月から10月にかけての時期は「ピィルルルル」「ピィッピィッピィッ」という連続を発声する。

Wikiより

 

なんじゃ!これ?

2018年07月22日 | 山歩き

樽前山から風不死岳の間のお花畑・・・とは言ってももう時期外れ

花が終わり実が大きくなる準備を始めてました。

樹林帯の中を通った時に見つけました。

何十年も山中を歩いていますが、こんなの初めてです。

森の中のウニ?

近づいて良く見ると「ホコリタケ」(子供の頃「キツネのタバコ」と呼んでいたキノコ)に

青緑色のトゲが生えていました。

ネットで調べると「タケハリカビ」というキノコを食べるカビだそうです。

北海道でも長雨が続き、日頃見かけないような植物も育ってるということでしょうか?

温暖化の影響? 気候の変化は肌で感じてますが、植生も変わっているようです。

ウィキペディアでは作成中ということで生息地域等詳しくはわかりませんでした。