奇乃堂

のしもち、気になっていたところに

 家の人が「のしもちどうするか」検討を始めた。
 毎年、地元の和菓子屋で買っていたのだが、ちょっと気持ちが離れることがあったためだ。
 地元だし、買おうと思えば、冬期は売ってる。
 離れる原因が普段、領収書出すのに、のしもちの時は出さないって点。一枚の半分とかの重さがバラバラ。つまり、一枚1.8キロとか一定でないという状況が推察される。

 まあ、最終的には選択肢としてあったのだが、私がデパートがあるあたりに行くため偵察を命じられた。毎年、この時期に出る店があるというので……そこを。
 たどり着いた瞬間「なんて行列なの!?」と思いつつ、売り場を見るがのしもち……一般的なモチ米のがない気がする? 値段は……? 品出しを急いでしている店員さんの間には並んでいる客がいるけど、「値段は?」とか尋ねる。値段は、棚の上の方にあった……。重さも聞いて、撤収。
 これは……のしもち買いに行ってもタイミングによっては、ないパターンがあると判断できる状況だった。

 ここで「ふるや古賀音庵」を思い出す。
 そういえば、この時期にのしもちあるよって書いてたな、と。うん、本当、うろ覚え。もち美味しい(お値段も相応でなかなか買わない)記憶があるし、まあ、見てくるだけ見てこようと考えた。
 1キロ2200円(税抜き)で予約中とあった。
 高いけど、高すぎるということでもない。
 1キロならそんなに量も多くないし……どうだろう? チラシをもらって帰る。

 検討の結果、ふるや古賀音庵に決まった。

 結局、地元のは不信があったとしても、気軽に買えるということ。
 予約しても取りに行く日が悪天候ではない予報になっているため、よほどでない限りでかけられること。
 たまには、違うところのを食べてみたいこと。

 私としては、念願のふるや古賀音庵ののしもち!となるのだった。
 仕事はだらだらして、買いに行くことにするのだった。

 ……テキパキしないのは、する気しないけどした方がいいから、適度な折り合いをつけてするってことから。

 なお、店の名前、我が家、うろ覚えだったのは白状します。「ふるや」とは私は覚えていた。家の人「加賀庵」だった。うん、店舗名言って通じない理由……。

今後ともよろしくでございます。

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