奇乃堂

店員さん、ありがとう そして、自分の行動を顧みる

 百貨店の店員さんの接客には本当、特別感を得ることもある。
 特別感と言ってみたけど、あってるかな? あってるよね?
 気配りして、何かあったら声かけてくれたりするし。

 さて、先日、とある百貨店の荷物預り所近くで荷物の整理をしていた。
 預り所って意外と人がいるときばかり見ていたので、珍しく店員二人で暇そうだった。本当、珍しい。

 荷物整理しようとしたとき、それようの机で別の人が荷物整理し始めた。
 ……タイミングが悪い。
 どうにかなると思ってごそごそ入れていた。
 最後のとどめ!
 のころには、机開いてたけど、なんとなく意地になって、小さめの手提げを大き目バッグに突っ込んだ。
 その際、小さい手提げに入れている水筒が落ちそうな気はしていたけど、なぜか「大丈夫」って思って――。

 ガッシャアアアアン。

 大変大きな音が響く。
 音にあわあわする私。

「大丈夫ですか!」
 駆け寄ってくる二人の店員。
 二人一度に来るから余計にあわあわする上、「今日、本当、客いないな」と違うことを考えてしまった。その結果、落ちた水筒を拾うとかがみつつ動きが止まる。
 店員が「拾っていいですか?」と聞いてくるし。
「あ、すみません。大丈夫です。ありがとうございます」
 慌てて謝ったり、お礼を言ったり。

 店員さんが助けてくれようとしてくれて嬉しかった。
 とはいえ、お二人の勢いに気おされたところから、色々考えて動けなかった自分が恥ずかしかった。本当、恥ずかしかった。

 声を掛けてくれる、は、嬉しいのだ!
 ありがとうございます。

 恥ずかしいのは、自分のやらかした原因がわかっているからである。
 あれをしなければ、大きな音を立てなかったし。

 なお、水筒、壊れてなかったので、ほっとしたよ。

今後ともよろしくでございます。

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