2024年3月6日水曜日にJR東日本の「旅せよ平日！JR東日本たびキュン早割パス 」(以下キュンパスと表現)を使って花巻・盛岡への日帰り旅行をしてきました。
JR東日本のキュンパスは2月14日～3月14日、バレンタインデーからホワイトデーの間の1か月間の平日限定で1万円で1日間、JR東日本全線と一部第3セクター鉄道の普通列車と新幹線・特急列車自由席に乗り放題、指定席は2回まで利用可能というもの。(ただし2週間前でに要購入)
1万円で新幹線も含めて乗り放題と聞くと一見激安に思えますが、観光や見物している間は乗れない、1日間のみなので日帰りになるので尚更。
案外安くもない気もしますが・・ネット上では2枚購入して1泊2日旅行する人もいたようですが、去年の秋に使ったダイナミックレールパックで盛岡1泊2日、1人参加可能で24000円ぐらいで出てることを思うと、観光ではなく乗りまくりでもない限りメリットは微妙・・。
といっても東京～盛岡で通常新幹線片道で1万5千円かかることを思えば盛岡単純往復でも安いは安い？？ということでこの機会に花巻の宮沢賢治記念館と盛岡に行くことにしました。
2週間強前にえきねっとを見たらいい時間の東北新幹線は満席ばかり・・帰りは取れたものの行きが取れない！結局1週間前に行きも取れたので、旅行に行くことにしました。(最終的に往復指定席取れなければ払戻手数料約600円払って払い戻すつもりでした)
さて前置きが長くなりましたが3月6日当日、東京7時56分発のはやぶさ103号に乗るために朝一番に家を出て東海道線で7時30分前に東京駅にやってきました。この時間に家を出るのももう何年振りか・・・まぁ間にあってよかったです
このはやぶさ103号は仙台～盛岡間が各駅停車のタイプ。目的地の新花巻に止まるのでちょうどいいです。もっとも7時32分のはやぶさ5号に乗って盛岡から戻れば早く着くのですが、ずっと満席で全く席が取れませんでした。
朝の7～8時台頃はこの103号だけなぜか1週間前に数十席空席が出てきました。シートマップで見ると空いている場所はバラバラで団体枠の開放等ではないようですが不思議ですね。
東京駅で駅弁を買おうかと迷ったものの、昼食は花巻で、夕食は盛岡か駅弁を・・と思い軽くパンだけ買うことに。
今回のきっぷ
帰り時間があれば駅から出なくても新青森まで行ければ・・と思い新青森発で予約しました。
座席は4号車20番A席
一番端の席です。窓際の空席がここぐらいしかなかったもので・・一番端はハズレ席のイメージがありますが実際乗って見ると大きなテーブルがあって荷物を置くスペースにも余裕がある上に、各席にコンセントもあってむしろ当たり席ですね。
さて乗車していよいよ発車！と思いきや発車時刻の7時56分を過ぎても動かない・・。「あれ？？」と思っていると車内放送が入り
「郡山駅で停止位置の確認を行っている列車がいるため東北新幹線は運転を見合わせます」とな・・。JR東日本アプリの列車位置情報を見ると、郡山駅でつばさ121号が27分遅れ。後続の列車も詰まって遅れている様子。
停止位置確認→オーバーラン？の割に遅れてるな・・とまぁ既に30分近く経過しているならそろそろ動くのかな？と思うのですが・・5分・10分と経っても動かず。
Twitterを検索すると、どうやら目撃報告によると
「郡山駅でE3系単独運転のつばさ121号が雪の影響で止まれずホームのある待避線を突っ切って本線に出て200mオーバーランして磐越西線分岐点付近でようやく停車」(実際は500m)
と重大事象になっている様子。ライブカメラの映像などでは駅進入時のポイントも速度制限を大きくオーバーして「よく脱線しないで済んだ」というレベルだった模様。こうなるとどうやら運転再開にはかなり時間がかかる様子・・。
それにしても近年のJR東日本は直近では横須賀総武線地下トンネルのコンクリート片落下にはじまり、運が良かったから大したことなく済んだけど、死傷者が大勢出てもおかしくない。という事故が多すぎですね。
今回の件も2022年12月にも郡山駅で類似の事例があり、再発防止策としてE2系を連結してE3系単独運転をしないようにしていたものの、この列車はE3系単独運転だった模様。
東京駅ではこのはやぶさ103号と後続のもう1本が足止めされていて、上越・北陸新幹線は発着ホームを変更してやりくりしていくらかの遅れが出ている模様。また東北新幹線上りは大宮から先に進めずだんだん遅れが増大しているようです。
隣の席の若い男の子は他の席の仲間と合流したらしく、彼らは「キュンパスを無駄にしたくない」と大宮まで上越新幹線に乗って宇都宮に餃子を食べに行くらしく去っていきました。
今思えば長期戦になりそうなことが分かったこの時点で、駅弁を買いに行って食べればよかったですね。
東京駅で足止めを喰らって早1時間30分近く。
車内放送も入らなくなり放置されているような状況です。
ここで行先を変更するにしてもせいぜい新潟に行く程度。この時間なら昼には着けそうですが、帰りは指定席取れないときついなと・・。
9時30分近くになって「今日は諦めるかどうするか・・」と新幹線改札に行くと精算所は長蛇の列・・。ただ不思議と「払い戻しは今でなくても可能」という案内がないですね。
改札口近くの係員にきっぷを見せて
「動かないので今日は諦めるので払い戻してほしい」と言うと
「他の行先に変更する予定はないか？」のように聞かれ
「新花巻に行く予定だったのでいいです」と答えると
「ここでは出来ないので在来線の改札に行って証明を受けてほしい」という案内が・・。
キュンパスは利用開始後の払戻しは出来ないことになっていますが、朝のこの時間で更に指定券取得列車が運行できない状況。ということもあるのか、特別に未使用扱いで払い戻しが出来そうな案内です。
なので近くの八重洲口改札に行くと今度は
「払戻できるかどうかは窓口の判断になるので窓口行ってほしい」と・・
ただ「9時50分から東北新幹線を動かすという連絡が来てる」と。
あと15分ぐらいで動くなら「行こう！」ということで、さきほどのはやぶさ103号に戻ります。自席に行くと中央の席におばさんが座っていて私の席に荷物を置いていたので「私はここの席です」と言って座るとおばさんはいなくなってしまいました。
運転再開の案内が入り定刻9時52分発(少し遅れ)のたにがわ号の発車の後にこちらも発車することに。結局10時前にようやく発車します。定刻なら10時37分に新花巻駅に着くはずなのですが・・(泣
東京駅で2時間足止めされていたとはいえ、車内で座っていたので楽ではありました。
東京駅を出てすぐ上野駅の手前のトンネル内で停車。前の列車が詰まってるそうで2分ぐらいストップ。
「座席ははやぶさ103号の指定席券をお持ちの方が優先、それ以外の列車の指定席券をお持ちの方は空席を利用して・・」と放送が入ります。私の20番の列は通路側C席は何処かで時間を潰していたのか指定を取っているようなサラリーマン風の男性が古川まで。若い男の子がいたB席は空席のままでした。
大宮を出て上越新幹線と別れてすぐぐらいでビックり！車窓の家々に雪が積もり白くなっています。私の家の方では雨程度で雪は降らなかったものの、埼玉の方では薄っすら積もる程度は降ったようですね。
宇都宮を過ぎて速度を上げて320km/h運転に。秋にはやぶさ号に乗った時は福島を過ぎてようやく320㎞/h出したぐらいでしたが、今回は遅れを少しでも取り戻すためかガンガン速度を出している様子。
焼け石に水とはいえ1分でも早く着いてほしいですが、320㎞/h運転は結構耳に来るし疲れそうな感じが。札幌まで新幹線が出来てもこれで札幌は大変そう‥(整備新幹線区間は260km/h止まりだから大丈夫？？)
福島県内に入ると本格的な雪景色という感じの車窓です。光が反射するので雪景色は明るいです(๑°ㅁ°๑)
仙台駅には11時32分に到着、ここで結構入れ替わり11時34分に発車。利府の新幹線車両基地の横を通過。
仙台から新花巻は通常ダイヤで約1時間、各駅停車区間になるのであまり速度も出なくなります
11時47分に古川駅、11時56分にくりこま高原駅に到着。
後から出来た駅だからか、くりこま高原駅は通過線がなく狭いホームの駅。
発車メロディが新幹線ぽくなかったです。
12時5分に一ノ関駅に到着。ここは降りる人が多いです。ドアが開くと発車メロディが流れています。
この辺りや一ノ関の辺りの車窓、不思議と雪が少なくて一ノ関付近に至っては神奈川県と変わらないような車窓です。北に行けば当然雪があるという単純な話ではないようで。
三沢江刺駅には12時15分に到着。もう少しで新花巻ですがなんか少し眠くなってきます。タイミングが悪い💦
12時23分に北上駅に到着。この各駅停車区間は10分しないで次の駅なので本当に駅間距離が短いですね。小田原～熱海～三島ぐらいの感覚ですかね。
そして12時31分にようやく新花巻駅に到着です。
1時間55分遅れ。東京駅は2時間3分遅れだったので8分は取り戻したようです。
新花巻駅の発車メロディは宮沢賢治作曲の「星めぐりの歌」ですね。
白い目玉のサメ～♪
広げたつばさのエイ～♪
大きな口のジンベエ～♪
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＜次回に続く＞
2024/3/18 17:36
