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その2】2024年3月花巻・盛岡日帰りの旅(宮沢賢治記念館に)


さて約2時間遅れの12時30分過ぎに新花巻駅に到着しました。


ここから宮沢賢治記念館までは約2km、以前は歩いて行った覚えがありますが
花巻駅~宮沢賢治記念館入口~新花巻駅~士沢のバスも使えて、バスで行くと無料入館券がもらえるようですが、平日は概ね1時間30分に1本、次は13時17分までなく・・そもそも新幹線が時間通りについてもバスと接続しているわけでもなく(所定で10時36分着でバスは10時17分発)



ここは時間短縮のためにタクシーをに乗ります。
タクシーが常駐していなかったらどうしょう??と不安だったもののさすがは新幹線駅。タクシーがいますね。

先頭のミニバンタイプの車に乗車。女性の運転手さんで
「新幹線が1時間50分で2時間遅れなかったので特急料金が払い戻しにならずに残念でしたね」と・・
「フリーきっぷなのでそもそも払い戻しにはならないんです」と答えます。
確かに払い戻しを受けられるきっぷだったら1時間55分遅れは一番嫌なパターンだ・・(無割引の特急券で東京~新花巻駅間のはやぶさ号で返金を受けられるのは6000円)

花巻に新幹線が通ると地元の人は喜んだものの花巻駅は通らず、街から外れた釜石線の小駅の辺りでがっかりした。新花巻駅は地元の人達が建設費を寄付して作られていて駅にはその碑がある。
新花巻駅周辺の宮沢賢治関連の施設は全て新花巻駅の利用促進のために建てられた。ただ新花巻駅から宮沢賢治記念館は行きは結構な登りなので、車に乗るのがお勧め。
宮沢賢治記念館から少し歩いたところには胡四王神社があり坂上田村麻呂ゆかり・・など、賢治記念館前にある山猫軒はお土産を売っているので寄るのがお勧めなど・・
新花巻駅から宮沢賢治記念館までのわずかな時間に色々と説明してくれてタクシーに乗ってよかったと思います。
ちなみに運賃は初乗り610円ですがぐんぐんメーターが上がり1010円、まぁ約2㎞なので想定の範囲内ですね。特に宮沢賢治記念館口のバス停の辺りから記念館まではずっと登りなので特に2人以上ならタクシー利用がお勧めですね。



ちなみに私は記念館は20年強前に2度訪問していて、1回目は花巻空港近くの羅須地人協会の建物で記念館までタクシーでいく人が便乗させてくれて、2回目は弟と新花巻駅から歩きでした。でもこんなに登りだったかな??と正直あまり記憶にないです・・。




さてここで12時50分頃。帰りは14時51分発のバスかそれに乗れなければ最悪は新花巻駅15時41分発の新幹線。なので持ち時間は約2時間。この時間でこの記念館と童話村など周辺施設を見物しないといけません。
新幹線が遅れなければ11時までには着けて13時21分か14時51分のバスに乗ればよかったのでそれなりに余裕があったのですが・・。

入館料は一般350円、学生は250円、周辺の童話村や花巻市博物館などと2館・3館共通券も売っていて迷いますが放送大学の学生証を提示して学生料金になるので、3館共通券を学生料金の550円で買います(2館なら350円)。3館行けるかな??



宮沢賢治記念館の常設展示室
宮沢賢治の作品世界・心象世界として宮沢賢治の創作、活動がテーマごとに展示されています。

館内は空いていて、事前のニュース記事などでキュンパス特需であちらこちら混んでいるという話とは無縁のような。この日は東北新幹線2時間遅れで諦めた人もいるとはいえ・・。



宮沢賢治が生まれたのは1896年(明治29年)から37歳で亡くなる1933年(昭和8年)までを明治・大正・昭和の時代背景と賢治の活動を紹介したパネル。賢治が生きた時代とその背景を紹介しています。

日露戦争、欧州開戦(第一次大戦)、満州事変、ロシア革命、三陸大津波、担当大震災、東北凶作という世紀末や世も末という言葉をイメージしそうな激動の時代であったこと、そしてこの時代を背景に宮沢賢治の作品群が生まれたことをイメージできます。



宮沢賢治のセロ(チェロ)
宮沢賢治でセロといえば「セロ弾きのゴーシュ」が有名ですが、宮沢賢治自身、創作活動の他に音楽活動など色々やっていたようで・・



特別展では注文の多い料理店に収録された「山男の四月」がデーマ。
この作品に登場する山男は何処か人がいい、気のいい人のようなイメージ、「雨にも負けず」にも通じるところがあります。


推敲が重ねられたのが分かる直筆原稿

展示では推敲を重ね初期型から完成形に変化していくなかで取捨選択された状況が紹介されています。宮沢賢治の作品は有名な「銀河鉄道の夜」など推敲を重ねるごとに内容が変化しているのが知られています。
また「注文の多い料理店」など出版され一応の完成形といえる一部の作品以外は現在書籍化されている内容が「賢治が満足した完成形」なのかも定かでない部分もあります。

手書きで執筆していた時代はどのように推敲されていったのか残りますが、パソコンで執筆するのが当たり前の今の時代、推敲の履歴が残らないのは時代の進化とはいえ、後世の研究がしづらいのは残念ですね。

それにしても過去2回来ているとはいえ、館内の雰囲気といい展示といい全く記憶にないです。まぁこういう展示館は一定年数ごとに最新の研究を取り入れて展示替えやリニューアルをしたりすると思うのですが・・。

簡単なミュージアムショップがあったものの、ここでの販売品の種類は少なめ。ちくま文庫などの宮沢賢治関連書籍や一部絵本も販売されていました。
喫茶室もあってゆっくりして行ければいいのですが、時間もないので移動します。


時間もないので30分強ほどと駆け足で賢治記念館を見物して次は記念館に隣接する山猫軒に行きます。
こちらは「注文の多い料理店」をイメージしたレストランと土産物屋。



「どなたもどうかお入りください 決してご遠慮はありません。」
いやいや・・ここは遠慮しておかないと(๑´ㅂ`๑)後がタイヘン・・

ここの土産物売場では宮沢賢治グッズや山猫軒オリジナルぽいキャラクター化された猫と宮沢賢治作品をテーマにしたグッズなども販売されています。
レストランは宮沢賢治作品をイメージした料理なども出していて、最初に来た時はここで昼食を食べたのですが時間がないので今回はパスします。
ちなみに新花巻の駅前にも普通の建物ながら支店があるようです。



賢治記念館と山猫館の間からイーハトーブ館に向かう下に降りる道があって、途中には宮沢賢治が設計した花壇や日時計があるようなんですが、冬季閉鎖中。一応雪用の靴を履いてきたとはいえ、この雪の階段を降りるのも不安があります。



来た時にタクシーで通った坂道を降りて賢治記念館口のバス停のところまで来るとなんと覆いのある木製の階段を発見。20年前に来た時はなかったような気が・・。全く記憶にないです。

山猫館の裏から階段で降りれたようですね。バスで来るとこの大雄山最乗寺の奥の院ばりのこの階段を上ることになるのでそれはそれで大変そうですね。

次はこの向かいにある童話村を見学します



2024/3/20 18:34(JST)
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