」として、宝くじの当選確率について考えていきたいと思います。宝くじと言えば庶民の夢、「どうせ当らない」「買わなきゃ当らない」とか色々言われますが、沢山買っている人もあまり買わない人も、もし1億円当たったら・・とか○千万円当ったら・・とか色々想像したりもしたりするもの？？
高額当選するとどこからか話が伝えもれて、親戚が急に増えるとか、宗教団体や自称慈善団体から寄付くれくれと迫られるとか、本当なのか都市伝説なのか
高額当選をしたことがない人には判断が付かない話も聞こえてきます。千万円単位とか億単位の高額・超高額当選も、もししたら凄いですが・・・、このクラスになると交通事故で死ぬよりも確率が低いとも言われるレベル、10～100万クラスの中額当選でも当れば凄い嬉しいし、このクラスなら高額当選よりも手が届きやすいかも？？
ということで、この中額当選で是非当選して欲しいところ
(10万と100万は大違いですが・・)また宝くじと似たシステムのサッカーくじtotoのBIG（自分で予想するのではなく、システムがランダムに決めるタイプ）もBIG・BIG1000・miniBIGと3種類あります。
今回は、色々な種類があるなかで、どれを買えば一番中額当選の可能性が高いのか考えていきます。
宝くじに関しては、ロトやナンバーズの数字選択式や買ったその場で当落が分かるスクラッチ式もありますが、これらは私はあまり好きではないので、あまり買ったことがないです。
さて前置きはこの辺りで本題に入るとします
まず宝くじについて考える前に踏まえておきたい点の一つが「配当率」とも呼ばれる、販売額に対する当選金の割合。販売額から当選金を引いた残りがいわゆるテラ銭とも言う収益金となり、宝くじの場合は印刷・販売コストや公益事業に使われることになります。
宝くじの場合配当率は2012年度の実績で46.9%
サッカーくじことtotoも50%程度
実に販売額の半分強が売主側の取り分になる、売る側には原価率が低く美味しい商材ともいえます。
これが競馬や競輪などの公営ギャンブルでは75%と宝くじに較べるとかなり高率な薄利多売な？商材に。
宝くじは当選金にかかる所得税が非課税、一方で公営ギャンブルでは課税されるといった差もあり、高額当選の際には所得税も無視できない額になるので一概には言えませんが、
「宝くじを買うなら馬券を買った方がいい」
と言ってしまっても元も子もないので、今回は宝くじ・totoBIGを前提で考えて行きます。
配当率に関しては自分で計算しても分かりますが、詳細は宝くじ公式サイトでも解説されています。
宝くじ公式サイト＞宝くじについて
http://www.takarakuji-official.jp/educate/about/proceeds/index.html
今回はナンバーズやロトなど数字選択式やスクラッチではない通常の宝くじについて考えて見るとします。
一口に宝くじと言っても、「1等前後賞あわせて6億円！」みたいな1枚300円のジャンボ宝くじから、1枚100円・200円の自治宝くじなど色々な種類がありますが、どの宝くじでも配当率（46%程度）の金額を元手にして、1等以下各等の当選金を割振っていきます。
必ず末等は発売額と同じ金額でかつ10分の1(10%)の当選確率で設定されていますが、それ以上の各等の当選金額や確率はそれぞれ。
宝くじの券面の裏側を見ると、このように発売枚数に対する各等の当選金と当選本数が書いてあります。
この宝くじは1枚100円の宝くじ。
600万枚辺り1等1000万円の当選本数は2本。よって1等が当る確率は300万分の1ということが分かります。
100円・200円・300円と色々な種類の宝くじごとにこの発売枚数と当選金の関係を調べてみると・・・
まずは100円宝くじ
1等の当選金額が1000～2000万円とジャンボに較べると低いものの1枚100円で気軽に買えるのが魅力かも？？月に数回発売されるので買いやすいタイプです。
第2313回関東・中部・東北自治宝くじ
こちらが1等1000万円の東北・関東・中部の各県と政令市が発売している、「関東・中部・東北自治宝くじ」1等の当選確率はもう小数点以下の0を数えるのが面倒な数字ですが・・・、小中額当選狙いとして重要なのは10万円以上・1万円以上の当選確率
この宝くじでは10万円以上の当選確率が0.005%（2万分の1）、1万円以上だと0.115%(870分の1)の確率で当ることが分かります。
第2254回東京都宝くじ
こちらは同じ100円くじながら1等が2000万円の東京都宝くじ10万円以上当選確率が0.002%(5万分の1)と上の自治宝くじに較べると半分以下。同じ100円宝くじでも当選確率が全然違うのが分かりますね。
「地域医療等振興自治宝くじ」など他の100円宝くじを見てみましたが、1等1000万円は同じでも2等以下の各賞の金額や配分が違うので、それぞれ当選確率が変わっています。
第2319回関東・中部・東北宝くじ
こちらは200円宝くじの例10万円以上当選確率は、最初の関中東自治くじと同じく2万分の1ですが、1万円以上当選確率は少し高くなっていますね。5万円2400本の夏キラキラ賞の設定が効いているのか？？
さて次に有名な1枚300円のジャンボ宝くじも見てみるとします
今年2014年夏は1等4億円のジャンボの他に、1等6000万円のジャンボミニも発売されました。
第664回全国自治宝くじ（2014サマージャンボミニ）
こちらがサマージャンボミニ第663回全国自治宝くじ（2014サマージャンボ）
こちらがサマージャンボ小中額狙いならジャンボミニの方が・・・と思いきや、100万円以上の当選確率はジャンボの方が3倍以上高く、10万円以上の当選確率をは両者共に同じぐらいのおよそ5万分の1。更に1万円以上で見ると4等1万円が1000分の1の確率で設定されている、ジャンボの方が高いのが分かります。
これならもしもの高額当選の可能性に期待・・も含めて、普通のジャンボを買った方が良い気がしますね。両方同じ300円なので尚更。
ジャンボではなくジャンボミニを買う意義があるとすれば、1000万円以上の当選狙い（ジャンボミニの1等6000万円狙い）で買う場合のみ。
私はこれを知らずにジャンボミニを買ってしまいちょっと残念な気分です
といっても1枚だけですが・・・中額当選狙いを考える上でこの1枚をどう買うかも重要。ちなみにジャンボ・ジャンボミニに関しては他の宝くじとは異なり、ユニット制というものが採用されています。
これはジャンボ宝くじの付版方法として通常、100000番～199999番の10万枚を1組として、更に01～100組までの100組の10万枚×100組の1000万枚を発売。
これでは1000万枚しか売れないので、購入者がとても多いジャンボくじではすぐに売切れてしまいます。
なので、この1000万枚の組を1ユニットして、複数ユニットを売って需要に答える仕組みとなっています
（このシステムはくじの裏面に書いてあります）
今年2014年夏のサマージャンボくじは当初26ユニットの予定が最終的に40ユニット発売されたそうです。よって同じ番号のくじ券はユニット違いで40枚存在する事になることになります。
上記の表（宝くじ裏面の記載）の当選本数や発表される当選番号が1ユニット(1000万枚)辺りのもの。
サマージャンボ1等4億円の当選番号の「09組180594番」の券はこの世の中に40枚存在する事になります(最終的に売れ残っての破棄分は考えないとして)
ちなみに宝くじの当選確率の話ではよく「高額当選がよく出る売場」のような話も出ますが、単に確率論の問題、発売枚数が多い売場はそれだけ当選が出やすいだけの話。だと私は思っているので気にしません。
私の場合はどちらかと言えば、ちょっと旅行とかお出かけで現地で記念に買うような方が好きですね。
さて、今回100円・200円・300円の各通常宝くじの当選確率を見てきましたが、今回算出した当選確率は全て1枚辺りの当選確率。
しかし同じ予算で宝くじを買うなら、300円を1枚買うのと100円を3枚買うのでは違うはず。「100円当り当選確率」こそが重要になってきます
次回はこの辺りの金額当りの当選確率の違いと、宝くじと似たシステムのサッカーくじ（toto）のBIGの当選確率も見ていきたいと思います。
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2014/8/17 23:03 (JST)
＜次回に続く＞
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